これで世間に対して、業界としての前向きな取組みを行っていることを説明できるわけです。
声明の合意事項を以下に抜粋します。
1 遊技客が手軽に安く安心して楽しめる多種多様な低射幸性遊技機を開発・設置する
2 遊技機の出荷、設置及び使用の各段階におけるその検定型式を担保するため、新たに「製造業者遊技機流通健全化要綱」及び「遊技機製造業者の業務委託に関する規程」を設ける(施行期日 平成28年4月1日予定)
3 日工組からホール関係団体に通知される入替が必要な型式の遊技機については、可及的速やかにこれを撤去回収する
4 「高射幸性遊技機の取り扱いについての合意書(平成27 年9 月30 日)」を強力に推進する
5 依存(のめり込み)問題の啓蒙・啓発活動に取り組み、行き過ぎた遊技を未然に防止するため、業界全体で策定した「依存(のめり込み)問題対応ガイドライン」の普及に努める
6 メーカー、販社及びホール関係者に対し、風営法等関係法令に関する教育を徹底し、コンプライアンス意識の向上を図る
以上、抜粋おわり
細かい問題点は後にして、共通項は先に公表しておこうと言ったところでしょうか。
全般的に、現在決まっている方向性を確認するような内容です。
遊技機の流通と点検確認等に関するルールが作られていますが、これについては来年、若干の混乱があるかと思います。風営法には「ややあいまい」な部分がありますもので。。
なお、日工組の声明分の中で、くぎの変更に関して次のような文章があります。
<今後の遊技機開発にあたり、「くぎ」変更よる性能の違いが起こらない遊技機を目指し、「遊技くぎ」においては変更がされない、または変更があれば変更を確認できるような対策を検討してまいります。>
ホールでの部品の取扱いに注意が必要です。
「釘の調整が違反だったのか。」
世間からそういう目線で見られてしまうシーズンになるとすれば、どの程度のリスクが生じるでしょうか。
いずれ「メーカーのせい」にできなくなります。
ですので、今年はA量定のリスクを念頭において解説どアドバイスをしてきました。
あとは方法論のところです。
もっと手軽に大事な部分をご理解いただくにはどうしたらよいかと。
今年セミナーをさせていただいて反省するのは、その部分です。
どうしても10時間くらいはほしいし、一回セミナーをやった程度では効果が薄いのです。
やはり、継続的に関わらせていただかく必要があるのだと思います。
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