2009年10月22日

営業所床面積は広くとっておいたほうが有利

あまり知られていませんが、風俗営業の営業所を拡大する場合に、その営業所床面積が2倍を超えてしまうと、新規許可取得の取り扱いになってしまいます。



これは警察庁の解釈基準の中の「営業所の同一性」に関する部分で、「営業所の建物の床面積が従前の2倍を越えることとなる増築」は営業所の同一性が失われるとされています。



たとえば平屋のパチンコ店で営業所床面積が1000平米だったとします。

その店舗が2Fに増築して2Fも遊技場として使用することになり、全体の営業所床面積が2010平米になってしまったとすると、その構造変更は承認されず、新たに風俗営業許可を取得しなおさなければなりません。



実を言うと、この<解釈についての解釈>として、営業所を平面的に拡大する場合ならともかく、平屋を2階建てに、つまり上に向かって増築する場合にもあてはめてよいのか、という点については疑問を感じています。

しかし現在のところは「営業所床面積が2倍を越えたら」という文章しかでていないので、公安委員会がダメというならダメ(とりあえずは)ということでしょう。



1Fのみの店舗が 1F+2F になるケースと言うのは、手続を担当する者としては非常にやりにくいものです。

予定では2倍以内のつもりだったけど、いざ施工しおわってみるとそのとおりにならないということがありえるからです。



設計図面どおりにならないはずがない、と思われるかもしれませんが、営業所床面積というのは設計図面上のワンフロアの面積と一致するとは限らないのです。

これについて説明すると話が長くなるので触れませんが、いずれにせよ2倍ぎりぎりになりそうな増築はリスクが高すぎるので、どうしても余裕を持たせた計画にしてほしいものです。



そしてもうひとつ重要なことは、将来増築の可能性があるのであれば、営業所床面積はなるべく広く確保しておいた方がよいということです。



たとえば公安委員会から許可を得ているのは遊技場部分だけで、別フロアに許可を得ていない事務室や倉庫があるというケース。

こういったケースはよくあるのですが、機会を見つけて営業所を拡大する手続をしておいた方が、将来増築する際にハラハラしないで済む確率があがります。



「増築したい」と思ってから考えるのはもったいないです。

もちろん将来増築する可能性がないのであれば結構なのですが、そういったことも念頭の置いたリスク判断をしていただきたいと思います。







hino
posted by 風営法担当 at 19:56 | TrackBack(0) | パチンコ・ゲームセンター・遊技場
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