2020年01月31日

ホールスタッフが飲酒遊技に気がつかなくちゃ!

https://www.sagatv.co.jp/news/archives/2020013101915

↑このようなニュースがありました。

いまどき、ちょっと驚きますね。。。
パチンコ店内で飲酒のあと運転。

さて。ホール業界として気になるのは、このホールの法的問題です。

風営法施行条例によって、店内で客に飲酒させることが禁止されています。

店内で飲酒されてしまった。となると、条例違反を問われますね。

条例違反ですから、しょせんはH量定。

とは言っても、

日ごろから飲酒防止策をどのように講じていたんですか?

という話になりますね。

ほかのお客さんからの通報により逮捕だそうです。

お客さんは<飲酒運転>に気がついたんですね。

で、お店の人は気がつかなかったの?

ホールスタッフなら<飲酒運転>の前に<飲酒遊技>に気がつかなくちゃ。

事故を起こさなくてよかったですね。
posted by 風営法担当 at 20:02 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2020年01月30日

最近の内部告発事案について思う

大手警備会社が長年にわたって警備業法違反を繰り返していたという報道がでています。
例によって内部からの告発ですね。

しばらく前には、ベトナムで当地の公務員に贈賄していた日本メーカーが不正競争防止法違反で摘発されていましたが、これも内部告発がきっかけだそうで。

企業コンプライアンスに問題がある。しかし隠ぺいしてきた。
そして、バレていないからこれからもやる。

つまりは、バレるまでやる。
バレたら社内の誰かが貧乏くじを引く。

そして誰かが。。。。内部通報。
大事になる前に対策を取れればいいのですが、文春にすっぱ抜けれたあとではね。

気がついていませんでした。
という経営者の弁解。

それが事実であっても世間はそう思ってくれるかな。
気がついていないこと自体が問題なんですよね。

気がつくための努力をしたのか。
問題を早期に発見するための仕組みが社内にあるんですか?

なんにもしていない。やる気もない。
そして、気がつかなかったんだから仕方がない。
なんてことではね。。。

弊社、今年はハラスメント対策に力を入れておりますが、内部窓口はハラスメントだけでなく、幅広く会社の問題を早期発見するうえでとても重要です。

それが機能するためには「信頼」が第一。
ただ、ホール業界ではこれ、一筋縄ではいきませんね。。。
posted by 風営法担当 at 10:08 | コンプライアンス総合

2020年01月27日

世界で一番企業が活動しやすい国!?

このブログでは「軽微な変更の郵送受理」について多少触れてきました。
この背景には政府の「規制改革推進会議」の存在があります。

さて、この「規制改革推進会議」が目指していることは何か?

会議の第一回議事録を読むと、次のようなことが書いてあります。

<我が国を「世界で一番企業が活動しやすい国」とすること>

「一番企業が活動しやすい国」だけでなく「世界で」という言葉があります。

「世界で」とはつまり、海外の企業が日本に来て活動することを想定した文言です。

その「世界」の実態とはズバり「米国」であり、こういったことは20世紀後半を通じてずうーと言われてきたこと。
つまり「外圧」です。

日本でもうかる商売を俺たちにもやらせろ!

何十年も言われてきた。

それで、規制を緩和して国際標準に近づけた。
行政も襟を正した。民間のことにはもう口出しはしません。

はい。そうして日本はこの20年間でかなり変わりました。
昔はなにもかも行政に頼ってきましたね。

行政主導型の日本はもう終わりにして、自由に活発に経済活動を行っていただきましょうと。
行政は極力介入しないようにしましょうと。

そういう日本になったので外国企業も、日本特有のわかりにくい「事情」とやらを無視して、忖度もしないで安心して活動できますよ。
司法制度も欧米諸国と同様に人権をちゃんと保護していますから、保釈中に国外に逃亡する必要もありませんよ。。
法律さえ守ればあとは自由なのですから。。。。

ということなのですが、さて。
それがまだぜーんぜん実現できていない業界が日本にはあるらしいです。

えー?そうなの??
どこどこ?

さあて、どこでしょうねえ。。。。。
posted by 風営法担当 at 10:00 | 風営法一般
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