2013年04月08日

あるロボキャラの著作権について思う

もう何年も前のことですが、ある著名なロボットキャラのフィギュアをWEBに掲載したい、という話がありました。
素人が作ったフィギュアの写真をWEBに掲載してフィギュアの優劣を評価するのだとか。
さて、これについて法的にどうですか?という相談でした。

素人さんがフィギュアを作ること自体は「私的複製」ということで問題なしと思いますが、その写真を無断でWEBに掲載すれば公衆送信権侵害になりえるわけです。
どうしてもやりたいなら著作権者から許諾を得ておけばよいのですよ、という型どおりの回答もくっつけます。

でも。
たかがフィギュアの写真くらいのことで有名なキャラクターの使用許諾を一般人が申し込んだとして、そもそもまともに対応してもらえるのか、という懸念はあります。というか、ほとんど無理でしょう。
許諾を出す方としては非常に面倒くさい話です。
かといって著作権法どおりに一切禁止するのかと言えば、そうとは限らないかもしれません。

よく問合せがありそうな利用方法で、しかも営業上差し支えない範囲においては、著作権を持つ企業があらかじめ利用できる範囲をQ&Aみたいなもので公開していることがありえるのではないか。(実際にはそうそうないでしょうが)

そんなことを考えたので、念のためという思いで、ライセンスを持つと思われる企業に電話で問い合わせてみました。


私 「素人がフィギュアとして作られたものをWEBにアップしたいのですが、使用できる範囲とか定めていませんか?」

相手「そういうことは著作権法で禁止されているので絶対にやらないでください。」

私 「いや、法律のことではなくて許諾の可能性について・・・」

相手「そういう考えの人がたくさんいるから迷惑しているんですよっ。」


とまあ、私の記憶ではなんとなくこんなやり取りになりまして、私にとっては筋違いな説教をされたつもりですが、これはもう無意味だと思って、軽く謝罪をして電話を切りました。

とは言え、一般人として許諾について問い合わせただけなのに、まるで犯罪人扱いの対応をされたことには、さすがに私も残念でした。

あんなに有名な企業でも担当者にたまたまオカシな人がいることもありえると思い、その企業の未来のことも多少案じた末、私はことの顛末をメールでその企業に知らせました。

そしたら翌日には返信がありました。
なんと、私の問合せに対応した本人から直接メールが届いたのです。

内容を簡単に言えば、「そりゃあ悪かったわね!」というような内容でしたので、私はさらにガックリしてしまいました。

一般市民からの苦情に対して、苦情の元となった本人が直接メールしてくるという対応も珍しいと思います。つまり、担当者がオカシイというよりは、その企業自体がオカシイのではないかと感じてしまったのです。

なるほど、<有名な企業だからしっかりしている>ということは無いわけですし、たまたま運悪くこのような結果になったのかもしれませんが、この業界は特にそういう傾向が強いのかも。という偏見を私は持ってしまいました。

偏見は良くないのですが、その偏見を覆すような出来事もなく、むしろ裏づけするような記憶の方が多いためか、未だにその偏見が消えていません。
そんな私の苦い思い出がよみがえったのは、パチンコのある新機種(ロボットアニメの)が人気になりそうで、それに関係する相談が増えるだろうと思ったからです。

ホール業界の皆さん。
キャラクターものを業務上複製することも、アップロードすることも、よく注意しなければ著作権法違反の恐れがあります。
遊技機の取扱説明書などとともに、広告宣伝に利用する際の使用条件がどこかに書いてあると思いますので、よく読んでから使用しましょう。

「他の店でもやっているから大丈夫」
「この程度なら文句は言わないだろう」
そんな感覚で無意識に著作権法違反になってしまうことがありえますのでご注意いただきたいです。



posted by 風営法担当 at 13:51 | Comment(0) | パチンコ・ゲームセンター・遊技場
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: