2014年01月24日

消費増税に対応して風営法施行規則改正の予定

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=120140002

消費税の税率引き上げに伴い、風営法の施行規則が4月1日から改正されることになります。

7号営業における遊技料金のあり方は、麻雀の場合は「全自動式まあじゃん台 630円」など税込みを前提とした料金になっていますが、パチンコの場合は「ぱちんこ遊技機 4円」のように税抜きとなっています。

こういった「遊技料金」の定義の食い違いを是正して、今後の税率引き上げに対応しやすくしたということかと思います。
税率アップのたびに遊技料金の上限について規則改正するのは面倒だということもあったでしょう。

注目されるのは、パチンコ店における賞品価格の最高限度額です。
これまでは「税込みで1万円を超えない」という解釈でしたが、賞品の本体価格の最高限度を「9600円」とすると変更されており、5%を課税すると10080円となって1万円を少し越えることとなります。

これによって、増税のたびに高額賞品を撤去する負担は減ることと思います。
これ以外の改正予定はありませんでした。

弊社では風営法関係資料集やコンプライアンステストを提供しておりますが、今回の規則改正にあわせて適宜改定しなければなりません。

当分は新規則に対応していない部分が出てしまいますが、4月1日までは旧規則が有効なのでどうすることもできません。
この点、混乱されないようご了解いただきたいです。




posted by 風営法担当 at 15:49 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2014年01月14日

風営法を研究する若者たちについて思う

意外なことに、最近になって少年少女からの風営法の質問が増えています。

もちろん進学や学内のカリキュラムなど、研究論文を書く必要が生じてのことですが、業界に無関係の方々から風営法に興味をもたれる傾向が以前よりも高まっているようです。

著作権の質問なら教育関係の方などからも受けることが多いですが、まさか風営法とは。。。

そして、マイナーな法律に興味を持つだけに、なかなか優秀な若者達から問合せを受けています。
それなりに風営法を調べ、自分なりの意見を持ったうえでするどい質問をぶつけてくれます。

事前にアポをとって、とても礼儀正しく、自身で事情を説明してくれています。

私の対応が良かったということではないと思うのですが、風営法の論文を提出して大学の推薦がもらえたという、うれしいお話も後日伺いました。

その高校生のお兄さんは自分で長い論文を書きまして、きちんと憲法のところから制度を検討して、自分の意見を盛り込んで、なかなか立派な内容なのでした。

また、つい先日は中学生のお嬢さんからご質問を受けました。
とても難しいテーマなのに、よくまあ理解できるものだと、つくづく感心しました。

彼女に説明の際に風営法のある条文を見せたら、なんと、「事前に自分で見てきた」と。。。
さて、ホールの店長さんのなかで風営法の条文を自分の目で見た人がどれほどいるでしょうか。

中学生でさえ自分の意見を持って質問をしてくれているわけですから、関係業界の皆様の誰もが、風営法について分析し、自分の意見を持てるに違いないわけです。

私も、中学生に理解されるような説明をできなくてはいけません。
実は、これはかなり難しい課題なのですが、私自身も業界の皆さんも、もっとしっかりせねばと思った次第です。

さすがに小学生からの質問は来ないでほしいなと、ちょっと思いましたけれど。。。


さて、風営法を理解するための要点を毎週配信している「P店法務チェック」ですが、現在も受付中です。
ホール業界の関係の方ならばどなたでも受信できますので、お気軽にお申し込みください。

配信内容はこちらにて。

そしてお申し込み方法についてはこちらです。
http://thefirm.jp/P-check.html


また、風営法の理解度をチェックする「ホール営業のための風営法テスト」もご活用ください。
弊社に研修等をご依頼される際には、こちらのテストで理解度を確認されておかれるようお勧めしております。こちらもご自由にご利用になれます。

http://nozomi-soken.jp/test-a01.html




posted by 風営法担当 at 12:05 | 風営法一般

2014年01月04日

2014年のP店法務チェックの配信予定

弊社では兼ねてより、パチンコ店の店長様または法務担当者の皆様へ向けて、パチンコ店向けの法務チェック情報を配信しております。
今年、つまり2014年の配信内容は以下の予定となっております。

毎週ひとつずつご覧いただいて、疑問があればご質問をお寄せいただくための情報配信です。
一年で一回りするように構成されています。


<2014年配信予定>

1月
・著作権を侵害していませんか?
・営業時間の規制についてご存知ですか?
・役員と管理者の身分の欠格事由をご存知ですか?
・従業員に客引きをさせていませんか?

2月
・管理者の変更届出は適切に行われていますか?
・遊技料金の設定と料金表示は適切ですか?
・指導・助言・研修は行われていますか?
・幼児の車内放置を防止する対策は充分ですか?

3月
・従業者名簿の管理は適切ですか?
・苦情処理を管理していますか?
・委託業務を適切に管理していますか?
・年少者の入場規制について誤解していませんか?

4月
・立入り禁止表示と年齢確認は適切ですか?
・酒類の提供方法は適切ですか?
・喫煙に関する規制をご存知ですか?
・風営法施行条例の内容をご存知ですか?
・客室の範囲と床面積は把握していますか?

5月
・客室の内部に見通しを妨げる設備を設けていませんか?
・有害な写真、広告物、装飾その他の設備を設けていませんか?
・騒音と振動の基準を維持していますか?
・営業所内の照度を10ルクス以上に維持していますか?

6月
・遊技機を適正に管理していますか?
・ぱちんこ営業用の遊技機以外の遊技設備がありませんか?
・服務規程を適正に活用していますか?
・構造設備を点検し、その記録を管理していますか?

7月
・就業規則の見直しをしていますか?
・等価の賞品を提供する義務についてご存知ですか?
・ハラスメント対策は充分ですか?
・行政処分の量定についてご存知ですか?
・賞品の取り揃えは充分ですか?

8月
・価格が1万円以上の賞品を提供していませんか?
・有価証券を提供していませんか?
・保管した玉・メダル数を証明する書面を発行していませんか?
・賞品の買取に関与していませんか?

9月
・営業所の範囲をご存知ですか?
・玉・メダルを客に持ち出させていませんか?
・営業所内の客の見やすい場所に賞品を提供する設備を設けていますか?
・違法な広告宣伝が行われていませんか?
・承認が必要な構造変更についてご存知ですか?

10月
・営業秘密を適切に管理していますか?
・届出が必要な軽微な変更についてご存知ですか?
・景品類は適切に提供していますか?
・変更届は適切に行われていますか

11月
・いざというときの備えは充分ですか
・違反がなくとも許可が取消されるケースをご存知ですか?
・許可の条件についてご存知ですか?
・特例風俗営業者のメリットについてご存知ですか?

12月
・行政庁が立ち入る権限についてご存知ですか?
・営業所床面積を把握していますか?
・従業者の年齢確認はどのように行っていますか?
・外国籍従業員の在留資格等を確認していますか?
・安全衛生管理体制はどのようになっていますか?

翌年1月第一回目
・店名を適切に管理していますか?

以上

なお、ホール企業の店長または法務担当者の方に限り、一定の条件で無償でも配信させていただいております。

詳細は以下のコーナーをご覧ください。


※P店法務チェックホールへチェック情報を配信中
http://thefirm.jp/P-check.html

posted by 風営法担当 at 10:00 | 法務コンシェルジュサービス
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風営法電話相談
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