2020年07月21日

正直言って、この国は・・・

感染対策は法の対象外 夜の街への警察投入、要請止まりに
https://www.sankei.com/life/news/200720/lif2007200050-n1.html

昨日のブログで書きましたが、風営法の立ち入り権を使って警察がコロナ対策の改善指導はできないはず、という話をしました。

誤報であってほしいとも思いましたが、どうやら官邸が警察庁幹部の意見を聞かずに記者会見で話してしまったのではないかと。

で、これについて警察幹部から否定的な声が漏れてきている。という冒頭のニュースが産経で出ていました。

「たとえ、感染拡大防止対策の不備を見つけたとしても改善をお願いする程度になる」

「警察はトラブル警戒の補完的な立場だ」

読んでみて「そりゃそうだわ」と思いました。

警察としては法を守る立場である以上、そう言うしかないですよ。

これじゃ、立ち入ってもやりにくいでしょうね、現場は。

そして、ごめんなさい。私は

「正直言って・・・」

という言葉をなるべく使わない主義ですが、こういうときには使っていいですよね。

正直言って、

「この国の政治のトップの能力は<この程度>なんだな」

と残念に思いました。国民が選挙で選んだ人達ですけどね。

立法府に所属する議員さんが法制度を無視して権力乱用を行政に働きかけ、それに対して行政の現場がブレーキをかけようとしている。

これって、議院内閣制が想定する構図と逆になっていると思うのです。

結局、この国の法の支配は行政官僚に頼らないと、まともに運営できないのですかね。

米国の連邦議会の議員さん達と比較したら、どうなんでしょうね。

あちらでは議員さんの多くが弁護士出身だそうですから、こういうことにはならないでしょうに。

そして、行政と官邸との間で適切な意思疎通ができていないとも思えます。
これでは有事の際にオカシナことが起きますよ。

そうなると、問題のGOTOキャンペーンとか、検察庁法改正とか、森友学園とかの件も胡散臭く思えてきます。

国の政策のトップにいる政治家がテレビの一般視聴者レベルの法的素養しかなく、その自覚もなしに官僚をすっ飛ばしてペラペラ発言するということなら、かなり問題だと思いますが、いかがでしょう。
posted by 風営法担当 at 17:47 | 風営法一般