2013年07月20日

図書館設置で出店阻止 について思う


図書館設置「異例の速さ」 パチンコ店訴訟

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20130719-OYT8T01412.htm

というニュースについて。

裁判所は、出店阻止を目的とした図書館開設に違法性があったということで、市に対し賠償を命じたとのことです。

法律的なことはさておき、私は思うのは、パチンコ店の出店に対する地域の反応についてです。

出店を阻止するためにここまでのことが起きるほど、パチンコ店を強く嫌う人がたくさんいたという事実は、法律的にパチンコ店側にとってどれほど有利な判決がでようとも変わらないし、このように市が敗訴したニュースが報道されれば、パチンコ営業を嫌う人々の反感はさらに増すであろうと思います。

パチンコに限らず、風営法に関る業種は大方、地域の風俗環境に何らかの悪影響を及ぼします。

社会全体においては「息抜き」としての娯楽施設の存在には意味がありますから、風俗営業がなくなればよいとは決して思いません。

しかし駅前とはいえ、全ての街に必ず風俗営業が存在しているという状態が正解だとも思いません。
これは本来、都市計画の問題なのですが、現状の都市計画が想定している以上にパチンコ店営業の影響度が大きく、そして地域から嫌われるようになっていた、ということでもありましょう。

一店舗の利害と業界全体の利害が反することはよくあります。
他店がやれないからこそもうかる、という営業戦略もあります。

だから、市民の反対は承知で出店する。
それが「商売だ」とする考えも当然でありますが、仕方がないとは言え、そういったことの積み重ねが業界の未来に少しずつ影響してゆくのも現実でしょう。

これは法律には無関係の、「品性」の問題でもあります。
しかし、法律にまったく無関係でもないように思えます。

法律はしょせん、人間があつかうもの。
関わる人間の品性によって、法律の扱い方(さじ加減)は無意識にも変化してしまうものですし、法律を作り変えるのは人間です。

風営法もいずれは手直しされますが、さて、どのように変化するでしょう。
風営法でなくとも、目先の鬱憤をはらすような条例の新設や改定が続くと思われます。

もし長期的な視点でパチンコ業界の未来を心配するのであれば、これまでとどこか違った視点が必要かもしれません。

どこから何を変えれば未来が良い方向に変化するのか。
それはよくわかりませんが、来週はPSK総研で、私が担当する風営法について講演(というかプレゼンでしょうか)させていただきます。

少なくとも、業界の根幹を規制する風営法について、もっと「話せる人」や「考える人」が増えてくれれば、どこかが変わるのだろうと期待しています。

暗記が苦手な私には、難しい勉強もセミナーもやれません。
ごく簡単なことをしっかりやる、ということが発想の基本です。

法律を考えるということは、人や社会の心理を探求することでもあります。
そういった幅広い視点で、楽しく柔軟に風営法を考えていただける環境を実現していただきたいと思います。

来週はそのような提言をするつもりです。
多少、キツイ発言になってしまったら申し訳ないです。
ホール業界の方は参加無料だそうで、弊社トップページの「TOPICS」に概略を掲載しました。

http://thefirm.jp/





posted by 風営法担当 at 09:57 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場