2021年07月07日

バニー姿で無許可接待疑い について思う

「バニー姿で無許可接待疑い ガールズバー経営の男逮捕」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/114174

よくある社交飲食店無許可営業の摘発事件のニュースですが、注目ポイントは「バニー姿」という部分なのでしょうか。

バニー姿」がダメということではないのですが、<チップみたいなものを客がお姉さんの胸元に挟む>ことが<システム>になっている。

これが「接待」にあたるのであれば、社交飲食店営業の許可が必要になります。

で。これが接待なのか?ここがポイントです。

ガールズバーを経営している人がよくおっしゃるには、「カウンター越しならOKでしょ」と考えているのだとか。

しかし、風営法は「接待」かどうかで判断するわけですが、「接待」は「歓楽的な雰囲気をかもしだして客をもてなすこと」でありまして、<カウンター越しなら接待には当たらない>なんてことは法令には書いていないのです。

<お姉さんの胸元にチップを挟むシステム>

歓楽的雰囲気をかもしだしているでしょうね。いわゆる「エロい」そして、「楽しい」という要素があって、それが店の「システム」として料金体系に含まれている。

ならばこれも「接待」ではないか。つまり社交飲食店営業ではないか。しかし、そのための営業許可がないよね。犯罪だよね。

警察官が店に立ち入ったときに、このシステムを現認されたから現行犯として逮捕されたんでしょう。

「昨年4月から」とあるので、コロナ禍において1年以上は営業を続けられたのでしょうか。

見方によっては「1年以上も営業できた」ということです。
1年やって平気だったからもう大丈夫。なんてことではないのですね。

当たり前のことなんですけどね。
posted by 風営法担当 at 00:00 | 飲食店業界

2021年06月18日

ネカフェの個室の立てこもりについて思う

久しぶりの長時間立てこもり事件です。

気になるのはネットカフェの個室だということ。

別に個室が悪いわけじゃないのですが、風営法と旅館業法を守れてますってことなら良いわけで。

鍵付きの個室だそうですね。

ネットカフェの立ち入りは最近減っていたような気がしますが、この事件でネカフェの個室が後でとやかく言われてしまったりすると、今後立ち入りが増えるかもしれません。

こういった事件があると、その影響が関連する業界に出てくるかもしれません。という話でした。

posted by 風営法担当 at 14:17 | 飲食店業界

2021年06月05日

カウンター越しだから大丈夫だと思っている人へ

メイド服の女性店員、カウンター越しに接待…「風俗営業」と判断・・・・

という読売のネット記事です。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210521-OYT1T50111/

「カウンター越し」

が重要ワードです。夜の商売の皆さんのよくある誤解ですね。

「カウンター越し」なら接待にならないでしょ。

とおっしゃる。

いや、違いますよ。と私が説明して、さて、ご理解いただけたかな?

と思うことがよくあります。

どこの業界でも「よくある誤解」というのがあって、パチンコ営業なら。。。まあいいや。

ともあれ、カウンター越しなら大丈夫、なんて言ってるのは素人さん。

でも、リスクなんか知らなくても営業できるじゃん。

そうですね。山の知識がなくても登山はできるでしょう。

問題は<いつ遭難するか>であって、たまたま今まで大丈夫だったからといって、これからも大丈夫というわけではありません。

遭難してから山の怖さに気が付く人。

遭難する前に気が付く人。

遭難してもまだ気づかない人。

まあ、いろいろいらっしゃいますね。
posted by 風営法担当 at 10:00 | 飲食店業界

2021年04月12日

摘発リスクはこうして上昇する

「違法深夜営業疑いでラウンジ店長ら4人逮捕 府の時短要請にも応じず 大阪/京橋」

ネットでこんなニュース記事がありました。気になる方は検索して見てください。

総合的な感想ですが。

この記事は、間違いではないが、これを見た人は誤解をするだろう。ワザとなのか、たまたまなのか?

なぜそう思ったか。
記事の中の次の部分。

「緊急事態宣言が出ていた2月25日深夜から翌26日未明にかけ、17歳の少女に接客をさせたうえ、風俗営業の許可を受けずに深夜営業をするなどした疑い。」

まず最初に。

17歳の少女に「接客」をさせていた。

「接待」ではなく「接客」をさせていたわけです。もし「接待」をさせていたら「風俗営業の無許可営業」として摘発されていたでしょう。

しかし、「接待」という言葉が出ていないので、推察するに無許可営業ではないらしい。よっておそらく、風営法32条2項違反でしょう。つまり、飲食店で夜10時以降の時間帯で18歳未満の者に「接客」させていた。

ではもし、その接客したスタッフが「18歳」であったら?
別の違反容疑がないと逮捕できないわけですが、ほかにどんな違反があったのかわかりません。(たたけばでてくるホコリとやらがこれから出るかもしれませんが。)

もし深夜酒類提供飲食店営業の開始届出をしていなかったとしたら、無届営業として摘発が可能ですけれど、その話も出ていません。

想像するに、ガールズバー的な営業をしていた。深夜の開業届は出していた。接待はしていないから風営許可は不要。つまり、営業形態としては<よくあるガールズバー>です。が。。。

大阪府の時短営業に応じていなかったから目を付けられていた。
そして、17歳の少女に深夜接客させていたことがたまたま発覚して摘発された。

ならば。17歳の少女を夜10時までに帰らせていれば摘発はなかった。

しかしこの記事を見た世間の印象としては、

<深夜営業するなら風俗営業の許可を受けなければならないのに、その許可を受けずに深夜営業をした。時短要請も無視して・・・>

と解釈しませんかね。

深夜営業に対して風俗営業の許可は不要です。そもそも許可業者なら未明までの営業なんて違法です。

しかし、風俗営業許可を受けていないこと。そして、深夜営業をしていたことも事実。

この二つの事実を組み合わせて「風俗営業の許可を受けずに深夜営業をするなどした疑い」と記事に書いてあるのですが、これは言語的に間違っているとは言いにくいとはいえ、真実ではないでしょう。

風営法は複雑ですから、記者さんが勘違いしたのならまあ仕方ないですが、わざとこういった表現をしたのなら、それは問題ありと思います。

時短要請に応じない店舗に対してなら、イメージを悪くするためにこういった印象操作をしてもよい。
なんてことは、考えていなかったと思いたいです。

結論として、時短要請に応じない店はリスクが高い。

という一年前にこのブログで予告したことが起きているのでしょう。

開けている店に客や女の子が集中しつつある。

だから、ライバル店のやっかみも多くなり、通報も入りますね。そういうことではないかしら。
posted by 風営法担当 at 11:50 | 飲食店業界