2012年07月25日

取り締まられないなら法律を守らない業界

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20120719ddm002040053000c.html
「高速ツアーバス 8割が法令違反」 
というニュースがありました。

 国土交通省の監査によると、高速ツアーバス事業者の8割に道路運送法違反が見つかり、そのうち48社に重大な違反があったとのことです。

法令遵守は、たとえて言うなら「ブレーキ」みたいなもの。
ブレーキを踏めば踏むほどスピードが落ち、ライバルとのスピード競争で不利になりますから、無駄にブレーキを踏みたくないと考えられる傾向があります。
しかし、スピードの出しすぎで取締りを受け、結局ストップさせられたら、勝負は負けです。

「バレないように違反した者が勝ち。」
「他社がルールを守るようになったら我が社も守るよ。」

こういう業界風土の中で法令遵守を確立するなら、外圧でなんとかするしかないのかもしれません。
本当なら、ブレーキは「安全」のために踏むものであって、コンプライアンスのために踏むのではありません。
これはバス業界の話だったわけですが、パチンコ業界でも似たような状況にあります。

ホール企業であれば、「射幸心」を抑制するためのブレーキを持っているはずですが、実際には「出せるだけスピードを出した者が勝ち」という一面もあるようで、ブレーキの使い方についてたびたび行政庁からご指摘を受けている状況です。

そうなってしまう理由として、「警察が取り締まらないから」という答えが出てきてしまう現実。
こういう問題点がつい最近の行政講話(7月20日ホール五団体メモ)の中で具体的に語られている中で、業界としてはどう動いたらよいのかわからないという状況ではないでしょうか。

あくまで相対的な見方ですが、コンプライアンスがほどほどできている業界と、そうでない業界。
この違いはどこにあるのかなと考えてみると、ひとつの見方として、「大手企業の寡占状態」の方がコンプライアンスは成立しやすいのではないかと思えます。

資金的に余裕のある少数精鋭の企業だけで占められている業界は、業界全体として法令を守りやすいでしょう。
逆に、たくさんの中小企業が大多数を占める業界では、コンプライアンスの実現は困難ではないか。

今後、パチンコ業界の合法化が、SFでなく現実化してゆくとすれば(それが行政の意図だとして)、その世界で生き残れる企業とそうでない企業との分かれ目がどのあたりにあるのか、おぼろげながら想像できるのかもしれず、そうではないかもしれず。

私どもなどは、中小企業の皆様の法務部門を肩代わりしているような商売ですから、中小ホールの皆様には、ぜひともがんばっていただきたいのです。
ですので、小さな所帯でも手軽に実現できるコンプライアンス手法を日夜工夫して提供しております。
昨日のセミナーでも、警察庁がおっしゃっている「法令通達の確認」を実際に大勢でやってみましたが、ちゃんとできました。(ご参加くださった皆様に厚く御礼申し上げます。<(_ _)> )

本当はもっと言いたいことはたくさんありますが、ここはブログですから、どうしても遠慮があります。
そのうち、弊社のぞみ総研で、ホール事業者の方だけにご参加いだだく座談会みたいな場を設けようかと思います。
「ここだけの話」を気軽に語り合って、皆様が抱える問題やご意見などを伺いたいし、私達も本音を言わせていただきたいと、そんなことを考えております。

近く、その企画をこのブログでアップするかもしれません。
どの程度の反響があるかわかりませんけれど。。。

posted by 風営法担当 at 14:02 | Comment(0) | パチンコ・ゲームセンター・遊技場
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