2013年11月28日

従業員のマニュアル主義について思う

すでに設置させていただいている風営法初級テストの結果から、風営法に関して誤解されやすい部分の傾向が見えてきます。
特に誤解されやすいのは「年少者の立ち入り規制」に関する部分です。

<十八歳未満の者を営業所に客として立ち入らせること>を風営法では禁止しています。

「18歳未満の者」を「客として立ち入らせてはらない」のです。

客が18歳以上であれば、たとえ高校生であっても制服を着用していても、入店させることは違法ではありません。

実際はハウスルールで、制服着用の客や高校生は入店禁止にしていることが多いかと思いますが、ハウスルールと法規制との区別があいまいになっていることが多いようです。

また、「客として」についての判断が難しいのですが、たとえば、母親を探している幼児が入店してきた場合に、その幼児を追い返すのか保護するのか、といったところの判断が意外と難しいようです。

「風営法よりも人命が優先」という人としてごく常識な考え方の部分で弱い傾向があるようです。
よって、「18歳未満の客は全て追い返せ」という方針を採られるケースもあるでしょう。

たしかに、年少者の立ち入らせはB量定で罰則もあり、悪質であれば営業停止もありえる違反行為ですから、とても重大なリスクをはらんでいます。

それを恐れて現場に柔軟な判断をさせないという堅実な判断をされるのであれば、同時に年齢確認の記録もしっかり保管されておくのが当然だと思いますが、そこまでされているホールさんがどれほどあるでしょうか。

一方で、パチンコ業界に限らず「マニュアル主義」みたいなものがあって、自分で判断するのがイヤだから細かくマニュアルで書いてくれ、というご要望がよくあります。

しかし、いくら細かいマニュアルを作っても、判断し責任を負うことから逃げてしまうのを助長するだけのことです。

決められたルールにしたがっていればそれでよい。自主的な判断は無用である。といった潜在意識が世の中には濃厚なのであろうと思います。

でも、この程度の判断さえやる気がないというのは、単に「法律が難しいから」ということで済まされないと思いますし、こういう感覚をほうっておいたうえで風営法をいくら暗記しても、無駄なことは明らかです。

なので、風営法の研修を2時間くらいやっておわりにしているということではいけないのだと思います。
テスト結果について思うことは引き続きこちらで述べてゆこうと思います。

「ホール営業の風営法テスト」はこちらです。

http://nozomi-soken.jp/test-a01.html



posted by 風営法担当 at 18:34 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場