2013年04月25日

賞品価格の表示方法について思う

賞品の取り揃え状況について全国的に調査が行われるようです。

公安委員会は風営法にもとづいて風俗営業者に対し報告を又は資料の提出を求めることができます。
風営法の報告義務などについては別の項で書こうと思います。

今日のネタは賞品の表示方法です。
最近、これに関するお問合せが多かったし、今後さらにお問合せが増えそうなので。

さて、賞品価格の表示方法ですが、多くの場合は
「4円パチンコ 何玉、20円スロット 何枚」
といった具合の表記が多いようです。

地域によっては、これに金額を併記することもあるようですし、金額は記載しないこととなっている地域もあるようです。

賞品の金額を表記することは、「換金しているとの疑いを受ける」という理由でよろしくないという考え方もあるようですが、これについては<いかがなものか>という気もします。

では、風営法は何と言っているかというと、風営法では遊技料金の表示については触れていますが、賞品の価格表示については何も語っていません。
「等価で交換」することを義務付けている程度です。   

都道府県によっては、風営法施行条例の中で<賞品の提供方法の表示義務>を定めているところもありますが、賞品の価格表示に関するルールについては記憶がありません。

最近は遊技料金の体系が複雑になってきていますが、1パチ、4パチ、5スロ、20スロ・・・と、いちいちこんなに細かく表示していて、
「お客さんにとって、これでわかりやすいのだろうか?」
と思う場面をたまに見かけます。

私が思うに、お客さんが賞品を適切に選択できるようわかりやすく表記していればよいのであって、その表記方法は状況に応じて柔軟に選択すればよいのでないかと思います。

ですので、「こんな表示方法で大丈夫ですか?」というご質問には、
「お客様から見てわかりやすければよいと思います。」
と答えたいところです。
行政庁の考え方も、おそらく大方はそのようなご意見だろうと思います。

が、表記方法について特別なこだわりをお持ちの方も世の中にはいらっしゃるでしょうから、
「それで絶対に大丈夫。」とはなかなか言い切れないのが現実です。

世の中、法律の正しい解釈がまかりとおるわけではないし、「正しい解釈」なんてものは、人間の数だけあるのですね。

賞品の表示価格が市場価格とずれていれば問題ではありますが、その価格の表示方法に少々個性があったからといって、風営法違反になるわけではありません。

もう少し柔軟に判断されても良いのじゃないかと、フト思った次第です。



posted by 風営担当 at 10:11 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2013年04月10日

業界のちょっとした慣習〜夜の挨拶と「四九抜き」

風営法に関連する業界にもいろいろありますが、これらの業界に関わるようになって、思い起こせば私も15年近くが過ぎました。
お客様の営業時間はどうしても「遅い方」になりますので、これにあわせて私の平日の動きも、朝は遅めで夜も遅めとなり、ご相談の電話は夕方からがピークとなります。

手続関係も取り扱っていましては、私はもっぱら測量と図面作成の担当ですが、午後6時から7時くらいの時間に店舗に出かけることがよくあります。
そういうときの電話相談には別の風営法の担当者か出ていますが、不在のときもあるので申し訳ないです。

飲食店系のお店の場合だと、お店の営業スタートの直前に出向いて1時間くらいお邪魔するパターンが多いです。
お店の人に出会うと「おはようございますっ!」と挨拶されますから、私も「おはようございます」と返します。

夜昼関係なく「おはようございます」と言うのが飲食業界の慣習なのですが、たまにホール業界の方に向かって夜間にも関わらず「おはようございます」と、うっかり言ってしまうことがあります。
おかしなヤツだと思われたかもしれません。

一方、ホール業界では「四九抜き」という慣習があります。
遊技機の配置を示す島図面には台番号が振られていますが、台番号の「4」と「9」の数字は縁起が悪いと言うことで抜いてしまうのです。

島図面を作るのも弊社の業務のひとつなのですが、事務員さんが「四九抜きは面倒くさいなあ」とはなげくことがあります。
確率で楽しむ遊技であるから仕方がありませんが、「四九抜き」で台番号を構成すると店員さんが「あの番台はどこの島だっけ?」という事態になりやすいのも事実。
なので、最近は「四九抜き」をあえてやらないホールさんが徐々に増えています。

