2011年10月18日

慎重に考えておくべきポイントのみ解説してます

先日、とある団体の医療機関の事務方向けに、契約時の注意点などを解説するセミナーを行いました。

様々の業種の会社様から法務関連のご相談をいただいている中で、契約に関するご相談は比較的多いのですが、ご相談を伺っている際に、契約に関して誤解されている点に気がつくことがよくあります。
そういった経験から、契約に関してよく誤解されやすいポイントを整理して解説しました。
内容は、法律知識の解説ではなく、法令に対する考え方に重点を置いています。

法令の世界は(実は世の中のルール全てに言えることですが)、「原則と例外」の積み重ねで成り立っています。
たとえば、「契約自由の原則」という考え方があって、どのような契約を締結しても原則として自由だ、ということになっていますが、一方では必ず「例外」が存在していて、「たとえ契約を締結していても、この部分については無効となる」という部分があります。
原則と例外を常に意識することが契約実務では非常に重要なわけですが、実際のところ、これはとても難しいことです。

一般の傾向として、
「今までこうやってきたが問題なかった。」
「他のひともこういうふうにやっている。」
という経験をもとに日常の判断をしてしまいがちです。

それは私どもに言わせていただくと
「たまたま何も起きなかっただけですよ。」
ということになってしまうのです。

だって、原則には必ず例外があるのですから、原則どおりのやり方以外に思いつかない人は、いつか例外にぶつかって事故が起る宿命にあるのです。
あとは単に、確率の問題になります。

全てを法的に考える必要はないのですが、かといって日常の惰性で判断をしてしまうと、致命的なミスになりやすいので、やはり重要なポイントは抑えておいていただきたいです。
その、「抑えるべきポイント」とは、「法律情報」ではなくて、「一度慎重に考えておくべきポイント」のことなのです。

法律が苦手な人ほど、「法律の知識があればリスクを防げる」と考える傾向がありますが、それは重大な誤解です。
法的リスクという課題は、もっぱら人間観察を軸として行うべきなのです。
そういったテーマで1時間半のセミナーをさせていただきました。

風営法以外のセミナーも行っています。
「総合コンプライアンス」「知的財産」「法的リスク管理」「著作権」「肖像権」なども私の専門分野です。
posted by 風営法担当 at 09:48 | TrackBack(0) | のぞみ合同事務所について
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