2010年10月26日

風俗営業における構造設備の変更の承認について

@ 構造変更承認とは

風俗営業許可を取得する際には、法令で定められた構造設備基準をクリアしているかどうかについて都道府県公安委員会の検査を受けていますが、許可後に勝手に構造設備を変更することを認めてしまうと、許可の際に構造設備の検査をしたことの意味を失ってしまいます。

そこで、一定の構造変更については事前に都道府県公安委員会の承認を得なければならないこととなっています。

但し、特例風俗営業者については構造設備の変更について、本来は変更承認申請をしなければならない場合でも変更届出をするだけでよいとする優遇措置があります。

承認を得るべき変更をしたのに、承認を得ないで変更して営業を継続してしまうと、許可取り消しや罰金などの重い処分を受ける可能性がありますので、とくに注意が必要です。



A構造変更承認申請が必要な場合

風俗営業者が営業所の構造設備について次のような増改築をしようとするときは、あらかじめ公安委員会から承認を受けなければなりません。



@  建築基準法 (昭和二十五年法律第二百一号)第二条第十四号 に規定する大規模の修繕又は同条第十五号 に規定する大規模の模様替に該当する変更



建築基準法第2条より一部抜粋

十四  大規模の修繕 建築物の主要構造部の一種以上について行う過半の修繕をいう。

十五  大規模の模様替 建築物の主要構造部の一種以上について行う過半の模様替をいう。





A  客室の位置、数又は床面積の変更

客室の床面積が増える場合だけでなく減少する場合も承認が必要です。





B  壁、ふすま、その他営業所の内部を仕切るための設備の変更

客室以外の場所での変更も含まれます。



C  営業の方法の変更に係る構造又は設備の変更

まあじゃん屋をぱちんこ屋にする場合や和風料理店を洋風カフェーに変更する場合などです。

許可証に記載されている営業の種類が変わる場合もこれにあたります。







風適法第九条  風俗営業者は、増築、改築その他の行為による営業所の構造又は設備の変更(内閣府令で定める軽微な変更を除く。第五項において同じ。)をしようとするときは、国家公安委員会規則で定めるところにより、あらかじめ公安委員会の承認を受けなければならない。

2  公安委員会は、前項の承認の申請に係る営業所の構造及び設備が第四条第二項第一号の技術上の基準及び第三条第二項の規定により公安委員会が付した条件に適合していると認めるときは、前項の承認をしなければならない。

3  風俗営業者は、次の各号のいずれかに該当するときは、公安委員会に、内閣府令で定める事項を記載した届出書を提出しなければならない。この場合において、当該届出書には、内閣府令で定める書類を添付しなければならない。

一  第五条第一項各号(第三号及び第四号を除く。)に掲げる事項(同項第二号に掲げる事項にあつては、営業所の名称に限る。)に変更があつたとき。

二  営業所の構造又は設備につき第一項の軽微な変更をしたとき。

4  前項第一号の規定により届出書を提出する場合において、当該届出書に係る事項が許可証の記載事項に該当するときは、その書換えを受けなければならない。

5  第一項の規定は、第十条の二第一項の認定を受けた風俗営業者が営業所の構造又は設備の変更をしようとする場合については、適用しない。この場合において、当該風俗営業者は、当該変更をしたときは、公安委員会に、内閣府令で定める事項を記載した届出書を内閣府令で定める添付書類とともに提出しなければならない。





内閣府令

第二条  法第九条第一項 の内閣府令で定める軽微な変更は、営業所の構造及び設備に係る変更のうち、次に掲げる変更以外の変更とする。

一  建築基準法 (昭和二十五年法律第二百一号)第二条第十四号 に規定する大規模の修繕又は同条第十五号 に規定する大規模の模様替に該当する変更

二  客室の位置、数又は床面積の変更

三  壁、ふすまその他営業所の内部を仕切るための設備の変更

四  営業の方法の変更に係る構造又は設備の変更





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2010年10月19日

自粛期間(東京・神奈川)

遊技機入替え自粛期間が迫ってきました。



神奈川では10月28日から自粛が始まって12月6日からOPEN可能。



東京では10月30日から始まって11月29日からOPEN可能。



今のところ上記で把握しています。(間違ってたらすみません)



