違法性風俗店の営業ほう助容疑 ビル所有者を書類送検 黙認し賃貸借契約
禁止地域営業における店舗型性風俗特殊営業を行ったという違反行為の摘発。
性風俗では最近よく起こる摘発パターンですが、これに「ほう助罪」がついています。
違法風俗店に店舗を貸していた不動産会社と、そこで働いていた派遣社員が逮捕されているのですが、これも最近は珍しいことではありません。
しかし、これは性風俗店だけの問題ではないということは、おわかりでしょうか。
この場所は禁止地域だから性風俗店は出店できない。
それを知っていて店舗を貸した。
すなわち、違法営業を容易にする行動をした。
だから、ほう助だ。逮捕→書類送検→おそらく罰金→つまり前科者
さて、ホール営業の場合ならどうでしょう。
犯罪行為であることを知っていながら貸しました。
何を?
アレですよ。アレ。
風営法に限ったことではなく、ほう助罪の適用が頻繁な状勢では、いろいろなリスクが想定されます。
社会が変われば、今まで放置されていた部分も取り締まりを受けます。
どこの業界・業種でも、弱点がありますよね。
そのあたりのことを社会情勢の変化にあわせてかぎ取っていないと。。。
法令を勉強すればするほど、チェックをすればするほど、何が法令違反なのか、がわかってしまいます。
そういうことを真正面から行うことが「すばらしいこと」だと思っている経営幹部の皆さん。
ごもっともですが、その一方で、現実的な経営理論もおっしゃる。
そこに矛盾がありませんか?
その矛盾に現場も気が付いていないのか、気が付いてもあなたには本音を言わないのか。
どうせ放っておいても、知る人は知る。
それでも、知らせなければよかったのか。
知らせたうえで対処させるのか。
これがコンプライアンスの現実なのです。
といっても、この話の意味がおわかりでしょうか。
これに対応できる人材が会社に最低一人は必要ですよ。