2012年09月19日

ダメな理由は知らないでいい!?

先日、あるテレビ番組を見ていたら、「親が子どもを叱るときは理由を説明しないほうがよい」という話がでていました。幼児期のしつけとしては、「いけないことはいけない」と明確に伝えた方がよく、理由まで説明してしまうと、後で子どもの頭脳が混乱しやすいのだとか。
もちろん私はこういった分野の専門ではないので、そのような方法が正しいのかどうかよくわかりません。ただ、似たような現象をホール業界で最近よく見かけます。

7月20日に広告宣伝規制について警察庁から通知が出ましたが、ようやく最近になって、都道府県警から具体的な指導なども行われ、都道府県レベルでQ&Aなども作られています。
都道府県レベルでの指導内容を見たところ、昨年の広告規制通知の頃とは打って変わった厳しさで、「一切ダメ」といった表現が増えていることに少々驚きました。

これまでは「規制の趣旨」を念頭に置いた表現が多かったですが、最近はお構いなしの断定的な表現が目に付きます。
こういったことの背景には、「趣旨を説明しても意味をわかってもらえない。」「何か具体的に言うと逆手にとって都合よく解釈される。」「また別の抜け道を探し出してくるに違いない。」といった、以前から指摘されている「よろしくない慣習」が相変わらず影響しているのではないかと想像します。

こうなってくると、指導の法的根拠がどこにあるのかもわかりにくくなってきて、都道府県によっていろんな解釈もでているし、私などにとっては「かえってわかりにくいなあ」と思う状況なのですが、それぞれの地域のホールの皆さんとしてはどうなのでしょう。
「これで明確になった。意味はわからんけどダメなもんはダメだからな。」
ということで納得されているのでしょうか。

来店ポイントのことでも、改定されたガイドラインについて悩ましい問題がでています。
たとえば、1ポイント1円で運用する設計のシステムをすでにご利用になっているような場合。
ガイドラインでは「同一日に付与できるポイントは、1ポイントととし、・・・」とあります。
でも、1ポイントあたり1円相当の設定であれば価格上限の20円分、つまり20ポイントで提供したいと考えるのもわかります。

では、ガイドラインで「1ポイントとし・・・」とあるのに、一日に20ポイント提供してよいのか。
私が思うに、ポイントの価値の合計が20円を超えていなければよいのだと思います。
そもそも景品表示法の取引価格の算定から始まっている問題なのですから、一日に提供されるポイントの価値が合計で20円を超えていなければ「趣旨」としては間違ってはいないのだと考えます。

でも、ガイドラインには「1ポイントとし・・・」と書いてあるから、提供できるのは1ポイントが限度だ、と言う人もいるわけです。

「書いてあるとおり」なのか、「趣旨」なのか。
本来どうあるべきかと言えば、答えは決まっています。
でも、趣旨を考えることを放棄してしまっている方々には、こんなことをいくら言っても始まらないのです。

「理由や趣旨を説明してもどうせ理解できないから、この際バッサリ禁止してしまおう。」

そういうふうにならないためには、きちんと考えられる人にがんばってもらう必要があります。
そういう人たちに会いたくて、以下のような勉強会を予定しています。
まだまだお申し込みが少ないのですが、勇気を持ってご参加くださる方がいらっしゃることを期待しております。
大事なのは「考える勇気」です。私達も勇気をもって「ここだけの話」をします。


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☆のぞみ総研 風営法勉強会 「ここだけの話」 参加者募集のお知らせ
http://fuei.sblo.jp/article/57915297.html

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posted by 風営法担当 at 17:54 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場