2011年06月28日

「終電逃した→ネットカフェ」が近々不可能に!? というニュース

「終電逃した→ネットカフェ」が近々不可能に!?



ネットカフェが風俗営業の一種である区画席飲食店に該当する場合に、無許可営業として取り締まるよう警察庁が都道府県警察に指示したのだそうです。



この事態については何年も前からある程度予想していましたが、カラオケボックスより先になってしまいました。

カラオケボックスよりもネットカフェの方が規制の必要性が高いと認識されているということですが、これはネットカフェ業界の進歩のスピードが速い上、今後どのような営業形態へ進化するかが予想がつかないという点があると思います。



記事で紹介されていた、一般人からの意見として次のものがありました。



「身分証で確認してるんじゃないのか?」

「援交なら、出会い系サイトを規制しろよ」

「未成年利用禁止にすればいい」



私の感想としては、ネットカフェ営業の形態の一種として、店内の一部を区画席飲食店として許可営業とする方法がありうると考えています。

許可営業のエリアでは18歳未満は立ち入りできませんが、「未成年利用禁止にすればいい」というニーズには対応しています。



あとは営業時間の問題がありますが、深夜0時で許可営業エリアを閉鎖するか、許可営業サービスを停止したうえで許可営業エリアの遮蔽設備を撤去して通常サービスに切り替える、といった方法は理論上ありえると思います。



もちろん、実務上は行政側の反応として様々な問題点がありえますが、そのあたりは業界としての今後の対応にもよるでしょう。

許可営業にはなりたくないという気持ちはよくわかりますが、風営法の制度の経緯を考えれば、ネットカフェ営業だけを特別扱いすることは不可能だと思いますし、現にネットカフェ営業のサービス形態は日々めまぐるしく進化しており、法的にも、風俗や治安の面でも、不安定な要素が多分に含まれています。



さらなる進化を遂げる前に法のタガをはめておきたいと考えるのは、警察行政としては自然な成り行きでしょう。

ただ、現行の風営法が現代の環境にマッチしていない部分があるのではないかという疑問は、もっと議論されてよいと思います。



サービスがこれほど多用化しているのですから、営業時間や構造設備の基準など、もう少し柔軟性のある運用を可能にしながら、同時に行政がコントロールしやすい仕組みとしてもっと工夫があるのではないかと思いますし、そういった趣旨の提案や法改正要望が業界からあがって来るのもよいことだと思います。
posted by 風営法担当 at 13:48 | TrackBack(0) | その他
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