2018年05月21日

合理的に行動できない人々

風営法関係の仕事にもいろいろありまして、営業上の相談や研修講師のほか、許可や承認を受けるための手続の手配もしております。

日ごろからお客さんや行政さんとのお付き合いをしていることが、研修や相談にとても役に立っています。
人あってのコンプライアンスですからね。感覚を研ぎ澄ますことがとても重要なのです。

風営法の世界の真実を知っている人と知らない人。
この違いが大きいという話は、このブログでもたびたび取り上げています。

「今まで大丈夫だったのに。」

「こないだはうまくいったのに今回はなぜ?」

「法律に違反しなければいいんだろう。」

「なんでもっと早くすすめられないんだ!?」

こういうセリフを毎日聞いているものですから、それに対する説明方法も身にしみついておりますけれど、ご理解いただくにはそれなりの手間と時間がかかります。

その説明をサービス化したのが当社の「法務コンシェルジュ」なんですけどね。

それでも、話に耳を傾けてくれる人はありがたいし、一回で理解してくださる方はなおありがたい。
まあ、そういう人は少数派ですけどね。

「何度説明してもわかってくれない」という人もおられまして、私の説明が悪いのか、相性が悪いのか、相手の心理的状況によるのか、いろいろありますけれど、基本的なリスクをご理解いただかないまま手続や研修を手配するのは、私にとってとても危険。

よって、文書やメールでもお伝えしますよ。
あとで「知らなかった」と言われても困るし。

しかし、「大丈夫」と信じ切っている人の気持ちを切り替えさせるのは容易ではありません。
聞く耳を持たない人なら「なおさら」です。

立場を変えれば自分も同じ「わからず屋」なんだろうなあ。と思います。
病院でお医者さんと話をしたときに、よく思います。自分は健康の大切さを甘く見ていると。

とは言っても、売り上げを上げたいとか、早く営業を開始したいとか、そういう欲求があるわけですよね。
そりゃそうだ。経営者だもの。

だったら、もっと早く相談してくれて、もっといろいろ工夫していれば、もうちょっとなんとかなったんですよ。なんでそういうことをしないで、今になって不満を持つのか。

そうか、自分も立場を変えると同じことになるんだな。。。

と思うことがあります。
でもですね、うまーく対処されているお客さんもいるんです。

私の話をヒントにして、適切に対応してくださる方が現におられます。
偉いなあ〜、とつくづく思います。

つまり、できる人はやる。できない人だからやれない。

たとえば、売り上げのために広告やイベントを打つのも結構ですが、人に相談するくらいなら、法的なリスクをちゃんと念頭において考えましょうよ。

つぶれるのは自分のお店ですよね。
たかが指示処分を受けるかどうか。そんなちっぽけなことで悩んでおきながら、風営法も通達も読んでいない。

じゃあ何を悩んでいるんだろう。
私もそうなんでしょうが、人間心理というものは合理的ではないことが多いのですよ。

言い換えれば、単純な計算通りに行動できる人はエライですよ。
私には難しいことですけれど。
posted by 風営法担当 at 14:52 | 風営法一般