すごーく、面白くない。
ほとんど暗記ばかりだし、覚えていて何の役に立つのだろうか?と疑問に思います。
こんなことでは、公民が嫌いな学生が増えるのが当然。
結果として政治や社会に興味を持てなくなる人が増えるでしょう。
つまり、民主主義にとって逆効果。まさか、これが意図的に行われているわけではないでしょうが。。。
ところが、ある公立高校の入試試験でこんな問題を見つけました。

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素敵です。
刑事裁判の趣旨がわかっていれば、暗記していなくとも答えられる問題ですが、皆さん、わかりますか?
皆さんの周りの人や部下の皆さんには、これが解けますよね? ね!
暗記していなくとも自然と答えられるようなテスト問題は良いです。
私が作ったWEB上のコンプライアンステストは、最近改定しましたが、まだなかなかよいできばえにはなりません。でも、一応以下にリンクを張ります。
http://nozomi-soken.jp/test.html
こちらのテストは、初級についてのみ、弊社メルマガを配信登録いただいている方にご利用いただけます。
初級でさえ、難しい、と言われがちで、これについては「ゴメンナサイ」します。
風営法はともかく、せめて法や公民の基礎的なところは、「なぜ?」を考えさせるような内容にしたいものです。なお、風営法についてはセミナーで「ナゼ?」を語るようにしてます。
表立って言いにくいこともあり、WEBでは「なぜ?」をあまり書けません。
風営法を語る前に、公民部分の基本的な理解をしていただいていないと、風営法セミナーはほとんど無意味になってしまいます。
語っている私としては、「ちゃんと理解されているのかな?誤解されていないかな?」と、いつも不安です。
参加者の公民の基本部分の理解度を把握できないまま、セミナーをするしかないのです。
それが気になってきたので、最近は民法や刑法の基本を考えていただくセミナーを推奨していて、いざやってみますと、意外とウケがよいです。
ただ、会社側としては、そういったセミナーに「即効性」を感じていただけないです。
そりゃそうですよね。「今」にはただちに影響しませんから。
「釘の問題だけ解説セミナー」みたいなものは、やってはいますが、なるべく避けております。
基本部分の「なぜ?」を考えられる人と、そうでない人ととは、まさに「雲泥の差」であります。
私としましては、業界に入りたての若者達に、法制度の基本部分を考える機会を持っていただきたいです。
だからどうなるんだ? それで今の業界の諸問題を解決できるのか?
ううん。そういうことではありませんが、長い目でみれば重要ですよ。
しかし、法律を全く考えたことが無い人でも、ちゃんと楽しく考えてもらえます。
法と言うものは人間が扱うもので、所詮、白黒はっきり決められないものです。
その状態の中でせめぎ合っているのですから、知識だけでは解決できませんからねっ!
そこがわからない人には、何を説明しても無駄というものでしょう。
そういったことも含めて、ホール業界の責任ある方々向けに限定したコンプライアンスセミナーを開催していますが、ついに8月26日、九州福岡で行うこととなりました。
詳細はこちらです。
http://www.jamca.net/seminar20150826.html
一連のセミナーの第一弾の内容になりますので、すでにそれを聞いている方にはおすすめしません。
でも先日、ある方から感想をうかがったところでは、
「二回聞いたほうがよくわかった。」
ということでもあり、なんだか宣伝みたいで気が引けますが、もう一度聞いていただくのも無意味ではないのかもしれないと思っています。
よろしくご検討くださいませ。