2017年09月04日

パブコメ募集結果と経過措置と

パブリックコメントに対する意見募集結果が出ました。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=120170011&Mode=2

気になる点は次のところ。末尾にあるのですが。

「改正規則の施行後は、営業所に設置されている遊技機のうち、経過措置の対象とならない遊技機であって、著しく射幸心をそそるおそれのあるものとして改正後の施行規則第8条で定める基準に該当する遊技機については、これを営業所に設置して営業することはできません。」

これはすなわち、改正後の施行規則第8条で定める基準に該当しない遊技機については、これを営業所に設置して営業することができる、ということですね。当たり前なのですけれど、それでも一応気になるポイントです。

では、基準に該当するかどうかは、どのように判断するのか。
ホールが勝手に判断して、<これは大丈夫だと思うので撤去しない>

それで良いわけないので、それなりの情報が出てくるのだと思います。たぶん。
一方で、改正規則が経過措置付きで官報にでました。

パブコメ募集当時は経過措置は載っていませんでしたので、これでようやくおおやけになりました。
さて、内容は推測どおりでしたが、相変わらずわからないのは、施行日時点で認定申請中の遊技機について<いつ認定するのか>ということ。

認定日から3年は旧基準適用ということはわかっているのですが、認定日が「認定申請を受理した時期」なのか、「検定有効期間が終わった日」なのか。つまり、検定期間につなげるのかつなげないのかが不明です。

もう一つは、検定キレをまたずに認定申請ができるのかどうか。
過去の運用が今回も適用されるとは限りません。まさか、各公安員会の判断になるのか。。

認定申請のルールはおおざっぱなので、いろいろありえるところ。具体的なイメージがわかないので困っているところです。

明らかになれば、それなりの方法でお知らせがあるでしょう。


posted by 風営担当 at 17:02 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

遊技機の基準に問題があったのかな

パチンコ依存を有する「おそれ」のある人の推計が40万人だったという社安研の調査結果のことです。

「おそれ」を含めての推計なので、すでに依存しているとされる人数はもっと少なく、篠原先生の推計では、注意喚起や予防的措置を要する人は2万人に満たないようです。

厚労省関連の研究班の論文の一部に記載されていた「ギャンブル依存症536万人」という数字が独り歩きして、依存症対策という理由でパチンコ業界ではいろんな出来事がありました。

確かにパチンコ遊技機の射幸性は風営法の主旨をいつの間にか逸脱していたと思いますが、これを是正するにあたっての分析も根拠も、かなりアバウトだったと思います。

今回の規則改正にしても、そもそも現行規則が依存症に対してどのように影響していたのかを検討されないまま行われます。

現行の遊技機基準自体が守られていたかどうかも定かではなく、その影響を確かめる期間もありませんでしたのに。

だからといって、現状に不満を言っても仕方ありません。

業界がもっと、もーっと早い時期に、依存症問題について自主的かつ冷静に取り組んでいたら、こういうことにはならなかったような気もします。

風営法のリスク対策も、起きてからではね。。。
かと言って、無駄な手間をかけてもいけません。

そういうことは次のブログで書きます。


posted by 風営担当 at 11:34 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年08月24日

国が喫煙室設置の飲食店に助成 というニュースについて思う

こんなニュースがありました。

喫煙室設置の飲食店に助成、国が工事費半額負担
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170823-00050071-yom-pol

受動喫煙対策の予算を前年度比5倍の55億円にして、その一部が助成金の予算に充てられるのだとか。

厚労省の正式発表かどうかわかりませんが、飲食店が喫煙室の設置に前向きなはずがないので、そのテコ入れとしての助成金なのでしょう。

詳しいことはわかりませんが、上限200万円で半額負担。
これで喫煙室の設置がどの程度促進されるものでしょうか。

私が見ている風景では、飲食業界は厳しい。
小規模店では半額でも負担は容易でないでしょうが、それでもないよりはマシなのか。

なお、風俗営業、深夜酒類提供飲食店、特定遊興飲食店においては、喫煙室設置に伴い客室の範囲が変わってしまう場合は構造設備の変更承認手続きが必要となります。

行政書士さんは仕事が増えてうれしい話なんでしょうか。
いやいや。飲食店の変更承認なんて、とっても面倒な手続きなので、好んでやりません。

変更の前後でどう変化したかを矛盾なく説明する図面を作るのは簡単ではないのです。
新規に許可を取る方が、よほど気が楽だったりします。

では行政サイドとしては・・・。
無承認変更は逮捕罰金もよくある重大違反ですから、こちらもある意味で稼ぎ場になるかもしれませんが、変更承認手続きでは現地調査もするし、面積変更のチェックも面倒。

その前に行政指導もせねばなりませんが、指導されたお店はいきなり営業中断を迫られたりします。

もし喫煙室を作るなら風営法の手続の必要性も検討しましょう。
脅しじゃなく、本当に逮捕罰金となることが少なからずありますから。






posted by 風営担当 at 18:50 | 風営法一般

2017年08月21日

許可取り消し半年で32件 P業界と比較して思う

トラック運送業界の話ですが、許可取り消し処分の件数が増加しているというニュースです。
それにしても半年で32件とは。。。

人命にかかわるので厳しいのは当然としても、P業界に比べるとすごい件数です。
依存症も間接的には人命と無関係ではないですけれど。

自動車メーカーは嘘をついたら罰金2億円となりました。
世の中全体が企業に対する処分を強化させつつある中で、P業界だけが過去との比較をぶつくさ言っているわけにもゆきません。

