2013年05月08日

ホールの構造変更の承認はいつもらえるのか

ひとつの店舗を開店するにも、ちょっとした変更届出で済むこともあれば、許可の新規取得、現状の構造を維持しての許可取り直し、構造変更、会社分割などいろいろなパターンや組み合わせがあります。

どのパターンにおいても、その店舗がおかれた状況や、お客様のご都合によってかかる手間や苦労はいろいろです。

理想的なケースは、計画に余裕があり、予定どおりに進行し、役割の分担が明確で、コミュニケーションも充分、という環境です。

当然ながら、この逆のケースは大変な手間と心労が重なります。
社長の鶴の一声でオープン日が前倒しになるとか、施行計画が途中で変更されるとか、工事計画にもともと無理があるとか。
さらには行政側の都合というものもあります。

たとえば構造変更の承認を得る場合、承認通知の日は構造検査の日から10日後というケースが多いようです。
それは標準処理期間に関する内規がそうなっているわけです。
では構造検査の日はいつか。
それは行政庁の検査担当者のご都合によるわけです。

工事が完了したその日に検査を受けられると思い込んでいるお客様は多いです。
そんなわけないでしょ、とは思いますが、経営側の立場としては一番都合のよいスケジュールで進んでほしいと願うわけで、その「願い」がいつの間にか「すでに決まった話」に変化する現象を過去に何十回も見てきました。

検査日を決めるにあたって、所轄署の担当者の都合だけで決まる場合もあれば、検査の人手を3人そろえるために3人の都合で決まることもあり、それに浄化協会や警察本部がからむこともありで、なかなかこちらの都合どおりにはなりません。

私の経験では、工事完了日の1月後の検査ということもありました。
これでは予定もなにもあったものじゃない。
グランドオープンに間に合わないわけです。

「明日に検査をお願いします。」というわけにも行かないので、検査日については事前に余裕をもって行政庁に相談しておかなければなりません。
しかし、工事が終わっていない段階での検査予約ならば、
「もし工事が間に合わなかったら・・・・」と考えると、夜眠れなくなります。


そのことをお客様に言うと、「大丈夫と業者が言っているから大丈夫。」と言われます。
でも、大丈夫だった確率は経験上3割くらいでしょうか。
工事が予定通りに行くケースの方が少ないのです。

なので、行政側でも「工事が完了するまで検査日は決めない。」というケースがあるわけです。
ごもっともではありますが、ホール側にとっては厳しい話です。

だから、検査日を工事完了予定日の直後にもってゆくのは難しいし危険でもあります。
そして、ごめんなさい。仕事柄、お客様がおっしゃる「大丈夫。」を否定はしませんが、信じていません。

では余裕をもって・・・というのも、実際には難しいものです。
承認が早く出すぎると、今度は「損をした」という話にもなりかねません。
今までそういうことを言われたことはありませんが、多少は気になります。

でも、こちらは占い師ではないので、「このスケジュールで大丈夫」なんて言える訳もありません。
まあ、そこをどうにかするのも仕事のうちなのですが。。。

というわけで、我々の仕事の手間や心労は同じ手続でもピンきりでして、特殊なリスクに対応して様々な手間や工夫をかけることもありますから、えてして当初のお見積もりどおりにはゆかないものです。
事前に手間を予測するのはかなり無理がありますし、場合によっては失礼にもあたります。
「お客さんの会社はどうせ面倒なトラブルが多いだろうから・・・」とは言えませんもの。

正直なところ、手続にかかる手間はお客様の個性によっていろいろです。
手堅くリスク管理をされている企業もあれば、いつもギリギリで綱渡りのような行動をされる企業もあります。統括する担当者が不在のため、同じ会社なのにたくさんの人から問合せを受けることもあります。

要するに何を言いたいかと言うと、手続報酬は同じ手続でも内容次第でいろいろだということです。
ずうっと前から書きたかったことを、今頃ふと思い出して書いてしまいました。

posted by 風営法担当 at 17:54 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場