そう言えば、私などが所属している業界にもオカシイと思う慣習があります。
どこの業界でも、そういうものなのでしょう。。。

posted by 風営担当 at 10:52 | 風営法一般

2013年04月08日

あるロボキャラの著作権について思う

もう何年も前のことですが、ある著名なロボットキャラのフィギュアをWEBに掲載したい、という話がありました。
素人が作ったフィギュアの写真をWEBに掲載してフィギュアの優劣を評価するのだとか。
さて、これについて法的にどうですか?という相談でした。

素人さんがフィギュアを作ること自体は「私的複製」ということで問題なしと思いますが、その写真を無断でWEBに掲載すれば公衆送信権侵害になりえるわけです。
どうしてもやりたいなら著作権者から許諾を得ておけばよいのですよ、という型どおりの回答もくっつけます。

でも。
たかがフィギュアの写真くらいのことで有名なキャラクターの使用許諾を一般人が申し込んだとして、そもそもまともに対応してもらえるのか、という懸念はあります。というか、ほとんど無理でしょう。
許諾を出す方としては非常に面倒くさい話です。
かといって著作権法どおりに一切禁止するのかと言えば、そうとは限らないかもしれません。

よく問合せがありそうな利用方法で、しかも営業上差し支えない範囲においては、著作権を持つ企業があらかじめ利用できる範囲をQ&Aみたいなもので公開していることがありえるのではないか。(実際にはそうそうないでしょうが)

そんなことを考えたので、念のためという思いで、ライセンスを持つと思われる企業に電話で問い合わせてみました。


私 「素人がフィギュアとして作られたものをWEBにアップしたいのですが、使用できる範囲とか定めていませんか?」

相手「そういうことは著作権法で禁止されているので絶対にやらないでください。」

私 「いや、法律のことではなくて許諾の可能性について・・・」

相手「そういう考えの人がたくさんいるから迷惑しているんですよっ。」


とまあ、私の記憶ではなんとなくこんなやり取りになりまして、私にとっては筋違いな説教をされたつもりですが、これはもう無意味だと思って、軽く謝罪をして電話を切りました。

とは言え、一般人として許諾について問い合わせただけなのに、まるで犯罪人扱いの対応をされたことには、さすがに私も残念でした。

あんなに有名な企業でも担当者にたまたまオカシな人がいることもありえると思い、その企業の未来のことも多少案じた末、私はことの顛末をメールでその企業に知らせました。

そしたら翌日には返信がありました。
なんと、私の問合せに対応した本人から直接メールが届いたのです。

内容を簡単に言えば、「そりゃあ悪かったわね!」というような内容でしたので、私はさらにガックリしてしまいました。

一般市民からの苦情に対して、苦情の元となった本人が直接メールしてくるという対応も珍しいと思います。つまり、担当者がオカシイというよりは、その企業自体がオカシイのではないかと感じてしまったのです。

なるほど、<有名な企業だからしっかりしている>ということは無いわけですし、たまたま運悪くこのような結果になったのかもしれませんが、この業界は特にそういう傾向が強いのかも。という偏見を私は持ってしまいました。

偏見は良くないのですが、その偏見を覆すような出来事もなく、むしろ裏づけするような記憶の方が多いためか、未だにその偏見が消えていません。
そんな私の苦い思い出がよみがえったのは、パチンコのある新機種(ロボットアニメの)が人気になりそうで、それに関係する相談が増えるだろうと思ったからです。

ホール業界の皆さん。
キャラクターものを業務上複製することも、アップロードすることも、よく注意しなければ著作権法違反の恐れがあります。
遊技機の取扱説明書などとともに、広告宣伝に利用する際の使用条件がどこかに書いてあると思いますので、よく読んでから使用しましょう。

「他の店でもやっているから大丈夫」
「この程度なら文句は言わないだろう」
そんな感覚で無意識に著作権法違反になってしまうことがありえますのでご注意いただきたいです。