2010年10月01日

たばこの交換時の端玉等の扱い

今日10月1日からタバコが値上げされますが、これにともなって、しばらく前からタバコ交換時の端玉(メダル)の清算方法について、組合方面からお達しが来ていたようです。



一玉20円の店で410円のタバコと交換する場合には



410÷20=20.5 となり、玉数を20個で交換するのか、21個で交換するのか、という問題があった点について、計算処理場上は「切り上げ」、つまり上記の例ならば「21個」と交換せよ、ということです。



そして、もしタバコ10個を求められた場合には、



タバコ1個なら20.5玉なのだから、その10個分ということで



20.5玉×10=205玉 というふうに計算せよ、となっています。



つまり、タバコの基本単価を変えるなということです。



この考えの背景にはもちろん「等価交換」という原則があるわけですが、「等価」という問題だけなら、「20玉」も「21玉」も、本来の等価である「20.5玉」という数値を基準にすれば同じ誤差になります。



それを全て「切り上げ」にするという判断には、風営法が賞品価格の上限として「1万円」を設定しているように、もっぱら賞品の価格に「上限規制」を設けて過剰な賞品提供を制限しようという思想が背景にあるのだと思います。



普通の業界であれば、お客様に損をさせるおそれがあるような計算処理はなるべく避けたいと考えるでしょうが、風営法としては逆の発想で、客にとって良いサービスは射幸心をそそるおそれがあるからよろしくない、という根本的な特異性があります。



もちろん、端玉等が発生した場合の対応として、小額賞品を取り揃えてつじつまをあわせよ、ということになっていますが、それについては「絶対に」ではなく「なるべく」又は「できるだけ」というような意味になっています。



さて、現場ではいろいろな疑問が生じているようで、たとえば

「端玉分の景品を客が受け取ってくれない場合はどうするのか?」

「自販機の場合はどうやって端玉を提供するのか?」

などの相談があります。



ホールとしては、客との契約に基づいて相応の景品(法的には賞品)を提供する義務があるわけですから、当然ながら端玉を無視するわけに行かないでしょう。



ですので、ホール側としては端玉分の小額賞品を用意し、それについて説明しておかなければなりません。

飴玉やチョコなどでつじつまを合わせようとしても、お客さんの方では「いらないよ。」という人が多いでしょう。



それでもホールとしては端玉のことを説明(又は表示)する努力をしておき、客がそれを無視、つまり権利放棄するならば、客との契約上の問題はない(又は少ない)と考えてよいでしょう。



自販機の場合では、

「玉、メダルの端数が生じることがありますが、端数分相当の小額景品を用意しておりますのでカウンターまでお知らせください。」

といった表示をするなどの工夫ができるでしょう。



とりあえずはそのようなことを考えてみました。
posted by 風営法担当 at 12:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類