2012年07月24日

今求められているのは「本当の法令遵守」です

前回のブログのつづきですが。
7月20日の警察庁通知を読んで最初に感じましたのは、行政側の本気度です。

留意事項(4)として、「広告及び宣伝の適正化に係る業界誌への協力要請について」
とあります。
その内容の一部を以下に。

「一部の業界誌には、遊技機の無承認変更を推奨し、又は教唆・幇助する内容の記事を掲載するものも見受けられるところ、このような記事等を掲載することも、ぱちんこ営業の健全化を阻害するものである。」

私がセミナーでお邪魔したときに、お隣でやっているわけです。
釘調整セミナーとか、釘師養成講座とか。

釘の調整が風営法違反であり、そのリスクについて解説している、その隣のお部屋では、釘のたたき方が指導されている。
これはこの業界の問題点を象徴しているわけで、今もその「まあそんなもんだ。仕方がない。」といった雰囲気でこの業界全体が考えておられると思いますが、今回の通知では、すでにその部分にまでメスが入っているわけです。

つまり、釘調整を前提とした各種サービスなどは、たとえそのサービスを提供する事業者やコンサルタントがパチンコ営業者でなかったとしても、無承認変更の幇助・教唆として刑事責任を問われるおそれがあるということです。

最近の一連の動きは、「実態を法律どおりにせよ」という軸があり、それが本気で推進されてゆく流れになっています。
「じゃあどうしたらいいんだ?」
という声が、今後たくさん聞こえてきそうです。
今後もさらに、行政側の意図が伝えられてくるでしょうが、皆様、あわてず冷静に受け止めましょう。

私としては、「法令をよく理解して現状を的確に把握しましょう。」としか言えません。
もう予告期間は過ぎて、取り締まりシーズンに入っているようですから、法令がよくわかんという方々には本気で勉強していただく必要があろうかと思います。

弊社では、業界関係法令をよくご理解いただくための、いわば教育支援サービスとして「法務コンシェルジュ」を提供しています。
今日も都内でセミナーをやりますが、「法令通達を自分で確認してみるセミナー」です。

今回の通知を受けて、付け焼刃的な解説セミナーに関心が集まっていくでしょうが、日頃努力していない人が今回の通達をいきなり読んでも意味がわかりませんし、たいした意味をなさないでしょう。

「この言葉ならOKですか」
というご質問は相変わらず多いですが、行政は「表現をやめろ」とは言っていないのです。
どんな表現であろうと、実態として違法なことを告知するために悪用していたらダメなのであります。
根本をよくご理解のうえ、自己責任でやっていただきたい。

法律の勉強は楽しく議論しながら継続するのが一番です。
「そんなの無理」なんてことはありません。
この激動の時代、若い人材を今からでも育てないと、乗り換えてゆけません。

法律オンチでやっていける状況でないことだけは断言できます。
法律オンチの改善であれば私どももご利用ください。

posted by 風営法担当 at 11:45 | Comment(0) | パチンコ・ゲームセンター・遊技場
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