2016年02月17日

大事な話を聞いてもらえないので

最近はセミナー、相談、情報収集に明け暮れておりますが、それでも一応、行政手続もやっております。

許可を取る手続の際には、開業後の注意点を説明しております。

「構造設備をいじるときには、あらかじめ相談してくださいね。面倒な手続が必要な場合がありますよ。」

などと口頭で説明して、説明資料も渡して、「はいはい、わかりました。」と言われます。

ところがしばらくして、「もう工事しちゃった。どうしたらいい?」とか、「警察が来たんだけど。」とか言われても、どうしようもないですよ。。。

私「あのとき説明したはずですけど・・・」

客「いや、聞いてない。記憶がない。」

そりゃそうですよね。そのときには、私の説明など「どうでもいいこと」なんですよね。
資料はどっかにいっちゃってるし。

誰しも、開店するときには「開店さえできればいい」と思っていますから、そんなときにゴチャゴチャ言われても、聞いちゃいないですよ。

それが普通の人の感覚でしょうし、私も立場が逆ならそうなります。

そういうことがたくさんあったので、「法務コンシェルジュ」というサービスを始めたのです。

「何かやるときは、とにかく連絡してくださいね。連絡ないなら、こっちから連絡しますよ。」

きっかけはその程度のことでして、あれから10年。
手続以外のことでも、どうにかお役に立てていると思うのです。

私たちの「ウリ」は、「話しやすい」ということです。

ささいなことでも、「とりあえず聞いちゃお」と思っていただかないと、違反リスクを避けられないからです。

私などはともかくとして、弊社の事務員さんたちの電話の声は、けっこう評判がよいようで、私はいつも感謝しておりますよ。

そんな事務所でございます。







posted by 風営法担当 at 10:00 | コンプライアンス総合

2016年02月16日

新規許可取得はあぶないと思う

最近、閉店する店舗も多いし、そこを買い取って新規に出店するというお話も増えているかと思いますが、新規に許可を取得するのは、よほどの覚悟が必要です。
なるべく会社分割で営業許可を承継させた方がよいと思います。

売主さんの方が会社分割に前向きでない。なぜなら急いでいるから。

こういうお話が多いのですが、仮に、新規に風俗営業許可を申請したとして、もし「不許可」になってしまったらどうなるでしょう。

多くの地域では、新規に許可を受け付ける前に、以前の許可証を返納せよという扱いが多いです。

つまり、新規許可申請の時点では、その営業所の営業許可はすでに無くなっているわけです。
その状態で、「もう許可が取れません」となれば、その建物も店内設備も、パチンコ店営業としては使えなくなります。

さて、そうなってから「店が一つ無くなったじゃないか。どうしてくれるんだ?」と議論なさるおつもりでしょうか。

「いつもその方法でやってきたから大丈夫。」

とお考えだとしたら、ちょっと甘いのじゃないですか。
一度失敗したら致命傷です。

100回に1回くらいの確率で失敗するというのが、私の経験から想像するところです。

保護対象施設のリスクは増えているし、今は何も無くとも、許可申請の頃には保護対象施設の設置計画が決まっているかもしれません。

不許可のリスクについては、以前に業界誌か、このブログかで書いたような気がしますが、余裕があればまた書きますし、次のJAMCAさんのセミナーでも触れようかと思ったりします。

セミナーの詳細はこちらにて。東京は226事件の起きた日です。雪が降るかな。

http://jamca.net/2016/01/30/amucon20160226/






posted by 風営法担当 at 22:56 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年02月10日

撤去対象機公表のこと

問題のリストが公表されました。明日が祭日でよかった。。。(!?)

たとえ保証書が作成済みであったとしても、すでに準備万端整っていたとしても、部品変更を含め変更承認申請はしないということになります。

申請してしまうと、かえって、やっかいなことになってしまいます。

緊急性があるので、弊社下記のURLでダウンロードできるようにしておきましたことを、弊社関係の皆様へ、ここで念のためお知らせしますが、一応、アクセス制限をかけております。

http://nozomi-soken.jp/p/20160210.pdf


posted by 風営法担当 at 20:54 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場
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