2017年09月18日

未来が「今まで」と同じ?

「知っている」だけでは意味がないですよ。

セミナーではそういう話をよくするのですが、実際のところ、どうでしょう。

部下に「わからせる」も大事だし、「具体的にやらせる」又は「やらせない」も重要です。

しかし、これはとても難しいことで、今すぐやろうと思ってもすぐにできないことがあったりします。

だって、どの程度まで「わかってくれたか」がわかりにくいのですから。

「わかってるふり」も「わかってるつもり」も、わかっていないのなら意味がない。

ですから、リスクの軽重を分析して、優先順位、つまり時間やコストの配分にメリハリをつけて対応したらどうですか?と提案します。

全てを今すぐ完璧にする。

それができれば結構ですが、現場にプレッシャーを与えるだけで、実際には何も実現できなかったりします。

その結果は行政処分をもって気が付くことになります。

例えば、、「何してるの?目押しでしょ。」
と聞かれてスタッフさんがどう答えるか。

指示処分程度なら、まだマシではあります。
目押しなんて、たいした問題ではありません。

怖いのは無承認変更です。機械について質問されたら、なんと答えますでしょうか。

営業停止? ないない。ウチの県はきびしくないもの。。。

そうですか。
未来が「今まで」と同じだったらいいですね。

世の中も、役所も、常に変化しているのですけれど。


posted by 風営担当 at 19:27 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年09月12日

東京都受動喫煙防止条例のパブコメ募集

以下のとおり、東京都では受動喫煙防止条例の基本的な考え方が示され、これについてパブリックコメントが募集されます。

東京都受動喫煙防止条例(仮称)の基本的な考え方についてご意見を募集します
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/09/08/09.html

これだと、都内の社交飲食店、マージャン店、パチンコ店、ゲームセンターはほとんど規制を受けそうです。

飲食店の例外規定がありますが、未成年者を立ち入らせない店なんてほとんどありませんし、30平米以下というのもかなり小さいです。

それでも、今後は未成年者を入店させないスナックやバーが増えることになるのでしょう。

あとは取り締まりがどの程度行われるのか。
保健所さんは結構やさしいですから、夜のお店がどう反応するやら。

そもそも深夜の立ち入りは大変なご苦労です。
あまり厳しい規制をつくっても、誰も守らないようなことになれば、正直者が馬鹿を見る結果になります。

そういうことにはなってほしくないのですが。。。

posted by 風営担当 at 09:57 | 飲食店業界

2017年09月07日

広告屋さんの話を真に受けないでね

「店長がまずは知っておくべき風営法」

地方のホール業界団体様からのお声かかり講演はこんなテーマにしました。来週は九州です。

都内ではすごい件数で指示処分がでていますね。

法的判断は店長さん自らが行わないといけません。

広告業者さんの「うまい話」を信じたところで、違反処分を受けるのはホールさんです。

仕事を取るためにいろいろ言うのは広告屋さんの勝手ですが、ホール業界のコンプライアンスにとっては迷惑な話です。

広告業界でチラシの判断基準を作るなんてことは、あまり意味がないのでやらないと思いますが、そもそも広告屋さんの仕事は広告業ですから、ホールのリスク問題に首を突っ込まない方が、広告とホール、両方の業界にとってよろしいかと思います。

研修ではくどくど申し上げていますが、「総合的なリスク判断」ですよ。

<広告規制で違反かどうか>

そういう狭くて単純な目線ではダメです。

総合的にリスクを分析してください。行政の思惑、地域の状況、最近の情勢、自店と会社の違反歴。

危ない橋を渡っていい時と、慎重になるべき時があります。
それは企業にとって、ホールにとって、それぞれ異なることなのだから、一般論で考えても意味がありません。

なのに、違反じゃなければ大丈夫とか、指示処分を受けなければ大丈夫とか。。

そういう発想では会社を守れません。会社がどうなっても構わないなら話は別ですが。。。

私の研修では、風営法の条文解説はほとんどいたしません。「考え方」を解説します。

知識も情報も、正しい考え方があればスマホで取り出せるのですから。



posted by 風営担当 at 18:14 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年09月04日

パブコメ募集結果と経過措置と

パブリックコメントに対する意見募集結果が出ました。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=120170011&Mode=2

気になる点は次のところ。末尾にあるのですが。

「改正規則の施行後は、営業所に設置されている遊技機のうち、経過措置の対象とならない遊技機であって、著しく射幸心をそそるおそれのあるものとして改正後の施行規則第8条で定める基準に該当する遊技機については、これを営業所に設置して営業することはできません。」

これはすなわち、改正後の施行規則第8条で定める基準に該当しない遊技機については、これを営業所に設置して営業することができる、ということですね。当たり前なのですけれど、それでも一応気になるポイントです。

