2009年03月18日

次世代育成支援対策推進法

 次世代育成支援対策推進法が改正されます。と言ってもなかなかピンとくる人はいないかもしれません。従業員が301人以上の企業では、これまでも仕事と家庭を両立するために、行動計画を策定して、届出をすることが義務付けられていたのですが、それを従業員に周知したり、一般に公表したりする規定はありませんでした。そのせいか、この法律の認知度はいまひとつという面もありました。



 平成21年4月1日に施行される今度の法改正では、従業員301人以上の企業については行動計画を公表し、従業員に周知することが義務付けられることになります。さらに、これまで行動計画の策定は従業員が301人以上の企業だけに義務付けられていたのですが、これも今回の改正で従業員101人以上の企業まで拡大され、従業員101人以上301人以下の企業での行動計画の公表と従業員への周知についても平成23年4月1日以降から義務となります。



 例によって、これらの法規制は罰則を伴うものではないので、実効性という点からは疑問もありますし、形式的に行動計画を策定してカタチだけを整えるという動きも出てくるのではないかと思います。しかし、子育てに直結する法律だけに、市民への周知が進んでくるに従って、関心も高くなってくる要因を孕んでいます。企業では、自社の取り組みをよく検討して、実行可能で効率の高い行動計画を策定しなければなりません。
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2009年03月17日

「育休切り」流行中!

 急激に景気が悪化していることの影響で、育児休業中の社員を解雇したり、「戻っても仕事がない」と社員に伝えて退職を促したりする事例が増えています。育児介護休業法を見てみると、第10条で、「事業主は、労働者が育児休業申出をし、又は育児休業をしたことを理由として、当該労働者に対して解雇その他不利益な取扱いをしてはならない。」と規定されていて、解雇したり、減給したり、降格したりといった不利益な取り扱いを禁じています。もちろん、これは介護のための休業でも同じです。



 ですが、この法律には罰則がないため、当初からその実効性が疑問視されていました。今回の景気後退で、心配されていたとおり「育休切り」が多く発生しているということのようです。



 争うにしても、裁判では、時間がかかり、その上解雇と育児休業との因果関係を立証することは非常に困難ですし、仮に解雇を回避できたとしても、育児や介護のために、労働をセーブしなければならない社員にとっては、職場が「針のムシロ」状態にもなりかねませんから、実際には泣き寝入りすることが多くなります。



 以前、ある企業の経営者の方が、「こういった取り組みは剰余金などの内部留保の範囲内でしか実行できないし、業績の悪化傾向が顕著になれば、当然見直しせざるを得ない。」と発言していたのを思い出しました。企業の本音としてはそうだろうなと、理解できます。



しかし、罰則がなかったとしても「育休切り」は明らかに法令違反です。何かのきっかけで、企業価値を損なう大きなリスクがあるのです。



(imamura)


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2009年03月12日

出会い系喫茶の風適法による規制がはじまる

出会い系喫茶を風適法で規制、というニュースがありました。



問題視されて久しい出会い系サイトですが、警察庁が伝家の宝刀を抜いた、と思います。



風適法第2条第6項第6号にはこうあります。



六  前各号に掲げるもののほか、店舗を設けて営む性風俗に関する営業で、

善良の風俗、清浄な風俗環境又は少年の健全な育成に与える影響が著しい営業として政令で定めるもの




つまり政令で規制対象を追加できることになっていて、これは内閣の閣議決定で制定できます。

実質的に警察庁の広い裁量権を認めたもので、過去この規定は使われていませんでした。



もし閣議決定されれば、一定の期日をもって届出義務が生じますが、店舗型性風俗には厳しい地域規制があるため、実際に届出ができる店舗はゼロに近いと思われます。



しかし過去の経緯と法律論からすると、すでに営業している店舗については既得権を認める可能性があります。(たぶんそうなるでしょう)

しかし行政は既得権を認めたくないので、手続上はいろいろな問題点を指摘されて届出を認めないといったケースが想像されます。(過去もそうでしたから)



中にはかけこみで営業を開始しようとするケースも想定されます。

ぎりぎりで依頼を受けても間に合うかどうか請合うことはできませんから、一定の期間的余裕をもってもらわないと受任できません。

前回の風適法改正のときには、ぎりぎりの案件は断りましたが、他ではいくつかのトラブルを見かけました。

<早く安く>は、やらないことにしていますし、もし行政書士さんがこれを見ているなら老婆心ながら「安請合いはやめておきましょう」と言っておきますよ。



hino


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