2012年08月21日

管理者業務実施簿のあり方

とある都道府県では、行政が立ち入りの際に管理者業務実施簿を点検するという話が出ていまして、最近になって管理者業務実施簿に関する問合せが増えています。

そこで、先日このブログでも管理者業務についての話しを一つアップしました。

<管理者の業務とは何をすればよいのでしょうか?>
http://fuei.sblo.jp/article/57595853.html

管理者業務実施簿は、その名のとおり管理者業務の実施について記録するものです。
つまり、管理者業務をきちんと実施していれば、おのずと実施簿は備わっているはずだということで、プレイグラフさんの2月号で管理者業務について掲載させていただいた内容(上記リンク先)をご覧いただければ、おおよその意味がお分かりいただけると思います。

業界団体等で配布されている書式やサンプルがすでにあります。
これに準拠して我々が用意しているものもありますが、正直なところ「カタイ」です。

書式とかタイトルはどうでもよいのです。(少なくとも法の趣旨としては)
法令を遵守させる立場にある者(管理者)として、必要なことをやっていればよいのです。
何が必要であるかは、営業所の固有の事情により様々でしょうから、内容は各管理者が自由に決めればよいのです。

管理者業務のうち、従業者名簿はすでに備わっているでしょう。(そうでないと行政処分がまっていますから。)
おそらく足りない部分は、「従業者への指導」と「点検」だと思います。

従業者への指導はどうしたらよいのか?
その前に、従業者に日頃何をどのように指導しているのかを思い浮かべてみましょう。

朝礼のとき、業務の合間、又は研修の時間を設けて、と、いろいろありえますが、最も合理的と思われる方法で従業員に対し何らかの指導をされていると思います。
その指導内容の中に、風俗営業者として指導すべき法的なポイントを含めておけばよいのです。

さらには、そのような指導の実施方法をあらかじめ計画しておき、実際に実施したら、その実施内容を記録し、その実施の効果も把握する。
そういった一連の作業記録で充分だと私は思いますが、計画的に行うことと、記録を管理することが、実際には難しい(と言うか、面倒くさい)のだと想像します。

もう一つ難しいのは、法令遵守のためにどのような情報を従業員への指導内容に盛り込むべきなのか、という点です。
風営法の全てを末端の従業員に理解させる必要はないわけで、日々の営業における法令遵守を実現するために、必要な人へ、必要と思える情報のみを選んで指導したらよいのです。

そういったことは、風営法をよくご理解されていればおのずとわかるはずだと思いますが、詳しくはいずれこのブログ上で触れるかも知れません。

もうひとつ、「点検」の実施と記録も重要です。
点検すべきポイントは、業界団体等で配布されている点検事項を参考にされればよいと思いますが、私などからすると、もう少し点検項目を追加してもよいし、点検のタイミングもいろいろであってよいと思います。

これについては、弊社セミナー等でことあるごとに配布させていただいている「カルテ」のようなものも取り入れてご使用になってもよいと思いますし、防災対策や労基法などにも配慮した点検であれば、なおよいことだと思います。

風営法以外の指導や点検をするなとは行政も言っていませんから、ホールの都合で実際的かつ総合的な点検項目を作るほうがムダがないと思います。

このほか、苦情の処理や年少者の立ち入り防止も管理者の業務ですから、これらの業務の記録管理も必要です。
こういったことは、管理者の業務である以前に、ホールとして行って当然に行っているはずのことですから、やはり、実態として意味のある方法で自主的に実施していただきたいです。


のぞみ総研風営法担当者

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http://cozylaw.com/cart/shidou.html

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posted by 風営法担当 at 12:08 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場