2012年06月05日

牽強付会

ホール業界で話題になっている講話(5.22)の中で、「4つの慣習」について語られていたそうです。


◎4つの慣習

(1)違法な営業形態でも、たまたま摘発されなかったことをもって既得権と考える慣習

(2)それが法に抵触しかねないものであれ、「他のぱちんこ店と同じことをしないと損をするかもしれない。」と考える慣習

(3)法律で禁止されていても、牽強付会の解釈により、本来存在しないグレーゾーンを追及しようとする慣習

(4)営業の基本となる法律や通達をきちんと確認しない慣習

以上


まったくもって同感だと思ったのは私だけではないでしょう。

これらの慣習をただちに改めてほしいと言うお話ではありますが、言い換えれば、「もうこれらの慣習を無視して法令どおりに容赦なくやる覚悟だ。」という意味にも取れそうです。

特に、

 (4)営業の基本となる法律や通達をきちんと確認しない慣習

の部分は、以前から私どもも気になっていることであり、セミナーや研修では、「法律や通達の確認」をホールの方々に実践していただいています。

法令の根拠をいちいち自分で探し、発見し、確認してもらうという作業に慣れていただく。
これによって、徐々に自信が深まり、自分で考えようと言う気分が高まってくるもので、そのための資料集も制作し配布しております。
法律の理解は、イヤイヤやるよりも大勢で楽しく取り組んだ方が効率がよいのです。

さて、話は飛びまして、今回の講話の中で「牽強付会」という言葉が出ています。
こういった難しい言葉を見て、「わからん」ということで留まっていてはいけません。
「我々が試されている」とも言えるのです。

講話の内容を読み取るためには、その意味を調べ、「なぜこの言葉が使われたのか?」という点に興味がわかなくてはなりません。

「牽強」の「牽」は「比較的細いヒモみたいなもので何かをひっぱる」という意味で、「牽引(自動車などを引っ張る)」「牽制(注意を引く)」という単語でも使われています。

つまり「牽強」とは、「ヒモなどで強く引っ張る」という意味であり、「強く」とありますから、重い物をズルズルと引っ張っている様子を想像させます。

「付会」とは、字のごとく「付け・会わせる」ことであり、「物と物をくっつける」という意味になります。

要するに「牽強付会」からは、「重い物をズルズルと引っ張っていって、何かとくっつけている様子」を想像させますので、「無理に何かと何かをくっつけること。」とでも言いましょうか。

では具体的にはどういう場合を意味するのか。
それは皆さんのご想像に任せようと思いますが、一言で言えば「法律オンチ」の人が法律について考えた場合に生じる現象です。

これを直すには、法律の「暗記」ではなくて、思考の「訓練」が必要となります。
「法律オンチ」はホール業界に限ったことではありませんが、改善に向けてぜひ業界全体で取り組んでいただきたいと願っております。


posted by 風営法担当 at 11:03 | Comment(0) | パチンコ・ゲームセンター・遊技場