2016年05月20日

平気症は恐ろしい

高所平気症という言葉があります。
最近は高層マンションの増加により、高いところにいても平気な人が増えているのだとか。

誰しも子供の頃に公園で危ない経験をしたことがあるでしょう。
ジャングルジムやブランコから落ちたらどんな目にあうかを体で知っているわけです。

高さ1メートルから落ちてもケガをするなら、100メートルならどうなるか。
想像すると怖くなりますから、高いところには行きたくない。

しかし、子供の頃から高層マンションで暮らしていると、高い風景になれてしまう傾向があるようで、ベランダからうっかり転落する事故も増えているのだとか。

さて、これを他人事と思いましたか?
そこで質問です。

あなたが一生の間に交通事故によってケガをする確率はどのくらいだと思いますか?
統計によれば、交通事故による負傷者数は年間80万人だそうです。

日本の総人口と平均寿命を元に計算すると、ほぼ二人に一人が負傷します。
日本人の半数は、一生の間に交通事故でケガをするのです。

考えてみれば、自動車は高速で移動する鉄の塊です。
高層マンションのベランダより交差点の方がはるかに危険ではないのか。

鉄の塊が私たちのスレスレのところをブンブンはしっている。
その箱の中に入って毎日移動する人もいる。

本当はとても危険が多いのに、私たちは「平気症」になっていると思うのです。
江戸時代の人が現代に来たら、相当怖がるに違いない。

でも平気症の私たちには、その怖さが実感されない。
毎年4000人が死に、80万人がケガをするというのは、本格的な戦争が継続している状態なのですが、不思議に思わない。

発がん性物質や災害よりも、自動車の方がはるかに危険なのに、その危険性を考えないようにして生きているのが現実です。
私たちのリスク判断はあくまで感覚的なものであって、数値で計算した結果とは大きなズレがあるのです。

合理的なリスク計算がなければ、コンプライアンス研修は意味のない、ただのお勉強になります。
そういう研修にしたくないので、法令の解説よりもリスクの解説に力を入れたいと思っていますから、どうぞご検討いただきたいです。

のぞみ総研の研修の宣伝でした。




posted by 風営法担当 at 14:00 | コンプライアンス総合