では、基準に該当するかどうかは、どのように判断するのか。
ホールが勝手に判断して、<これは大丈夫だと思うので撤去しない>

それで良いわけないので、それなりの情報が出てくるのだと思います。たぶん。
一方で、改正規則が経過措置付きで官報にでました。

パブコメ募集当時は経過措置は載っていませんでしたので、これでようやくおおやけになりました。
さて、内容は推測どおりでしたが、相変わらずわからないのは、施行日時点で認定申請中の遊技機について<いつ認定するのか>ということ。

認定日から3年は旧基準適用ということはわかっているのですが、認定日が「認定申請を受理した時期」なのか、「検定有効期間が終わった日」なのか。つまり、検定期間につなげるのかつなげないのかが不明です。

もう一つは、検定キレをまたずに認定申請ができるのかどうか。
過去の運用が今回も適用されるとは限りません。まさか、各公安員会の判断になるのか。。

認定申請のルールはおおざっぱなので、いろいろありえるところ。具体的なイメージがわかないので困っているところです。

明らかになれば、それなりの方法でお知らせがあるでしょう。


posted by 風営担当 at 17:02 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

遊技機の基準に問題があったのかな

パチンコ依存を有する「おそれ」のある人の推計が40万人だったという社安研の調査結果のことです。

「おそれ」を含めての推計なので、すでに依存しているとされる人数はもっと少なく、篠原先生の推計では、注意喚起や予防的措置を要する人は2万人に満たないようです。

厚労省関連の研究班の論文の一部に記載されていた「ギャンブル依存症536万人」という数字が独り歩きして、依存症対策という理由でパチンコ業界ではいろんな出来事がありました。

確かにパチンコ遊技機の射幸性は風営法の主旨をいつの間にか逸脱していたと思いますが、これを是正するにあたっての分析も根拠も、かなりアバウトだったと思います。

今回の規則改正にしても、そもそも現行規則が依存症に対してどのように影響していたのかを検討されないまま行われます。

現行の遊技機基準自体が守られていたかどうかも定かではなく、その影響を確かめる期間もありませんでしたのに。

だからといって、現状に不満を言っても仕方ありません。

業界がもっと、もーっと早い時期に、依存症問題について自主的かつ冷静に取り組んでいたら、こういうことにはならなかったような気もします。

風営法のリスク対策も、起きてからではね。。。
かと言って、無駄な手間をかけてもいけません。

そういうことは次のブログで書きます。


posted by 風営担当 at 11:34 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年08月24日

国が喫煙室設置の飲食店に助成 というニュースについて思う

こんなニュースがありました。

喫煙室設置の飲食店に助成、国が工事費半額負担
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170823-00050071-yom-pol

受動喫煙対策の予算を前年度比5倍の55億円にして、その一部が助成金の予算に充てられるのだとか。

厚労省の正式発表かどうかわかりませんが、飲食店が喫煙室の設置に前向きなはずがないので、そのテコ入れとしての助成金なのでしょう。

詳しいことはわかりませんが、上限200万円で半額負担。
これで喫煙室の設置がどの程度促進されるものでしょうか。

私が見ている風景では、飲食業界は厳しい。
小規模店では半額でも負担は容易でないでしょうが、それでもないよりはマシなのか。

なお、風俗営業、深夜酒類提供飲食店、特定遊興飲食店においては、喫煙室設置に伴い客室の範囲が変わってしまう場合は構造設備の変更承認手続きが必要となります。

行政書士さんは仕事が増えてうれしい話なんでしょうか。
いやいや。飲食店の変更承認なんて、とっても面倒な手続きなので、好んでやりません。

変更の前後でどう変化したかを矛盾なく説明する図面を作るのは簡単ではないのです。
新規に許可を取る方が、よほど気が楽だったりします。

では行政サイドとしては・・・。
無承認変更は逮捕罰金もよくある重大違反ですから、こちらもある意味で稼ぎ場になるかもしれませんが、変更承認手続きでは現地調査もするし、面積変更のチェックも面倒。

その前に行政指導もせねばなりませんが、指導されたお店はいきなり営業中断を迫られたりします。

もし喫煙室を作るなら風営法の手続の必要性も検討しましょう。
脅しじゃなく、本当に逮捕罰金となることが少なからずありますから。






posted by 風営担当 at 18:50 | 風営法一般

2017年08月21日

許可取り消し半年で32件 P業界と比較して思う

トラック運送業界の話ですが、許可取り消し処分の件数が増加しているというニュースです。
それにしても半年で32件とは。。。

人命にかかわるので厳しいのは当然としても、P業界に比べるとすごい件数です。
依存症も間接的には人命と無関係ではないですけれど。

自動車メーカーは嘘をついたら罰金2億円となりました。
世の中全体が企業に対する処分を強化させつつある中で、P業界だけが過去との比較をぶつくさ言っているわけにもゆきません。

「100%ルールを守りたいが、それでは仕事をこなしきれない。うちでは80%ぐらい守っているが、ほかはもっと低いのではないか」

このコメントは冒頭のニュース記事にあったものです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ17HQW_Y7A810C1000000/

