2017年08月21日

許可取り消し半年で32件 P業界と比較して思う

トラック運送業界の話ですが、許可取り消し処分の件数が増加しているというニュースです。
それにしても半年で32件とは。。。

人命にかかわるので厳しいのは当然としても、P業界に比べるとすごい件数です。
依存症も間接的には人命と無関係ではないですけれど。

自動車メーカーは嘘をついたら罰金2億円となりました。
世の中全体が企業に対する処分を強化させつつある中で、P業界だけが過去との比較をぶつくさ言っているわけにもゆきません。

「100%ルールを守りたいが、それでは仕事をこなしきれない。うちでは80%ぐらい守っているが、ほかはもっと低いのではないか」

このコメントは冒頭のニュース記事にあったものです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ17HQW_Y7A810C1000000/

ルールを完璧に守ろうと本気で思っている人。
うらやましいです。が、それはたまたま、そういう立場にいるからそう思えるのです。

その一方で、「バレなければいい。」という人。
それだけではだめです。企業人として。

ちなみに、私が見ているP業界の風景は、
「守れそうなところは守る。守れないところは無視する。」

広告宣伝規制違反なんて、たいしたことないのに、そこばかり。
多くは指示処分ですよ。優しいものです。

本当に怖いのは「許可取り消し」。
いや、「書類送検」と言った方が正確でしょう。

書類送検は最近P業界で急増していますが、本気の「取り調べ」を受けます。
「調査」とぜんぜん違いますからね。体験してみないと怖さがわからないようです。

深刻な課題について、考えても意味がないと思っている。
または、他社も同じ状況だろうから(本当は違うかも)大丈夫だろうと思っている。

現場は許可取り消しより指示処分を恐れていませんか。上から叱られるのが怖いから。
自分が処分を受けなければよいという人にとっては、会社の命運はまた別の話。

そんな軽い気分のままで風営法の研修とかしてしまって、いいのでしょうか。
総合的な目線を持たない状態で、風営法を細かく解説せよとか言われましてもね。。。

知識はある。でも守ってない。
それって、悪質だってことですよね。

指示処分ではすみません。
でもそれはどうでもいいことなんですね。。。

ちょっと怖いことがあったから一度研修をしてみよう。
そして、一回やったらそれっきり。

企業の未来を考えますと、そういうことではいけません。
会社として計画的に、そして覚悟してやっていただかないと、私どもとしてはお役に立ちにくいです。

計画的な研修を実施するのは人手不足で大変でしょうけれど、トラック業界よりも余裕のない状況でしょうか。




posted by 風営担当 at 10:37 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年08月14日

「悪質な違反」について思う

裏ロム仕込んだわけでもないのに、ちょっとした手続き上のミスでも無承認変更。
そして書類送検と行政処分。

そんなことが起きる時代になりました。
数年前なら想像もつかなかったことです。

それでもまだ。
「営業停止になったって?よほど悪質なことしたんだろう。ウチには関係ないよ。」
こういう話はよく聞きます。でも私には、全然うなづけません。

「悪質なこと」ってなんだろう。
摘発する人たちはホール業界とは異なる目線と感覚をもってのぞみます。

業界の皆さんがなんとなく悪質だと思っていること。
裏をかえせば、「悪質ではない」と思っていること。

それは、行政側の目線とかなりずれているように思います。
たかが部品変更。たかが調整。

それで営業停止。どころか許可取り消し。店舗全滅。
そういう時代になってきてます。

分社化。重要ですねえ。
でも、認定機の運用が難しくなります。

悩ましいですねえ。




posted by 風営担当 at 12:38 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年08月07日

愛知で条例改正あり

愛知県では風営法施行条例が改正され、改正条例は来たる10月1日から施行されます。
http://www.pref.aichi.jp/police/shinsei/fuei/hoan/kaisei280623.html

改正部分は次のとおり。

条例第9条(風俗営業者の遵守事項)第2項第2号

(旧)営業所で賭博類似行為その他著しく射幸心をそそるおそれのある行為をし、又は客にこれらの行為をさせないこと。

(新)営業に関し、賭博類似行為その他著しく射幸心をそそるおそれのある行為をし、又は営業所で客にこれらの行為をさせないこと。

「著しく射幸心をそそるおそれのある行為」に対する条例規制は、多くの地域においては風営法の抜け穴をカバーする「伝家の宝刀」的な役割がありますが、愛知県条例では他の多くの地域と異なり、「営業所で」というシバリがあったため、ネット上の広告宣伝に適用できなかったところ、今回の条例改正で適用できるようにするということです。