よく忘れるのでアップしてしまいました。


posted by 風営法担当 at 15:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

WEB上の広告宣伝も注意が必要

以前にも触れたことがありますが、パチンコ店の広告宣伝規制について行政が処分を出す事例が増えています。



最近は等価に関連する違反が多いですが、営業所周辺の広告やチラシだけでなく、WEB上の広告にもチェックが入っています。



WEBの広告掲載企業にも何らかの指導がされているとの話も聞きます。



皆さんギリギリのところで悩んで判断されていることとは思いますが、行政の目線にさらされている可能性を念頭に置いて取り計らっていただきたいと思います。



最近はパチンコに限らず、WEBコンテンツ全体が警察の監視対象になっています。






posted by 風営法担当 at 15:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

2010年10月13日

類似ラブホテル規制に関する解釈基準の追加部分

風営法解釈基準の改訂版が公表されました。

どの部分が追加されたのか確認してみたのですが、今後また探すのは面倒なので、ついでにアップすることにしました。

既存のものに追加(又は修正)された部分のうち、ラブホテル営業に関連しそうな部分のみを抜粋しました。

これで全部であることは保証できませんので、ご覧になる方は自己責任でお願いします。

「第五 店舗型性風俗特殊営業の定義について」の部分です。



(8)令第3条第1項第2号ロ中「休憩の料金の表示その他の当該施設を休憩のために利用することができる旨の表示」とは、当該施設を時間単位で利用させるなど、短時間利用ができることが分かるような表示をいう。典型的には、「休憩」、「レスト」、「サービスタイム」等の文字やその料金を表示するものがこれに該当する。また、例えば、時間と料金の表示のみがある場合でも当該施設が短時間利用ができることが分かる場合には、この表示に該当する。料金が表示されていない場合でも、「休憩」等の文字が書かれており、表示内容から当該施設の短時間利用ができることが分かるときには、この表示に該当する。

また、表示は、典型的には施設の出入口に掲げられた看板、垂れ幕、ネオンサイン、電光掲示板等をいい、ビラ等にあっても、これが建物の外壁に貼られることにより、施設の外部の通行人の目に留まる状態にある場合には、表示に該当することになる。

(9)令第3条第1項第2号ハ中「出入口・・・に近接する」とは、出入口との対応関係が明らかな程度にあることをいう。

(10)令第3条第1項第2号ハ中「目隠しその他当該施設に出入りする者を外部から見えにくくするための設備」とは、駐車場の出入口に設けられた目隠しのほか、施設の出入口に設けられたついたてや看板のように、客の施設への出入りの状況を通常の姿勢の通行人から見えにくくするために設けられた設備をいう。



(11)令第3条第1項ニの「面接」とは、営業者若しくは従業者又は宿泊をしようとするすべての客(乳幼児を除く。)が、相互に相手の上半身までをはっきりと見、対面して言葉を交わす等して、その客の人となりを確認する程度のこという。

また、施行規則第5条の2の趣旨は、カーテン、ブラインド等を閉めることなどにより、客が従業者と面接しないで個室のかぎの授受等の手続ができることとなる位置に取り付けられているものを規制の対象とする趣旨である。したがって、そのような位置にカーテン等が設けられている施設は、実際に従業者が客と面接をしていたとしても、これに該当する。一方、そのような状態にない施設、例えばカーテンがフロントとその奥にある従業者控室との間に取り付けられていて客との面接に支障が生じる状態にある施設はこれには該当しない。

なお、「フロント、玄関帳場その他これらに類する設備」は、すべての客が必ず通過する場所に設けられ、かつ、客との面接に適するものでなければならない。

(12)令第3条第1項第2号ホの趣旨は、客が従業者と面接することなく個室を利用することが可能な施設を規制の対象とする趣旨である。

そのような施設としては例えば、いわゆる客室案内板(個室内の写真等とともに当該個室が利用可能かどうかを表示する設備であって、当該設備を操作することによって客が利用する個室を選択する機能を有するもの)から客の選択した個室のかぎ(カードキーを含む。)が出る施設又は客室案内板の操作と連動して当該個室の錠が自動的に解錠されるものが設けられた施設、客が利用する車庫のシャッターを降ろすことにより対応する個室の錠が自動的に解錠される設備が設けられた施設、個室のかぎを客が自由に取ることができるようにフロントにキーボックスを備えている施設、車庫に駐車された自動車をセンサーで感知して個室の錠が解錠される設備を有する施設、従業者が操作することにより錠の施錠・解錠ができる設備を設け、利用可能な個室の錠をあらかじめ解錠している施設等が該当する。