ルールを完璧に守ろうと本気で思っている人。
うらやましいです。が、それはたまたま、そういう立場にいるからそう思えるのです。

その一方で、「バレなければいい。」という人。
それだけではだめです。企業人として。

ちなみに、私が見ているP業界の風景は、
「守れそうなところは守る。守れないところは無視する。」

広告宣伝規制違反なんて、たいしたことないのに、そこばかり。
多くは指示処分ですよ。優しいものです。

本当に怖いのは「許可取り消し」。
いや、「書類送検」と言った方が正確でしょう。

書類送検は最近P業界で急増していますが、本気の「取り調べ」を受けます。
「調査」とぜんぜん違いますからね。体験してみないと怖さがわからないようです。

深刻な課題について、考えても意味がないと思っている。
または、他社も同じ状況だろうから(本当は違うかも)大丈夫だろうと思っている。

現場は許可取り消しより指示処分を恐れていませんか。上から叱られるのが怖いから。
自分が処分を受けなければよいという人にとっては、会社の命運はまた別の話。

そんな軽い気分のままで風営法の研修とかしてしまって、いいのでしょうか。
総合的な目線を持たない状態で、風営法を細かく解説せよとか言われましてもね。。。

知識はある。でも守ってない。
それって、悪質だってことですよね。

指示処分ではすみません。
でもそれはどうでもいいことなんですね。。。

ちょっと怖いことがあったから一度研修をしてみよう。
そして、一回やったらそれっきり。

企業の未来を考えますと、そういうことではいけません。
会社として計画的に、そして覚悟してやっていただかないと、私どもとしてはお役に立ちにくいです。

計画的な研修を実施するのは人手不足で大変でしょうけれど、トラック業界よりも余裕のない状況でしょうか。




posted by 風営担当 at 10:37 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年08月14日

「悪質な違反」について思う

裏ロム仕込んだわけでもないのに、ちょっとした手続き上のミスでも無承認変更。
そして書類送検と行政処分。

そんなことが起きる時代になりました。
数年前なら想像もつかなかったことです。

それでもまだ。
「営業停止になったって?よほど悪質なことしたんだろう。ウチには関係ないよ。」
こういう話はよく聞きます。でも私には、全然うなづけません。

「悪質なこと」ってなんだろう。
摘発する人たちはホール業界とは異なる目線と感覚をもってのぞみます。

業界の皆さんがなんとなく悪質だと思っていること。
裏をかえせば、「悪質ではない」と思っていること。

それは、行政側の目線とかなりずれているように思います。
たかが部品変更。たかが調整。

それで営業停止。どころか許可取り消し。店舗全滅。
そういう時代になってきてます。

分社化。重要ですねえ。
でも、認定機の運用が難しくなります。

悩ましいですねえ。




posted by 風営担当 at 12:38 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年08月07日

愛知で条例改正あり

愛知県では風営法施行条例が改正され、改正条例は来たる10月1日から施行されます。
http://www.pref.aichi.jp/police/shinsei/fuei/hoan/kaisei280623.html

改正部分は次のとおり。

条例第9条(風俗営業者の遵守事項)第2項第2号

(旧)営業所で賭博類似行為その他著しく射幸心をそそるおそれのある行為をし、又は客にこれらの行為をさせないこと。

(新)営業に関し、賭博類似行為その他著しく射幸心をそそるおそれのある行為をし、又は営業所で客にこれらの行為をさせないこと。

「著しく射幸心をそそるおそれのある行為」に対する条例規制は、多くの地域においては風営法の抜け穴をカバーする「伝家の宝刀」的な役割がありますが、愛知県条例では他の多くの地域と異なり、「営業所で」というシバリがあったため、ネット上の広告宣伝に適用できなかったところ、今回の条例改正で適用できるようにするということです。

その後どうなるかは、また別のところで会員向けに解説しようと思います。


posted by 風営担当 at 11:54 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年08月04日

風営法初級テキスト改訂版のお知らせ

元々誤字が残っていて気になっていたのですが、このたび文字の是正とともに、平成30年2月施行予定(未公布ではありますが)の改正規則に対応した内容に改訂しました。

とは言っても、規則改正の影響を受ける部分はごくわずかでした。
管理者業務の追加と遊技機の基準のところです。

契約者様向けには以下のサイトで最新版をダウンロードできるよう設定しておりますが、IDとパスワードが必要です。

http://nozomi-soken.jp/benri.html
ページの下あたりの「風営法初級テキスト」の欄に初級テキストのPDFファイルへのリンクがございます。

過去の研修でテキストをご利用になった企業様にも最新版を提供いたしますが、ご契約ID等をお持ちでない企業様には、別途弊社担当者にお問合せいただければメール添付で提供いたします。

ダウンロードされたファイルが無事に開けない等の不具合がある場合も弊社にお問合せください。

いずれ「風営法関係資料集」(いわゆる法令集)も改訂します。


posted by 風営担当 at 09:43 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場