若いときは考古学やりたかったです。
さきほどテレビのクイズ番組を見ていたら、いつものとごく歴史クイズとか出してます。
おおよそ記憶力を問う出題ですね。そりゃそうだ。クイズだもの。
こういうクイズに正解できる人って、日ごろ何考えているんだろ。
こんなことを覚えて答えるために時間を費やしているのか。
歴史の面白さって、そこじゃないと思うんですけど。。。まあ、余計なお世話ですかね。
頭脳をどう使おうと人の勝手ですが、歴史のクイズに答えられなくても歴史好きであることには違いないし、歴史を知らないことにはなりません。
法律も同じで、法律の条文や解釈を覚えてなくても法律を使いこなすことはできます。
法律の条文なんてネットで調べればわかるんだから。
そう言えば、ある企業(ホール業界でないですが)の幹部の方が、私が研修を開始する直前にいきなり現れて、「自分は法学部を出ているんだ。こんなヤツの話を聞くくらいなら俺の話を聞け」とおっしゃったことがありました。
気持ちはわかりますが、法学部出身者であることは、法律をわかっている根拠にはならないのです。
この私自身がそうでしたしね。。。
日本の法学部なんて、えらい学者の解釈を暗記するだけでしょ。
議論させないし、そもそもそんな能力が学生にないし。それでも法学部を卒業できるんです。
実務において重要なのは、ルールが人間様からどのように使われているかということ。
法学部程度の知識が実戦で役に立つわけないじゃん。
10年くらい働いて、この世の酸いも甘いも経験してから法律を勉強するのが正解だと思いますよ。
なので、私が新社会人を相手にするときは、法律を気にしすぎないようにお願いします。
ルールより命を大事にしてほしいから。
死法という言葉があって、つまりは「人間様から忘れられている法律」があるわけですが、結局、ルールなんてものは人間次第なのです。
だから、ルールを使っている人の使い方やクセや人間様のおろかさを理解しましょうよ。
と私は言うわけです。
しかし残念なことに、この世の中が「ルールブックに書いてある通り」だと思い、そうあるべきだと信じている宗派の方々がいて、若い世代にそういった信者が増加中です。
そりゃそうでしょう。
学校がそういう前提で、そういう宗派の総本山として機能しているわけですから。
じゃ、ルールブックってなんなんだ?って・・・
それはまた別の機会にしましょう。
ともあれ、この宗派の方々は、ルールを守ることについてはコストも考えずエライ努力をしようとするんですが、ルールを変えようとは思わないのです。
なぜか。。。?
世間知らずの先生方が自分の頭脳をコピーし続けるだけの学校教育制度。
いつまで付き合わされるんだろう、と研修しながら思う毎日ですが、この社会はずっとこの調子かもしれません。
でも、私は実務で役に立たねばならない身ですから、こういった問題とは今後も向き合って行きますよ。
その宗派の方々から様々な誤解や批判を受け続けますが。。。
大事なことは暗記でなくて考え方を身につけること。
それはネットやテキストを見て簡単に身につくものではないのですが、ご本人がご自身の考え方に問題が無いとおもって、私の考えを理解する気もないまま、私のコンテンツを探しまくり、書式やデータをくれだのといったり、匿名で質問だの失礼なことをして、それが自身にとって有害だとわかっていないのはかわいそうです。
私と同じ考え方を身につけないで、私のコンテンツを使いこなせるわけがないのです。
作った本人がそう思うのだから仕方がない。
もっと機会があれば、少しでも多くの方に前進してもらえるように頑張るのですけどね。。。
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