2009年04月24日

桜まつり会場で、やっぱり「射的ダメ」となった秋田県警

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090423t43018.htm(河北新報H21.4.23)

こんな(↑)ニュースがありました。



射的が、しかも露天の射的が、風俗営業だったというのは驚かれるかもしれません。



10年近く風俗営業の手続をやっている私でも、一般店舗の射的場許可ならともかく、露天の射的場許可申請というのは扱った経験が無いのですが、たしかにそのような手続は存在しています。



一日の出店でも、風俗営業であることには違いないので、手数料を払って許可申請をして許可を取得しなければ営業できません。



このニュースでは、禁止区域だったことに気がつかないで過去に許可が出されていたけれど・・・、という点が珍しく、いまさら気がついて「やっぱり不許可です」となってしまったので、業者さん側は驚いたことでしょう。



風俗営業許可には場所の制限があり、その制限は用途地域の制限と、保護対象施設からの距離制限とがあります。

このケースでは、「第一種低層住居専用地域」だったらしいので、そうなると許可はでません。



風適法の世界では「一年前は一昔」と常々申しておりますが、ちょっと前まで大丈夫だったことが「やっぱりダメ」となることは残念ながら珍しくありません。



なお、ニュースでは露天商側の対応策として、「くじ引きで景品を渡す苦肉の策で店を開いている」とありました。



風俗営業としての射的場の定義は、

「まあじやん屋、ぱちんこ屋その他設備を設けて客に射幸心をそそるおそれのある遊技をさせる営業(風適法2条1項7号)」

となっています。



「射幸心をそそる」と言うのは、「景品が欲しいからがんばろう」という気持をそそることです。

つまり<遊技の結果>と<景品>に関係性があると、「射幸心をそそる」おそれがある、ということですが、<くじ引き>のように<遊技結果>と<景品>との関係性が無ければ風俗営業にはあたらない、ということになるのです。



ところで。

テレビの報道の中で、番組のコメンテーターさん達は

「射的場のどこか射幸心をそそるのか・・・」

とか

「風適法は昔の規制をそのまま残している・・・」

といったご意見を出されていました。



露天の射的にのめりこんでいる大人はいるかもしれませんが、パチンコの場合のように、消費者金融から借金してまでプレイするようなことにはなりませんね。

現実には、露天の射的を規制する必要性はほとんと無いと私も思います。



しかし、この話には風適法の問題として、さらに難しい部分が潜んでいます。

その話はこちらで。。。↓

射的場営業周辺に潜む風適法運用の問題点
posted by 風営法担当 at 10:40 | TrackBack(0) | パチンコ・ゲームセンター・遊技場
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