2020年03月02日

ホール営業の感染予防措置について思う

人が集まる場所に行かないでください、と言われているこの時期。
ホール業界の場合だと、和歌山に続いて北海道でも休業するグループが出てきました。

学校や図書館などが閉鎖している中で、ホールが無関係なはずがありませんが、せめて衛生面の配慮はしっかりしてほしい。

「そんなの客は気にしないから意味ないよ」と、業界関係の方々から言われてきましたが、警察庁から感染防止措置の依頼が出ました。

言われてから仕方なくやる。で、営業は継続。
ホール業界って、客も事業者もそんな感じ。だから、ちょっと火が付くと世間からたたかれまくる。

一方で、感染防止措置を要請した警察庁について。
ちょうどいま、「一部」の都道府県では「軽微な変更届」の郵送受理が認められています。

たいした意味のない「軽微な変更」のために警察署に行く。
警察署も「たくさんの人が集まる場所」ですな。
警察署を100個も足せば東京事変のコンサートくらいには匹敵しますかね。

だから、郵送で届出を済ますのは意味がなくはないのですが、だからといって、郵送で届出する人なんていませんよね。行政窓口にとっては郵送受理なんて迷惑でしかない。

そして、大阪の方では、灰皿のフタごときで変更届出をせよとか。
まさに「軽微な変更」。

これも健康増進法改正に合わせて行う変更ですけどね、それでも届出が必要なんですか?
へえええええ。じゃ、どうか郵送で届出してあげてください。担当の人達、いやな顔をするでしょうけど。

昨年の今頃、受動喫煙対策にともなう構造変更について、変更承認をしないで変更届出で済ませていい場合がありますよ、と警察庁からインパクトの大きい通知がありましたが、その趣旨は受動喫煙対策にともなう事業者及び行政窓口の手続負担を軽減することですよね。
それ以外に何の意味があったのか。

だったら、その「趣旨」を考えれば、灰皿のふたなんて届出不要とするのが当然でしょうに。
そもそも、フタごときで変更届が必要という解釈は現行法令において絶対に間違いがないのか。

一方では「感染予防をせよ。」と言う。一方では意味もなく警察署に書類を持ってこさせる。
この二つを無関係と考える人。関係あると考える人。

あなたはどっち!?
役所の人は当然、「関係ないじゃん」と思うでしょうね。私も元は役人だからよーくわかります。

そういう思考が染みついて、疑いもはさめない人になっている。
もし「関係あるかも」と思っても、「でも自分には関係ない」と思う。

ちゃんと「趣旨」を考えて、「意味があること」だけをしっかりとやって、意味がないことは勇気を持ってヤメにしましょうよ。

「意味がないけど仕方ないからカタチだけやっておけ」

こういうことは官民ともにやめていただきたい。
せめて民間に強制しないでほしい。
不要不急の外出を控えるべき時期でもありますし、今後の日本社会においても有害です。

業務効率とかハラスメント対策とかコンプライアンスとか。
そういうことで日々助言したり研修したりしている私としては、こういう「組織の無駄な体質」が気になって仕方がないのです。

もちろん、民より官の方が影響と責任が重大であることは言うまでもありません。

「人手が足りない」と文句を言いながら、無駄なことを黙々とやり続ける人達。
まさか、自分が面倒くさいのはイヤだけど、民間の負担なんてどうでもいい。

なんて思っていませんかね。
これは、どうやってなおせば良いのでしょう。

それは、このことについて真剣に考えてくれる人が徐々に増えればよいだけのことです。
posted by 風営法担当 at 10:52 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場