(13)令第3条第2項各号列記以外の部分の括弧書きの趣旨は、異性同伴の客の用に供するものであり、かつ、特殊な構造を有する旅館・ホテルであっても、旅館業法上の義務以上に特段の「フロント業務」を行うものについては、規制の対象から除外する趣旨であり、その内容は厳格に解しなければならない。要するに、一流のホテルの「フロント業務」と同程度の行為を常態として行っているものを規制から除外する趣旨である。

なお、同条第1項第2号ホに該当する施設の場合には、フロント等でのかぎの授受を行っているとは想定されないことから、規制から除外されることはない。

(14)令第3条第2項中「面接」とは、営業者若しくは従業者又は宿泊をしようとするすべての客(乳幼児を除く。)が、相互に相手の上半身までをはっきりと見、対面して言葉を交わす等して、その客の人となりを確認する程度のことをいい、客が車から降りて行わなければならないものである(4(11)を参照すること。)。

(25)令第3条第3項第2号ロに掲げる設備とは、例えば、自動精算機、料金支払用エアシューター(圧縮空気によってパイプを通して容器を送ることができる装置であって、宿泊の料金の受渡しを行うことができるものをいう。)や料金支払用の小窓(個室の出入口の周辺等に設けられた開閉可能な小規模の設備であって、客が従業者と面接しないで宿泊の料金の受渡しを行うことができるものをいう。)がこれに当たる。



以上ですが、平成23年1月1日から施行されると末尾に記載されています。
posted by 風営法担当 at 14:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

2010年10月01日

たばこの交換時の端玉等の扱い

今日10月1日からタバコが値上げされますが、これにともなって、しばらく前からタバコ交換時の端玉(メダル)の清算方法について、組合方面からお達しが来ていたようです。



一玉20円の店で410円のタバコと交換する場合には



410÷20=20.5 となり、玉数を20個で交換するのか、21個で交換するのか、という問題があった点について、計算処理場上は「切り上げ」、つまり上記の例ならば「21個」と交換せよ、ということです。



そして、もしタバコ10個を求められた場合には、



タバコ1個なら20.5玉なのだから、その10個分ということで



20.5玉×10=205玉 というふうに計算せよ、となっています。



つまり、タバコの基本単価を変えるなということです。



この考えの背景にはもちろん「等価交換」という原則があるわけですが、「等価」という問題だけなら、「20玉」も「21玉」も、本来の等価である「20.5玉」という数値を基準にすれば同じ誤差になります。



それを全て「切り上げ」にするという判断には、風営法が賞品価格の上限として「1万円」を設定しているように、もっぱら賞品の価格に「上限規制」を設けて過剰な賞品提供を制限しようという思想が背景にあるのだと思います。



普通の業界であれば、お客様に損をさせるおそれがあるような計算処理はなるべく避けたいと考えるでしょうが、風営法としては逆の発想で、客にとって良いサービスは射幸心をそそるおそれがあるからよろしくない、という根本的な特異性があります。



もちろん、端玉等が発生した場合の対応として、小額賞品を取り揃えてつじつまをあわせよ、ということになっていますが、それについては「絶対に」ではなく「なるべく」又は「できるだけ」というような意味になっています。



さて、現場ではいろいろな疑問が生じているようで、たとえば

「端玉分の景品を客が受け取ってくれない場合はどうするのか?」

「自販機の場合はどうやって端玉を提供するのか?」

などの相談があります。



ホールとしては、客との契約に基づいて相応の景品(法的には賞品)を提供する義務があるわけですから、当然ながら端玉を無視するわけに行かないでしょう。



ですので、ホール側としては端玉分の小額賞品を用意し、それについて説明しておかなければなりません。

飴玉やチョコなどでつじつまを合わせようとしても、お客さんの方では「いらないよ。」という人が多いでしょう。



それでもホールとしては端玉のことを説明(又は表示)する努力をしておき、客がそれを無視、つまり権利放棄するならば、客との契約上の問題はない(又は少ない)と考えてよいでしょう。



自販機の場合では、

「玉、メダルの端数が生じることがありますが、端数分相当の小額景品を用意しておりますのでカウンターまでお知らせください。」

といった表示をするなどの工夫ができるでしょう。



とりあえずはそのようなことを考えてみました。
posted by 風営法担当 at 12:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類