2013年12月18日

「若者の使い捨て」を指摘されませんよう

若者の「使い捨て」が疑われる企業等への重点監督の実施状況

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000032425.html

「過重労働重点監督」と題して、若者の「使い捨て」が疑われる企業、いわゆるブラック企業に対し行われた調査では、そのうちの約8割が労働関係法令に違反していたとのことです。

違反や問題があった事業場に対しては是正勧告書等が交付され、是正指導が行なわれたそうですが、違反が是正されない場合は検察庁に送検され、その企業名も公表されるとのことです。

さて、ホール業界は大丈夫でしょうか。
ホール企業の社名が一般公開されると、とても印象が悪いです。
業界における人材確保に重大な支障が出るでしょう。

長時間労働、不当な減給や賃金不払い、パワハラなどが問題視されていますが、耳が痛い話ではないでしょうか。

そもそも、就業規則ありますか?
その内容は周知されていますか?
その内容で周知できるのですか?

といった初歩的なところで停止しているケースが多くあるように思います。
しかし現場で問題意識があっても、トップが逃げてしまえばどうにもなりません。

さて、この先どうなるのでしょう。
ホール業界が「ブラックな業界」だなどと言われませんよう。






posted by 風営法担当 at 17:04 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2013年12月06日

「料亭」が風俗営業であってはまずい という感覚について思う

「料亭」風営法対象外に 〜 政府は拒否

というニュースがありました。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013120600631

風俗営業の2号は一般的に「社交飲食店」というタイプが多いですが、これはキャバクラなどの洋風の客室での接待営業のことでして、料亭のように和風の客室で接待する場合は「料理店」に分類されます。

社交飲食店と料理店とでは、客室床面積に関する制限に違いがありますから、この分類には法的な意味があります。

しかし、「料理店」という営業形態で新たに許可を取得するケースは今どき珍しいし、既存の「料理店」の件数もごくわずかです。

とは言え、料亭も接待する以上は風俗営業であり許可が必要でして、それが気に入らなくて東京オリンピックを前に風営法の規制からはずしておきたいという発想が生じたようです。

料亭が全面的に禁止されているわけではないし、許可があろうとなかろうと深夜の遊興は制限されていますから、「許可対象からはずせ」という主張に説得力があるかどうかは疑問です。

ニュースでは、

風営法の規制対象になっていることによって、「性風俗業と混同される傾向がある」


と指摘されたそうです。

しかし、風俗営業は性風俗業ではありませんから、風営法をよくご理解のうえ、率先してその誤解を解こうとするのが、法制度に責任を持つべき国会議員としてのスジではないかと私は思うのですが、いかがでしょう。

「誤解を受けるから風俗営業から除外せよ」

これでは、まじめに法令を守って営業している風俗営業者があまりにみじめだと思います。

私は「風俗営業」という言葉に問題があると思うようになりました。

言葉で飾るのは好きではありませんが、これほどあからさまな「誤解」を受けるのであれば、より適切な用語に変えたら良いと思います。

ではどんな言葉がよいか。
それは思いついたらいつかアップするでしょう。




posted by 風営法担当 at 20:43 | 飲食店業界

2013年12月05日

ホールにおける法令違反のリスクチェック 公開しました

「ホールにおける法令違反のリスクチェック」を設置しました。

風営法テストのページの末尾にリンクしました。↓

http://nozomi-soken.jp/test-a01.html

テスト問題ではないので時間制限ははずしました。

NGの選択肢を選択していただくと簡単な解説が表示されます。

誤解されやすく、かつ重要なポイントのみを10個にしぼったもので、すべての法令チェックを網羅したものではありません。

しかし、私がいろいろなホール様と接している中で、「ここは特に重要」と思う部分を選びました。

一般の方々が重要だと考えている部分とはかなりのズレがあると思いますが、そこが盲点でもありますので、ぜひ重要なリスクとして認識していただきたいと思います。

法律を暗記するたけでは意味がありませんし、法律を守ることが全てではありません。
柔軟で無駄の無いリスク管理体制を整備していただくために必要最低限のチェックだと考えております。

今後若干の手直しはあるかもしれませんが、以前から事あるたびにお客様へ呼びかけてきた内容なので、大きく修正することはないと思います。

チェックの結果をA4用紙一枚で印刷することができます。

全ての問題箇所をただちに改善することは難しいと思いますが、ひとつずつ着実に改善していただきますよう期待しております。

また弊社では皆様のオリジナルのテスト問題やチェック項目を作成するお手伝いもいたしております。

コンプライアンス体制や法的弱点には個性がありますし、風営法以外のポイントを含めておくべき場合もあります。

また、WEBで公開できないデリケートなテーマも多々ありまして、弊社がWEB上で公開しているテスト問題やチェック項目は、あくまで一般公開できる範囲のものに限られております。

ご不明の点は弊社の風営法担当者までお尋ねください。

posted by 風営法担当 at 21:00 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場
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