2012年08月09日

広告違反事例を見て思う

昨年6月の通知からおよそ1年たっての再度の通知。
今回もさらに事例が増え、解説がより事こまかになりました。

地方ごとに
「こんなこと言われた。アレも禁止された。」
といった情報が飛び交っています。
去年もそうでした。いつもそうです。

でも、行政が言いたいことは以前と「同じこと」なんですよね。
今出ているような違反事例は、私達は以前からNGだろうと思っていたことで、別段新鮮な情報ではありません。
よくあるご質問として、「○×の表現はダメですか?」と聞かれますが、言葉がどうこうということではありません。

「その広告表現について一般市民に対しその意図を明快に説明できますか?できないならきっと風営法に違反するような不法な意図があるんでしょ?だったら行政は放っておきませんよ。」

ということなわけです。

昨年の通知の後、広告規制に配慮したホールと、そうでないホールがありました。
いや、一時期はきちんとやっていたけれど、しばらくすると忘れたかのようになってしまったお店が多々ありました。
むしろ悪質巧妙化してゆく傾向もありました。

まじめに法令を守っているとバカを見る。
そういう状況になってしまったら、行政としてはガツンとやるしかありません。
そういう時期ですから、行政としてはあらゆる点に注目し、疑惑の目を向けることになるでしょう。
当然ながら、この一年の「おこない」がよろしくなかったホールは注目されやすいでしょう。

「この広告はどういう意味なの?なんか不自然じゃない?」
と聞かれたとき、適切に説明ができますか?
「屁理屈」になってしまわないですか?

セミナーの際に参加者の理解度を測りたくて、こんな質問をすることがあります。
次の文章の意味がわかりますでしょうか。

@パチンコ店は本来は禁止された営業

A賭博と一線を画する営業となるための規制

Bぱちんこ営業が遊技として存在する上で例外は一切存在しない

いずれも今年の行政講話の中で語られたセリフの一部です。
これらの意味を理解できる人が現場にいないとしたら、かなり危険だとお考えいただいてよいでしょう。

行政の意図を理解できなければ、現実の対応も何もありません。
行政とコミュニケーションをとるために風営法を「理解」しましょうと言っていますが、どういうわけか「暗記」がお好きな方が多いようです。
違反事例を何十個覚えたところで、勘違いを蓄積するだけで役に立ちません。

確かに現在、「こういう広告は違反なのでやめましょう。」という表現の通告が出ている地域もありますが、これは「風営法をわかってくれそうもない人」へ向けて、仕方なく話を単純化して説明しているのであって、本当に言いたいことはそこではないのです。

違反事例に書いてなければOKだとか、逆に、違反事例として書いてあるものは全部ダメだとか、そういった極端な誤解が飛び交って、最終的に「行政には温度差がある」という感想につながる傾向があります。

違反の背景は個別の事案によって様々ですから、案件ごとに行政の対応に違いがでるのは「当たり前」なわけです。
事実を単純化した噂話を元に憶測を重ね、
「あっちではOKで、なんでこっちはNGなんだ?」
という不満を持ったところで、あまり意味がありません。

自身で風営法を解釈し、行政の意図を冷静に読み取り、適切に対処できればよいのです。
それは日々、ちょっとずつ工夫し努力すれば誰でもできることだろうと思うのです。

(ここ最近出張続きでして、久しぶりのアップになってしまいました。。。)


<追加情報>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

☆のぞみ総研 風営法勉強会 「ここだけの話」 参加者募集のお知らせ
http://fuei.sblo.jp/article/57915297.html

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
posted by 風営法担当 at 20:46 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場
top_banner_soudan.png