その後どうなるかは、また別のところで会員向けに解説しようと思います。


posted by 風営担当 at 11:54 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年08月04日

風営法初級テキスト改訂版のお知らせ

元々誤字が残っていて気になっていたのですが、このたび文字の是正とともに、平成30年2月施行予定(未公布ではありますが)の改正規則に対応した内容に改訂しました。

とは言っても、規則改正の影響を受ける部分はごくわずかでした。
管理者業務の追加と遊技機の基準のところです。

契約者様向けには以下のサイトで最新版をダウンロードできるよう設定しておりますが、IDとパスワードが必要です。

http://nozomi-soken.jp/benri.html
ページの下あたりの「風営法初級テキスト」の欄に初級テキストのPDFファイルへのリンクがございます。

過去の研修でテキストをご利用になった企業様にも最新版を提供いたしますが、ご契約ID等をお持ちでない企業様には、別途弊社担当者にお問合せいただければメール添付で提供いたします。

ダウンロードされたファイルが無事に開けない等の不具合がある場合も弊社にお問合せください。

いずれ「風営法関係資料集」(いわゆる法令集)も改訂します。


posted by 風営担当 at 09:43 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年07月28日

ハラスメントはリスクの温床 ハラスメント研修実施してます(のぞみ総研)

ホール営業のリスク対策は社内のコミュニケーションと密接にかかわります。

法令の理解度は個々人ごとに異なるうえ、現場のささいな現象や業界の最新情報、店舗特有の弱点なども適切に共有していただかないと、重大な法的リスクを抱えることになります。

立ち入りの際に、お役人のちょとしたセリフを聞き逃したり、聞いたけど店長に伝わっていなかったり。

問題があると思っていたけど、言い出しにくくて黙っているうちに、通報されて警察が来たとか。

各人がそれなりに法令を理解しているつもりでも、それだけでは法的トラブルを回避できないのです。

こういった話は、ハラスメント問題と密接にかかわっています。
ハラスメントが横行している職場というのは、要するにコミュニケーションが不十分なのです。

一件本音を話し合っているようでも、実態は上司へのご機嫌取りにすぎなかったり、否定的な発言がNGな雰囲気だったりして、ハラスメントが起きても表面化しなかったり、適切な対策を講じないまま巨大なリスクを発生させたりします。

ハラスメントの有無は法的リスクのバロメーターです。
ならば、ハラスメント問題の解決もコンプライアンスとセットで解決するべきでしょう。

ということで、弊社ではかねてより「ハラスメント対策研修」も行っています。
90分から2時間程度でおねがいしていますが、実施後のご相談にも対応しています。

なお、ハラスメント対策は経営トップの方々から率先してスタートしていただきたいです。


posted by 風営担当 at 13:17 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年07月24日

風営法の条文を読ませない人々

「風営法の研修」と言ったら、どんな内容をイメージされるでしょうか。

一般的には、「風営法のルールの解説」をイメージされるでしょう。
風営法はこうなっています。という条文の解説をよろしく、とよく言われます。

しかしながら、そんなことはネットで調べればわかるでしょうし、関係資料はお店に備えていますよね。

「いや、うちの社員はそんなの読んだりしてませんよ。やっぱり専門家に教えてもらわないと・・・」

なるほど確かに、研修の際、参加者の皆さんに共通するのは、<ほとんど全員が条文を見たことがない>と答えること。

「難しい文章なんて読めませんよ。」と。

そうですか。それで解説書というものが必要で、もっとたくさんの文章を読ませてしまうんですね。

条文のほかに解説書も読まなければならない。。。
で、読んで理解できましたか? そもそも、読みました?

