2014年07月16日

パチンコ店で接待営業は可能か

大阪で大きな「カジノレストラン」なるお店がオープンしたそうですが、ホームページを見てみると、カジノだけでなく、ショーや接待もしていそうな雰囲気です。
ニュースで、でていました。

換金不可の模擬カジノ、大阪で開店 法案に先駆け
http://www.asahi.com/articles/ASG7G3TK7G7GPQIP008.html

お店
http://jack-queen.com/

カジノ用の遊技設備を設置して客に遊技をさせるなら8号営業の許可が必要です。
接待をするなら2号営業の許可が必要です。

接待と接客は違います。接待は親密に話をしたり、お酌をしたり、一緒に歌ったり踊ったりします。
接客は、単に客に接するだけで、注文をとったり、配膳したりする程度までです。

では、遊技場営業と接待営業を同時にできるのか、と考えてみると、できないことはない、ということなのでしょうか。

解釈運用基準では、風俗営業の複数種別の兼業は原則としてできない、という意味のことが書いてありますが、その理由は「要件が異なるから」ということのようで、だとすれば二つの営業種別の両方の要件を満たすことができれば兼業でも許可される、と解釈できるかと思います。

私はこういった事例を見たことがなかったのですが、風営法を見る限りでは「できない理由」が見当たらないので、2号と8号の両方の条件を満たしていれば、実現可能だということになります。

ならば、パチンコ店で接待してもよいのか。
8号でできるなら、7号でダメということもないはずです。

7号はもともと年少客が入店できませんから、8号よりも実現しやすいとも言えます。
たとえば、キャバ嬢みたいな従業員さんがいて、お客さんに接待しながら飲食を提供することは、2号営業の許可を取れれば可能です。

問題があると思うのは、店内で客に飲酒させてはならない、という一文が風営法施行条例にあります。
よって、アルコール抜きで接待していただくことになります。

それともう一つ。客室内の見通しの問題です。
島設備が見通しを妨げるのではないかと。

これについては、島通路で16.5平米以上の客室床面積を確保できれば可能ではないかと思います。

先日、PSK総研さんの風営法研修の中で、P店業界の皆さんにいろいろなアイデアを出してもらいまして
、なるほどと思うものがたくさんありました。
その際に、パチンコ店でのキャバクラというアイデアがありました。

本気なの?とは思いましたが、アイデアとしては面白いかも。
さらに考えてみると、そもそも飲食店ではなければ、たとえ接待していても2号営業の許可は不要とも言えます。2号営業は「社交飲食店」ですから。

つまり、キャバ嬢風の従業員さんがお客さんの横に座ってお話していても、別に2号営業の許可を取る必要もないということになります。今すぐやれるといことですね。

まさかとは思いますが、チャレンジしてみますか?

posted by 風営法担当 at 16:25 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2014年07月04日

新人ホール従業員用風営法初級テキストが完成!

最近は、風営法を理解していただくためのコンテンツ作りに精を出しております。
とくにここ数日は、新人ホール従業員用の研修プランを練っておりまして、そのためのテキストを制作していました。

法律に対して興味も免疫もまったく無いという方々にとって、どのようなテキストがほどよいものか、あれこれ悩んでいました。
新人さんならば店舗の現場に関する部分だけでよいでしょう。

新人さんに、あまり深いことを理解されても困る部分があります。
あくまで無難な内容を目指しました。
より深く知りたい方向けには、中級以上のコンテンツを用意しております。

しかし、法制度上の風俗営業者がどういった存在であるかということは最低限ご理解いただきたい。
たとえば、「風俗営業って、いわゆるフーゾクのことでしょ。」という誤解は避けたいですが、そういう誤解が少なくないことは弊社の風営法テストの結果で判明しております。

公安委員会から正々堂々許可をもらってやっている。しかも、国民の期待を背負って健全営業を目指してやっていると、そういうふうに理解してもらいたいのです。

しかも、なるべく単元を小さくして、情報を極力少なめに、難しい言葉を使わず、そこそこ大きな字で、なるべく図を挿入して、確認用の小テストも入れて・・・・

と考えて作ってみましたが、なかなか難しいものです。

とはいえ、どうにかA4版で20ページにまとまりましたので、これを当分の間、使ってみようと思います。

ホールさんを訪問したときに、店長さんをまじえた従業員さんとのミニセミナーをすることがあります。

時間が少ないですから、最初に小テストにチャンレンジしていただき、わからないところは本文を見ていただき、それでもわからない点は店長さんか私たちが補足説明する、といった具合です。

新人研修は1時間くらいが限界でしょうから、短い時間内で使えるようなものに仕上げたつもりです。

風営法をイマイチ理解できていないという店長さんでも、テキストを棒読みするだけで新人研修をやれてしまうようなイメージで作りました。棒読みしながら理解していただければ一石二鳥というものです。

今後も少しずつ改訂することになりますが、とりあえず良い気分で週末に望めそうです。

今回も「WORD」ファイルでつくりましたが、最後にスペルチェックをしたところ、どうしても引っかかってしまうのが法令条文でした。

ですが、こればかりは読みにくい文章でもいじることができません。








posted by 風営法担当 at 17:06 | 法務コンシェルジュサービス