2020年07月28日

1000円ガチャは問題ありだと思う

先日、あるテレビ番組を見ていて驚いたんですけれど。。。

1000円ガチャ」という自動販売機があるんですね。

1000円の現金を販売機に投入したら、物品が出てきます。

1000円よりも高額な物品と、低額の物品があって、つまり、「あたり」「はずれ」があるのです。

「あれ!? これは賭博だな」

と思ったのですが、パチンコ業界の方ならわかりますよね。

刑法の賭博罪(185条)では、公営賭博以外に合法賭博がありえます。

刑法第百八十五条  賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

私が見慣れて来た「ガチャガチャ」は、100円を投入したら100円相当の物品がでてくるから、普通の自動販売機であり、この場合の法律行為は「売買」です。

たとえどんな種類の物品がでてくるかわからないにしても、福袋と同じく、価値は購入額と同額。

ところが、番組で取り上げていた「1000円ガチャ」なるものは違いまして、「あたり」と「はずれ」があるから賭博でしょう。

ただし、「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるとき」に該当するのであれば、賭博ではあっても、賭博罪は成立しません。

ならばあれは合法なのか。。。

ここで風営法が気になるのです。

風営法第二条 この法律において「風俗営業」とは、次の各号のいずれかに該当する営業をいう。
四 まあじやん屋、ぱちんこ屋その他設備を設けて客に射幸心をそそるおそれのある遊技をさせる営業

もし「1000円ガチャ」が上記の「4号風俗営業」に該当するのなら、あの機械を設置している事業者は風俗営業の許可が必要ということです。

ですが、射幸心はそそるにしても、「遊技」をさせているのかどうか。どうでしょう。

自動販売機であって、「遊技」はさせていないのだから4号営業ではない。

それなら法的に問題はないと思えます。

しかしですね、


技術介入性がゼロの場合 → 風営法の規制を受けず自由に営業できる

「遊技」の要素がわずかでもあった場合 → 風営法の規制を受ける → 事実上営業不可


これはいかがなものでしょう。

ならば、技術介入性がゼロでスロット機みたいな演出機能のある自動販売機を設置したら。。。

パチンコ業界の方々にとってこれは、スロット機の置かれた今の情勢では特に、重大なテーマだと思います。

詳しくはこの次のブログで述べます。
posted by 風営法担当 at 19:45 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場