2019年08月08日

本当に注意すべきポイントは別にある

違法ガールズバー摘発、経営者と店長を風営法違反の疑いで逮捕
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3745609.html

というニュースがありましたが、酒類の提供などに関して、気になったので、少し触れます。

まず、「違法ガールズバー」とありますが、どこが違法なのかまでは記事にでていません。

以下は推測ですが、深夜酒類提供飲食店としての開業届出を怠っていたという、いわゆる「無届営業」の可能性があります。

深夜(夜0時を過ぎて)に主に酒類を提供する飲食店は、営業開始前に公安委員会に届出することが風営法で義務付けられているのです。

というのも、「今月3日の午前1時半ごろ、ガールズバーを深夜営業した疑いが持たれています。」とありますので。

しかし、刑事罰の適用がありうるとは言え、開業届を出していないだけでいきなり逮捕、という話はこれまで聞いたことがありません。

というか、そういうお店は街に行けば今日もゴロゴロしているでしょう。

よって、<他になにかある>はずなのですが、それが、
「今年4月に泥酔したこの店のアルバイト従業員(10代)が近くで保護された」
の部分から伺われます。

つまり、状況から察すると、この店では未成年者に酒を飲ませて働かせていた可能性が高く、そのせいでスタッフが泥酔後に保護され、近隣住民や警察にご迷惑をかけてしまったと推測するのですが、未成年者に酒を提供することは風営法でとくに厳しく禁止されています。

しかし、それが現認されたわけではありません。

未成年者に関わる違法行為について、警察はとてもとても厳しく対応します。
近隣に迷惑をかけたなら、なおのこと。

なぜなら、未成年者は保護されるべき、だからです。

そこで、深夜酒類提供飲食店営業の無届け、に目を付けられて逮捕されたのではないかなと。

どんな営業でも、「とりわけ強く注意すべきポイント」というものがありまして、日ごろから法令を軽視している人は、法令全体をくまなく軽視してしまうがゆえに、こういったことになりやすいなあ、と常日頃思っていました。

私の研修でもよく取り上げることです。

法律を使っているのは人間なんです。
人がどう考え動いているかを知らないで、ルールだけをわかったつもりでも、あまり意味がないのですよ。
posted by 風営法担当 at 16:51 | 風営法一般