これやっていいですか?ダメですか?
それだけは刷り込まれています。

そして、違法ではないのに恐れたり、本当は違法なのに堂々とやっていたり。

行政は法令を見て指導しています。
解説書なんて見てません。そして、「解説書どおり」ではなかったりします。

権力は法令で動くのです。
だから、こっちも法令を条文で見ておかないと、イザ、というときに失敗します。

条文を中心に理解した方が、目に映る文字数は少なくて済みます。
必要な時に確認すればよいのです。暗記はやめましょう。

その代わり、私が言いたいことをきちんと理解してもらいたい。
それは暗記ではなく、コンプライアンスの現実と、それへの接し方。

これをご理解いただくには、それなりに時間がかかりますが、意味はあります。

私が言いたいことはたくさんありますが、それらは次のことを前提にしています。

 <人はルールを完璧に守ることはできない。>

 <ルールの解釈はいろいろあるし誤解もされる。>

 <ルールを守るだけでは自分を守れない。>


このような現実を踏まえて、「ならばどうする?」という話をしています。

ただし、一般公開のセミナーでは本音を言いにくいので、なるべく閉鎖された空間でお話ししたいです。




posted by 風営担当 at 11:47 | 風営法一般

2017年07月13日

規則改正案について思う

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=120170011

上記のとおりで、風営法施行規則と検定規則を改正します。
これらはパチンコ業界にのみ関わる問題なので、それ以外の業界の方々には影響しません。

当初推測されていた「賞品の価格上限の改正」は無くなりまして、遊技機の性能規制の強化と、管理者業務が一つ増えたということ。

遊技機の設定といわゆる管理遊技機(出玉情報等を容易に確認できる遊技機)については、文言の定義づけとルール設定が追加されたりしました。

そして肝心の経過措置(付則部分)については詳細が不明です。
改正概要のうち、経過措置に関する部分を以下に抜粋します。

経過措置
現行基準による認定を受けた遊技機又は検定を受けた型式に属する遊技機(経過措置により、施行日後、現行基準での認定又は検定を受けるものを含む。)について、附則で定める各起算日から3年間は、引き続き営業所への設置を認めることなどを規定する。
以上

施行日は来年2月1日です。
どの型式までが、認定申請による設置延長が可能なのか。

都合よく解釈すると、かなり広範囲で適用できそうな気もしますが、そうなると年末年始は申請事務が多忙になりそうです。

それはさておき。
現在設置中の機械は全部撤去だ、というノリになっているようですが、果たして実際にそうなのか、私は法的な論点として確認できていません。これについては余計なお世話かもしれないので、ブログ上でのこの話はここでやめておきます。

契約者の皆様へはこういった規則改正の場合、弊社から速報で情報発信するところですが、今回は事前に情報が流れていたし、パブコメで公開された規則改正案にはいまだ整理のつかない部分があるので、今回はまだお知らせをしておりません。

さらに余談ですが、検定認定期間中につき施行日以降も設置が認められた機械の部品変更については承認が得られるようです(たぶん)。







posted by 風営担当 at 10:13 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年07月10日

風営法初級テキストでの研修(のぞみ総研)

いきなり余談で恐縮ですが、風営法規則改正については、そろそろパブコメがでるでしょう。
さて、本題です。

弊社では、以下のサイトで「風営法初級テスト」を公開しております。
ブラウザや端末の状況によっては使用できないときがありますので申し訳ないです。

風営法初級テスト
http://nozomi-soken.jp/test.html

アクセス制限がありますが、毎週火曜日に配信される無料メルマガ「P店法務チェック」の末尾でIDとパスワードを掲載しております。

この「風営法初級テスト」に合わせて、「風営法初級テキスト」も用意しております。
ぜひとも、両面印刷の左綴じでお願いします。<(_ _)>

最近は、この「風営法初級テキスト」を用いた研修をよく行っています。
店長クラスの方にとっては、「初級」という言葉に抵抗感があるやもしれませんが、タイトルが「初級」であっても私が伝える内容は「初級」にはなりません。

対象者の職階と時間配分に合わせて工夫しています。
新人スタッフが相手なら2時間でも充分ですが、店長さんが相手なら4時間は必要です。

店長さん向けの内容なら、「初級」を素材にして「法令の見方・考え方・使い方」を伝えます。

その様子をご覧いただいてから、その後の研修計画をイメージしていただきます。
つまり、「本来我々が身につけておくべき理解」がどれほどの深さのものかをご理解いただく必要があるのです。

今の日本社会のコンプライアンスは、我々の意図を離れて、とても複雑怪奇な状況に陥っています。
その現実の中で各自が責任とリスクを負って業務を遂行してゆくためには、様々な見識や配慮が必要であって、暗記で済むような気軽な話ではないのです。

