2017年09月07日

広告屋さんの話を真に受けないでね

「店長がまずは知っておくべき風営法」

地方のホール業界団体様からのお声かかり講演はこんなテーマにしました。来週は九州です。

都内ではすごい件数で指示処分がでていますね。

法的判断は店長さん自らが行わないといけません。

広告業者さんの「うまい話」を信じたところで、違反処分を受けるのはホールさんです。

仕事を取るためにいろいろ言うのは広告屋さんの勝手ですが、ホール業界のコンプライアンスにとっては迷惑な話です。

広告業界でチラシの判断基準を作るなんてことは、あまり意味がないのでやらないと思いますが、そもそも広告屋さんの仕事は広告業ですから、ホールのリスク問題に首を突っ込まない方が、広告とホール、両方の業界にとってよろしいかと思います。

研修ではくどくど申し上げていますが、「総合的なリスク判断」ですよ。

<広告規制で違反かどうか>

そういう狭くて単純な目線ではダメです。

総合的にリスクを分析してください。行政の思惑、地域の状況、最近の情勢、自店と会社の違反歴。

危ない橋を渡っていい時と、慎重になるべき時があります。
それは企業にとって、ホールにとって、それぞれ異なることなのだから、一般論で考えても意味がありません。

なのに、違反じゃなければ大丈夫とか、指示処分を受けなければ大丈夫とか。。

そういう発想では会社を守れません。会社がどうなっても構わないなら話は別ですが。。。

私の研修では、風営法の条文解説はほとんどいたしません。「考え方」を解説します。

正しい考え方さえ身につけておけば、あとはスマホから入手した情報を使いこなすだけですから。



posted by 風営法担当 at 18:14 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年09月04日

パブコメ募集結果と経過措置と

パブリックコメントに対する意見募集結果が出ました。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=120170011&Mode=2

気になる点は次のところ。末尾にあるのですが。

「改正規則の施行後は、営業所に設置されている遊技機のうち、経過措置の対象とならない遊技機であって、著しく射幸心をそそるおそれのあるものとして改正後の施行規則第8条で定める基準に該当する遊技機については、これを営業所に設置して営業することはできません。」

これはすなわち、改正後の施行規則第8条で定める基準に該当しない遊技機については、これを営業所に設置して営業することができる、ということですね。当たり前なのですけれど、それでも一応気になるポイントです。

では、基準に該当するかどうかは、どのように判断するのか。
ホールが勝手に判断して、<これは大丈夫だと思うので撤去しない>

それで良いわけないので、それなりの情報が出てくるのだと思います。たぶん。
一方で、改正規則が経過措置付きで官報にでました。

パブコメ募集当時は経過措置は載っていませんでしたので、これでようやくおおやけになりました。
さて、内容は推測どおりでしたが、相変わらずわからないのは、施行日時点で認定申請中の遊技機について<いつ認定するのか>ということ。

認定日から3年は旧基準適用ということはわかっているのですが、認定日が「認定申請を受理した時期」なのか、「検定有効期間が終わった日」なのか。つまり、検定期間につなげるのかつなげないのかが不明です。

もう一つは、検定キレをまたずに認定申請ができるのかどうか。
過去の運用が今回も適用されるとは限りません。まさか、各公安員会の判断になるのか。。

認定申請のルールはおおざっぱなので、いろいろありえるところ。具体的なイメージがわかないので困っているところです。

明らかになれば、それなりの方法でお知らせがあるでしょう。


posted by 風営法担当 at 17:02 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

遊技機の基準に問題があったのかな

パチンコ依存を有する「おそれ」のある人の推計が40万人だったという社安研の調査結果のことです。

「おそれ」を含めての推計なので、すでに依存しているとされる人数はもっと少なく、篠原先生の推計では、注意喚起や予防的措置を要する人は2万人に満たないようです。

厚労省関連の研究班の論文の一部に記載されていた「ギャンブル依存症536万人」という数字が独り歩きして、依存症対策という理由でパチンコ業界ではいろんな出来事がありました。

確かにパチンコ遊技機の射幸性は風営法の主旨をいつの間にか逸脱していたと思いますが、これを是正するにあたっての分析も根拠も、かなりアバウトだったと思います。

今回の規則改正にしても、そもそも現行規則が依存症に対してどのように影響していたのかを検討されないまま行われます。

現行の遊技機基準自体が守られていたかどうかも定かではなく、その影響を確かめる期間もありませんでしたのに。

だからといって、現状に不満を言っても仕方ありません。

業界がもっと、もーっと早い時期に、依存症問題について自主的かつ冷静に取り組んでいたら、こういうことにはならなかったような気もします。

風営法のリスク対策も、起きてからではね。。。
かと言って、無駄な手間をかけてもいけません。

そういうことは次のブログで書きます。


posted by 風営法担当 at 11:34 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場