2020年08月11日

これが日本のコンプライアンス

今日も、「風営法」でニュース記事を検索すると、風営店に対する警察の立入りに関する記事がトップに来ています。

権力乱用」「越権行為」「特措法の改正」といったキーワードが絡んでいますね。

いずれにしても、<風営法ではコロナ対策ができない>という話になります。どうして「食品衛生法で」とはならないのですかね。

保健所では店が言うことを聞かないけど、警察なら・・・

というイメージがあるんでしょうか。

水戸黄門じゃあるまいし、助さんと角さんがいないと立入りできないんですか?
時代遅れな発想だと思うのですよ。

風営法がダメなら、特措法を改正して立入り権や罰則を別途さだめると?

新型のインフルエンザですよね。その脅威はどうやって評価するんでしょうか?

今年の風邪はやっかいだね・・・」
って毎年まくらことばのように使っていた、あのセリフ。

立入りや休業を求めるほどのインフルエンザと、普通のインフルエンザを、どうやって区別するのだろう。

科学的な根拠はあるんですかね。今後も新しい型のインフルエンザみたいなウィルスが流行するたびに、こうなるんでしょうか。

しばらく時間がたって、2020年のあの騒ぎは無駄な空騒ぎだった、ってことになりませんかね。

扇動された世論への気遣いで政策担当者は疲れ切ってしまっているような。

風営法をきっちり適用するならわかります。が、適用はしない。しかし、改正もしない。

そして法的根拠のない立入りは実施させる政府。それを放置する国民。
これがこの国のコンプライアンスなんです。その場の感情と雰囲気次第なんですよ。

こわいですね〜。だから<総合的な判断>ができないと、この社会ではやっていけません。
つまり、法律的な白黒だけでは無理ということです。
posted by 風営法担当 at 12:03 | コンプライアンス総合
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