2014年10月17日

改正内閣府令が本日から施行 そして思うこと

従業者名簿に関して改正された内閣府令が今日から施行されていますが、今日付けの官報でようやく確認がとれました。

https://kanpou.npb.go.jp/20141017/20141017h06396/20141017h063960008f.html

それにしても、関係業界には施行日について事前に通告もなかったので、あまりに突然のこととも思います。

弊社は行政書士としての手続業務もありますので、お客様には営業上の注意点等も説明せねばならないのですが、本来ならば国家資格者としてパブリックコメントで意見を提出してみたり、同業者向けに説明会を開いたりといったことができればよいのですが、ペースがあまりに突然かつ早いため、旧態依然たる業界のペースではとても追いついてゆけません。

というか、手続以外の面で事業者のために適切にアドバイスしたり、法令のあり方について検討しようという同業者がなかなかおりません。それは職業人として、国民から業務を付託された者として、いかがなものかと思わなくはないです。

ともあれ私が所属する組織においては事前に多少なりとも情報提供してはみましたが、管轄行政庁の現場で理解されるのはかなり先のことになろうかと思います。
つまり、当分の間は行政側の勘違いも考慮に入れて対応する必要があります。

それは行政担当者の立場になって考えてみればやむをえないことで、風営法の内閣府令の改正などは、行政担当範囲から見ればほんの一部であり、多忙な業務の中ではなかなか頭脳の切り替えができないのは当然なのですから、そこは業界関係者も行政書士等も柔軟に対応するしかありません。

法令がこれほど精密に適用される時代になってみると、人間の頭脳や意識がついていけないのです。
これはコンプライアンスの限界という見方もあります。

法令をいかに精緻につくってみたところで、それを運用する人々が予期されたとおりに使いこなせなければ、法令はやっかいで有害な存在でしかないということにもなります。

従業者名簿のあり方も、振り返って見れば、なんであんなに本籍にこだわっていたのだ?
という感慨があります。

あの規定のために全国の現場でどれほどの手間が要されてきたのか。それによって何の利益があったのか。
風俗環境の維持にとって意味があったのか。
そういうことを俯瞰して検討する存在がこの国には欠けているような気がします。








posted by 風営法担当 at 20:56 | 風営法一般