2015年01月05日

新年に思う 今業界で起きている重大なこといろいろ

2015年最初のブログ投稿となります。あけましておめでとうございます。
昨年末はこのブログにアップする余裕が無いまま新年に突入してしまいました。
書きたいことはたくさんありましたが、最近はこのような公開の場で言いにくいことが増えてきました。

法令のテスト問題を公開していますが、あれもそのうちに非公開にしたいと考えています。
というのも、かねてこのブログでも書いてきましたが、表の場で私が説明できる程度のこと、たとえば弊社の「ホールの法務」とか、その他私がかつて作った「風営法のひろば」とか、テスト問題とか、ああいった程度のWEB情報をこね回した程度のことでは回避できない様々な問題がホール業界を覆いつつあるうえ、余計な誤解も生じているなと、ひしひし感じています。

うわっつらの知識だけでは現実に対応できないし、法令の基礎を理解できていない人が風営法だけを見つめてしまうと、おかしな判断になってしまうという現象もありまして、こうして法令情報を公開していることの危うさは兼ねて承知してはいたものの、そろそろ非公開が相応しいのではないかと思う今日この頃です。

というのも、今全国のホールで生じつつあるリスクというものは、大変やっかいなものであり、情報があれば今すぐ解決できるような生易しいものではないことが痛切に感じられますし、私も今後の方向性を修正せねばならないと思う現象がいろいろ起きています。

要するに、表立って言えないような微妙なレベルの問題解決に迫られているということでして、そういうことはこのブログでは到底書けませんが、皆様が直面していることの多くはこれに関連する問題でしょう。

ですので、ここ最近はブログに「書きたくても書けない。」という事情もあります。
「書けそうなこと」はすでに業界紙や業界関連団体からの情報発信に載せていたりしていて、ホール業界向けのありきたりのネタについてはある意味でネタ切れとなりつつあります。

ホール様からの相談を受けるようになって十数年。
その十数年前を振り返ってみると、「なんでこれは違反として扱われないのか?」などと疑問に思う点がたくさんあって不思議でした。それで、このブログに思ったことを法律理論とともに書いてきました。

そういった疑問ポイントのかなりの部分が、今では「違法だからNG」という業界認識に変わりました。
まさかこのブログの影響だったとは思いませんが、私がこういうことをブログに乗せて1,2年もすると、そのテーマが問題視され、規制強化という形で違反扱いされる、ということは度々ありました。

ダンス規制についても、私がブログで問題提起した内容とその後の予想はほぼ当たったと思いますが、一方で「これは書いてあるとヤバイな。」と思う文章もたくさんあって、気になったものは削除しました。
私は予言者ではありません。ただ法律を見れば「オカシイものはオカシイ」と気がつくというだけのこと。
一方で業界側では「日常の風景」だから、オカシイと感じません。

ともかく。私のような庶民がネットに書き込んで、そういった情報発信が徐々に社会に影響する。
それがネット社会というものであり、それによってコンプライアンスの状況も様変わりしました。いや、社会の根本変化であります。そして、コンプライアンスは事前規制から事後規制、つまり自己責任の判断へと転換しています。

ホール業界だけでなく、コンプライアンス問題はますます深化してゆくでしょう。
もう、「風営法を教えればとりあえずOK」といった単純な発想ではついてゆけません。

今までOKだったことが、いつの間にかNGになっているわけです。
お役所の言うとおりにしていれば大丈夫。という常識は非常識に変わりました。

法を扱うのは人です。人次第で法はどのようにも変化し、敵にも味方にもなります。
「人」に含まれるのはお役所だけではありません。
ネット社会におけるホール営業では、客も世間も従業員も含みます。
それが「やっかいだ!」ということなのです。
ここは強調します。「やっかい」なのです。もうお気づきでしょう。
法律をそのままあてはめる程度ではお話にならんということです。

その他いろいろなことを考えて、最近は新人向けの研修に「コンプライアンス基礎」という内容を取り入れていますし、人事制度との連携も重視しています。
「きれいごとのコンプライアンスはもうオワリだ」ということです

研修においては、基礎的理解なくして風営法を見ることがいかに有害であるかを痛感しています。
もちろん、そのご本人は有害という意識はないのですが、私にとってはかなり深刻な風景に見えるのです。

一方で、ホール企業の法務担当者としては人事と研修制度について統合的な対策を取る必要性も大きくなっています。
そういった話はまたいずれ。。。

posted by 風営法担当 at 14:04 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場