許可を取る手続の際には、開業後の注意点を説明しております。
「構造設備をいじるときには、あらかじめ相談してくださいね。面倒な手続が必要な場合がありますよ。」
などと口頭で説明して、説明資料も渡して、「はいはい、わかりました。」と言われます。
ところがしばらくして、「もう工事しちゃった。どうしたらいい?」とか、「警察が来たんだけど。」とか言われても、どうしようもないですよ。。。
私「あのとき説明したはずですけど・・・」
客「いや、聞いてない。記憶がない。」
そりゃそうですよね。そのときには、私の説明など「どうでもいいこと」なんですよね。
資料はどっかにいっちゃってるし。
誰しも、開店するときには「開店さえできればいい」と思っていますから、そんなときにゴチャゴチャ言われても、聞いちゃいないですよ。
それが普通の人の感覚でしょうし、私も立場が逆ならそうなります。
そういうことがたくさんあったので、「法務コンシェルジュ」というサービスを始めたのです。
「何かやるときは、とにかく連絡してくださいね。連絡ないなら、こっちから連絡しますよ。」
きっかけはその程度のことでして、あれから10年。
手続以外のことでも、どうにかお役に立てていると思うのです。
私たちの「ウリ」は、「話しやすい」ということです。
ささいなことでも、「とりあえず聞いちゃお」と思っていただかないと、違反リスクを避けられないからです。
私などはともかくとして、弊社の事務員さんたちの電話の声は、けっこう評判がよいようで、私はいつも感謝しておりますよ。
そんな事務所でございます。
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