2021年02月04日

なめられたら斧で破壊!倍返しだ!!

https://news.livedoor.com/article/detail/19642066/
機動隊34人が斧でドア破壊!“時短無視”歌舞伎町キャバクラ店突入の背景

警視庁さんも、斧で破壊とはさすがですね。
今回が初というわけではないそうですが。

ただ、記事には少しあまいなところがありますね。
法律的にどうなっているのかを推測してみますと。

(報告及び立入り)
風営法第三十七条
2 警察職員は、この法律の施行に必要な限度において、次に掲げる場所に立ち入ることができる。ただし・・・

というわけで、警察職員は風営法にもとづいて風俗営業所に立ち入ることができます。
これは「捜査」ではなく「調査」です。

お店の中から人の声が聞こえた。だから立ち入りますよと声をかけました。
でも、中の人がドアを開けない。
さて、こんなときにどうなるかが次の条文です。

風営法第五十三条 次の各号のいずれかに該当する者は、百万円以下の罰金に処する。
七 第三十七条第二項又は第三十八条の二第一項の規定による立入りを拒み、妨げ、又は忌避した者

警察職員が立ち入りのために店内に入ろうとしている。
それを知っていながら店内の者がドアを開けないとしたら、それは立ち入りを拒み、妨げ、忌避したことになる。

これは罰金刑が定められているから犯罪だと。
この時点で「立ち入り調査」は「犯罪捜査」に切り替わります。

次に、もう一つの可能性。こっちの方が可能性が高いです。
それは、営業停止処分を受けているのに停止期間中に営業していた。
という犯罪ではないか。

風営法第四十九条 次の各号のいずれかに該当する者は、二年以下の懲役若しくは二百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
四 第二十六条、第三十条、第三十一条の五第一項若しくは第二項、第三十一条の六第二項第二号若しくは第三号、第三十一条の十五、第三十一条の二十、第三十一条の二十一第二項第二号、第三十一条の二十五、第三十四条第二項、第三十五条、第三十五条の二又は第三十五条の四第二項若しくは第四項第二号の規定による公安委員会の処分に違反した者

いずれにせよ犯罪が行われているぞと。
で。ここから機動隊さんたちの出番です。

捜索令状を取りますと、捜索のために錠をはずし、封を開き、その他必要な処分をすることができます。

あらかじめ準備していたんでしょうね。なにしろ夜中に「機動隊が34人」もいるんですから。

お店の人も、まさかここまでやられるとは思っていなかったでしょう。
ドアが破壊されつつあるのに気がついて、中からドアを開けましたと。

そのあとどんな恐ろしい目にあったことか。。。
想像するだにコワイですねえ。

さて。このニュース記事では時短営業をしていなかった点にこだわっていますが、ボッタくり営業の方が問題だったように思われます。

行政処分が指示だったのか営業停止もあったのか不明ですが、「店側は応じる気配を見せなかった」とありますので、営業停止だったのかな。

要するに警察をなめていたわけです。

私の経験では、ここまでなめ腐ったことのできるツワモノがいたということに驚きです。

なめられたらやりかえす。倍返しだ。
ということですな。そうでないとねえ。

時短と言えば、2月7日までの時短協力金の支給請求はいつからできるのか。
期間延長にともなって申請時期も延長なのか、ホームページにも見当たらないし、役所の担当に電話しても「わからない」と言われました。

飲食店のオーナーさんは資金繰りの目途が立たないで困っている人が結構います。
仕方なく営業再開しようかな。という声をけっこう聞きますが、情報を早く出してくれないとこうなります。

困っている経営者さんたちのこと、ちゃんと考えてくれてますかね。

あ。そうそう。
今さらですが、機動隊に破壊されたドアは誰が弁償するんでしょう。
posted by 風営法担当 at 18:51 | 風営法一般