2019年08月07日

釘曲げの通報事案について思う

「釘曲げ」

ホール業界で最大のリスクであるこの問題について、公けの場ではあまり思ったことを言いにくいのですが、言いにくいことゆえに、問題の本質を理解されづらく、特に大手チェーンにおいては、その組織が巨大であるゆえに、上にゆくほど深刻さが薄まってゆく傾向にあります。

何かあってもなんとかなるさ。なぜなら、これまでなんとかなってきたから。

という感覚が普通です。

これはホール業界に限ったことではなく、風営法の規制を受けながら怖い思いを経験したことの無い人々に共通する感覚です。

「起きてから」では後が大変ですが、、起きてみないとやる気にならないのが人情というもので、仕方がないとは言え、「他山の石」ということわざの如く、すでに発生した他社の事例を分析して未来に生かすということは重要です。

まあ、教訓を生かすには大変なお覚悟もいるし、完全に防げることでもないので、対策をしないでいるのも、ある意味では高等戦略ではあります。

ですので、釘曲げで摘発を受けたらそれまでだ、という認識でリスク管理されるのもアリなのかなと。

こんな話を持ち出すのは、今年も釘関連の摘発の情報が続いているものですから、ふと思ったことを述べました。

摘発情報に「通報」というキーワードがくっついていることが多くなりました。

言い換えると、「通報がなければ起きない」という傾向もありうるわけで、このあたりが業界の現状の一端を示しているようです。

結局は「人」なのですが、「人」の扱いについて、あまり真剣ではないような気がします。
この業界のことですけれど。
posted by 風営法担当 at 16:17 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2019年07月01日

受動喫煙対策と風営法の注意点

20190625.jpg

先週は、「受動喫煙対策と風営法上の注意点」という内容で、日遊協さんで講演させていただきまして、思いのほかたくさんのご参加があり、皆様の関心が高かったにも関わらず、私の持ち時間は30分足らずでした。

それは私が「30分もあれば充分でしょ」と事前に提案していたからでして、昨年中に基本的なことを全国で講演してしまったことから、今回は補充的な説明で充分であろうと思ってしまったのです。

今思えば、あと30分多くてもよかったかもしれません。
一部の方々から、鋭いツッコミがありました。

3月に出た「軽微な変更とする取り扱い」の法的意味合いについて。
私は「特例的措置」と言ったりしましたが、あれは「特例」??

そこに思い至る方は、なかなか実務に精通しておられる。
そして、答えは。。。。

いや、業界にとってメリットがないことをブログでは書きたくありません。
大事なことは、現実の諸問題を有利に活用することです。

むしろ、私が今回一番伝えたかったことは、例の「特例的措置」を無理に活用しない方がいいですよ。
ということです。

そのことはこのブログでもすでに触れているとおりです。
もらったものは使わないと損。みたいな発想は捨てていただいて、冷静に考えていただきたいと思います。

そして、やはり特例風俗営業者はこういうときに有利だな。と思います。
今回の講演でモデルケースとなったあるホールは、マルユウを保有していましたから、手続き上の負担がとても少なかったです。

喫煙専用室は客室から除外するのが自然ですからね。

今からでも、特例風俗営業者の認定を取れるホールさんは、取得を検討されるとよいですよ。
ただし、いくつかの注意点を忘れませんよう。

昨年の日遊協の講演で配布した資料には注意点を記載しておきました。
セミナーに参加された会員様には、私の配布した資料等についてご不明の点がありましたら、お気軽にお問合せください。
posted by 風営法担当 at 11:46 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2019年06月17日

釘曲げ摘発のニュースで思う

大手マスコミの記事で取り上げられるのも稀なので、一応ここで取り上げておきます。

https://www.asahi.com/articles/ASM6563H8M65UHNB013.html

最悪の場合は、無承認変更で法人起訴⇒罰金刑確定⇒欠格事由該当⇒許可取消⇒他の店舗も取消し

といった流れですが、そんなことになっていたら業界に激震が走っていたところです。

あやうくかろうじて踏みとどまったものと思いますが、その陰ではたくさんの努力があったに違いありません。

つまり、悪くすると、そういうこともありえたのだと思います。

そういうヒヤッとする体験を経験した人と、そうでない人。

その違いがあまりに大きいので、いつも初対面ではその点を密かにチェックして、その結果に合わせてアドバイスします。

要するに、「未経験者」に対してはリスクをクドクド説明する。

経験者に対してはホドホドに説明する。

ということですが、さて。

広告宣伝を企画立案している皆さんは、企業全体における風営法リスクを念頭に置いていますか?