ホール業界に限ったことではないですが、日本社会を取り巻く深刻な現実を肌身に感じておられない人とは、研修計画の話をしても、どうにもしっくり来ないものです。

そのあたりの問題を背景にした風営法初級研修ですから、「初級」といえども、それなりの深さがあります。
ホール業界はいま大変なことになっていて、未来がわかりにくい状況ですが、「法やコンプライアンスの考え方」は、いつ、どの業界においても、身につけておくべき普遍的な課題です。

ご依頼があれば、全国どこでも喜んでお邪魔いたします。






posted by 風営担当 at 11:40 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年07月03日

レストランの客引きでも風営法違反

六本木のケバブ屋さんが客引きをしたとして風営法違反で逮捕されたというニュースがありました。
レストランが風営法違反というのは意外でしょうね。

普通の飲食店のほかいろいろなサービス業が風営法の規制を受けているというネタを、もうずいぶん昔に以下のサイトに掲載しました。

月刊総務オンライン
http://www.g-soumu.com/column/ct05/cat355/cat356/

今や風営法は、風俗営業と縁が薄そうな業種にも広く影響しているのですが、適用を受ける機会が少ないので、あまり知られていません。

今回のように、通行人からの苦情が重なったりすれば、飲食店でも風営法が活用されることがありうるということです。
とは言っても、すべての飲食店が規制の対象になるわけではありません。

なお、この話は風営法についてのことですから、条例による客引き行為の規制は別の話ですからよろしく。

さて、風営法では深夜に営業している飲食店営業について、風俗営業者に準じる規制を課している部分があります。

一応条文を載せますと、以下のとおり。


第三十二条  深夜において飲食店営業を営む者は、営業所の構造及び設備を、国家公安委員会規則で定める技術上の基準に適合するように維持しなければならない。

2  第十四条及び第十五条の規定は、深夜において飲食店営業を営む者について準用する。この場合において、これらの規定中「その営業」とあるのは、「その深夜における営業」と読み替えるものとする。

3  第二十二条第一項(第三号を除く。)の規定は、飲食店営業を営む者について準用する。この場合において、同項第一号及び第二号中「当該営業」とあるのは「当該営業(深夜における営業に限る。)」と、同項第四号中「業務」とあるのは「業務(少年の健全な育成に及ぼす影響が少ないものとして国家公安委員会規則で定める営業に係るものを除く。)」と、同項第五号中「十八歳未満」とあるのは「午後十時から翌日の午前六時までの時間において十八歳未満」と、「を営業所」とあるのは「を営業所(少年の健全な育成に及ぼす影響が少ないものとして国家公安委員会規則で定める営業に係るものを除く。)」と、「第二条第一項第五号の営業に係る営業所にあつては、午後十時から翌日の午前六時までの時間において客として立ち入らせること」とあるのは「保護者が同伴する十八歳未満の者を客として立ち入らせる場合を除く」と読み替えるものとする。

抜粋おわり


上記の風営法条文は第32条です。
その第3項では、深夜営業飲食店は風営法22条1項(3号のぞく)の適用を受けるという意味のことが書いてあります。

22条1項には客引き禁止が明記されています。

つまり、ニュースのケバブ屋さんは夜0時を過ぎた時間帯に摘発されたのではないかなと思います。
ニュース記事では逮捕時間の記載がないのですが、これ以外に風営法を適用できる場合がないのです。

言い換えれば、客引き行為が昼間に行われていたら、風営法は適用できなかったと。
条例違反なら、より軽い処分になったでしょう。

さて、これはあくまで私の推測にすぎませんからね。



posted by 風営担当 at 10:20 | 飲食店業界

2017年06月26日

激変時のリスク計算を

大方の皆様はすでにご承知でしょうけれど、風営法関連法令の改正が予定されているらしいような気がします。

詳しいことには触れませんが、遊技機の射幸性が大幅に低減される覚悟が必要です。

大衆娯楽としての、つまり、風営法の枠内で存続できる、あるべき姿の射幸性で営業するということです。

「賭博と一線を画する営業」であるために必要な要素を念頭に置かれてのことです。

そのことは、何年も前から、行政講話でも通達でも、何度も何度も予言されてきたことです。

遊技性能とその変更の問題。

賞品流通の問題。

二つ同時に重要課題になっていますが、今は激変期。

「今までは大丈夫だったけど」は捨てましょう。

業界も行政も、どんな変化が起こるかわからないシーズンです。

これほどの激変ですから、そこのところのリスクを重く見積もるべき時期に来ています。





posted by 風営担当 at 11:07 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場