置いていませんね。。。。

ホール経営にとって、これほど重要なことはないはずなのに、よく平気でいられるものだと常々思っています。

おりこうさんになっているだけで、果たして商売になるんでしょうか。
かといってリスク対策も大事ですよね。

もっと、きちんとした考え方と知識を身につければいいのに。
と思います。
posted by 風営法担当 at 15:43 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2019年05月24日

一般人の激アツ予想サイトについて思う

ホールさんが知らないうちに、そのホールのイベント日が一般の誰かによって<予想>としてネット上で告知されてしまっている、という話がちらほらでてきています。

その告知内容が、もしホールによるものであれば広告宣伝規制違反に該当するような、いわば業界人から見ると過激な表現であったりもするそうで、これを行政側が見たら、「ケシカラン」と思われるのは当然のことですが、そう言われても、その情報発信にホールが関わっていないとなると、ホールとしてはその情報発信者に「オネガイ」という形式で情報削除を依頼する程度のことしかできません。

あるホールの出玉状況を予想して、その予想を一般人がネット上で公表しても、それが違法というわけではないし、営業妨害とも言いにくいところです。

というわけで、こういったことが流行ってきてしまうと、今後いろいろな展開が予想されるわけで、これを前向きに受け取るホールさんがいないとも限りませんが、業界にとっては、また新しい問題に対応しなければならない、ということになるでしょう。

これまでは、無関係の第三者を装った違法な広告がたびたび問題視されてきましたが、真実の第三者による情報発信を業界として規制することは、たとえある程度やれたとしても、焼け石に水、ということになってしまうのではないか。

では、自店について知らぬ間に過激な予想を掲載されてしまったホールとしてはどう考えるか。
集客ができてうれしい。

これは現場レベルではそうかもしれません。ですが、行政側がそれで済ますとは思えないのです。
実態として何らかの違反がうかがえれば、そこは厳正に対処しないわけにはゆかないと。

広告事業者の自主規制とか、そういったこれまでの議論や課題を根底から覆す展開もありえるので、当面この問題に注目したいと思います。
posted by 風営法担当 at 00:00 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2019年05月13日

違反処分の傾向を分析すると。。。

世の中には、正式な処分に至らない中途半端な違反事案がたくさんあって、それらの多くは公けにならないまま<無かったこと>になるし、まれに噂となってSNSで流れたりしても、多くはたくさんの誤解や推測がまぎれてわけのわからない情報になってしまいます。

ですので、確かな情報、つまり行政庁から公式発表された情報をもとに分析してみるのもよいかなと。。。

それで先日、風営白書の情報を元にして、某団体で行政処分状況について解説させていただいたんですが、率直に申しますと、行政処分に関する風営白書のデータはほとんど使い物になりません。

まず、違反処分件数について、パチンコ営業に絞った数値がないのです。
パチンコと麻雀を合体された数値でさえ、ほとんど得られるものがないのですが、それすら無い。

せめて、風俗営業だけとか、遊技場だけとかでもいいから、もう少し的を絞った数値がほしいです。
せっかく全国から数字を集めたわけですから、もう少し手間をかけていただいてもいいんじゃないかと。

違反の種類ごとの件数だってそう。

たとえば、構造設備維持義務違反<何件>と書いてあっても、その内容が、壁やカウンターの移動などの変更なのか、遊技機をいじったということなのか、射幸心をそそるポスターを掲示したのか、そう言った点がさっぱりわからりません。

結局は、
「たぶんこれらの大半はホールさんの広告宣伝規制だと思われます」
という話になるのですが、それって日野の個人的見解でしかないぞ、ということになってしまいます。

情報を集めている人達は、それぞれの業界の実情を把握できていないし、それを業界として生かしてもらおうという思考にはなれないでしょう。

じゃあもっと細かい情報を出してもらうように業界から要望しましょうよ。
と思います。

あ。それは私ががんばるんですか。はあ。。。

余談ですが、5月15日水曜日、午後1:30より都内神田でKAI総研主催のセミナーを開催します。
私もそこで講演しますので、皆さんどうぞよろしくお願いします。

ホール業界のハラスメントについてお話しします。
もちろん、刺激的な内容でやりますし、ホール営業の致命的問題にもからめてゆきます。

ホール営業者限定です。
まだ参加申し込みが間に合うと聞いています。

詳しくは以下をご覧ください。

http://psksouken.jp/wp/wp-content/uploads/2019/04/190515seminar.pdf
posted by 風営法担当 at 18:20 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場