「100%ルールを守りたいが、それでは仕事をこなしきれない。うちでは80%ぐらい守っているが、ほかはもっと低いのではないか」

このコメントは冒頭のニュース記事にあったものです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ17HQW_Y7A810C1000000/

ルールを完璧に守ろうと本気で思っている人。
うらやましいです。が、それはたまたま、そういう立場にいるからそう思えるのです。

その一方で、「バレなければいい。」という人。
それだけではだめです。企業人として。

ちなみに、私が見ているP業界の風景は、
「守れそうなところは守る。守れないところは無視する。」

広告宣伝規制違反なんて、たいしたことないのに、そこばかり。
多くは指示処分ですよ。優しいものです。

本当に怖いのは「許可取り消し」。
いや、「書類送検」と言った方が正確でしょう。

書類送検は最近P業界で急増していますが、本気の「取り調べ」を受けます。
「調査」とぜんぜん違いますからね。体験してみないと怖さがわからないようです。

深刻な課題について、考えても意味がないと思っている。
または、他社も同じ状況だろうから(本当は違うかも)大丈夫だろうと思っている。

現場は許可取り消しより指示処分を恐れていませんか。上から叱られるのが怖いから。
自分が処分を受けなければよいという人にとっては、会社の命運はまた別の話。

そんな軽い気分のままで風営法の研修とかしてしまって、いいのでしょうか。
総合的な目線を持たない状態で、風営法を細かく解説せよとか言われましてもね。。。

知識はある。でも守ってない。
それって、悪質だってことですよね。

指示処分ではすみません。
でもそれはどうでもいいことなんですね。。。

ちょっと怖いことがあったから一度研修をしてみよう。
そして、一回やったらそれっきり。

企業の未来を考えますと、そういうことではいけません。
会社として計画的に、そして覚悟してやっていただかないと、私どもとしてはお役に立ちにくいです。

計画的な研修を実施するのは人手不足で大変でしょうけれど、トラック業界よりも余裕のない状況でしょうか。




posted by 風営担当 at 10:37 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年08月14日

「悪質な違反」について思う

裏ロム仕込んだわけでもないのに、ちょっとした手続き上のミスでも無承認変更。
そして書類送検と行政処分。

そんなことが起きる時代になりました。
数年前なら想像もつかなかったことです。

それでもまだ。
「営業停止になったって?よほど悪質なことしたんだろう。ウチには関係ないよ。」
こういう話はよく聞きます。でも私には、全然うなづけません。

「悪質なこと」ってなんだろう。
摘発する人たちはホール業界とは異なる目線と感覚をもってのぞみます。

業界の皆さんがなんとなく悪質だと思っていること。
裏をかえせば、「悪質ではない」と思っていること。

それは、行政側の目線とかなりずれているように思います。
たかが部品変更。たかが調整。

それで営業停止。どころか許可取り消し。店舗全滅。
そういう時代になってきてます。

分社化。重要ですねえ。
でも、認定機の運用が難しくなります。

悩ましいですねえ。




posted by 風営担当 at 12:38 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年08月07日

愛知で条例改正あり

愛知県では風営法施行条例が改正され、改正条例は来たる10月1日から施行されます。
http://www.pref.aichi.jp/police/shinsei/fuei/hoan/kaisei280623.html

改正部分は次のとおり。

条例第9条(風俗営業者の遵守事項)第2項第2号

(旧)営業所で賭博類似行為その他著しく射幸心をそそるおそれのある行為をし、又は客にこれらの行為をさせないこと。

(新)営業に関し、賭博類似行為その他著しく射幸心をそそるおそれのある行為をし、又は営業所で客にこれらの行為をさせないこと。

「著しく射幸心をそそるおそれのある行為」に対する条例規制は、多くの地域においては風営法の抜け穴をカバーする「伝家の宝刀」的な役割がありますが、愛知県条例では他の多くの地域と異なり、「営業所で」というシバリがあったため、ネット上の広告宣伝に適用できなかったところ、今回の条例改正で適用できるようにするということです。

その後どうなるかは、また別のところで会員向けに解説しようと思います。


posted by 風営担当 at 11:54 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年08月04日

風営法初級テキスト改訂版のお知らせ

元々誤字が残っていて気になっていたのですが、このたび文字の是正とともに、平成30年2月施行予定(未公布ではありますが)の改正規則に対応した内容に改訂しました。

とは言っても、規則改正の影響を受ける部分はごくわずかでした。
管理者業務の追加と遊技機の基準のところです。

契約者様向けには以下のサイトで最新版をダウンロードできるよう設定しておりますが、IDとパスワードが必要です。

http://nozomi-soken.jp/benri.html
ページの下あたりの「風営法初級テキスト」の欄に初級テキストのPDFファイルへのリンクがございます。

過去の研修でテキストをご利用になった企業様にも最新版を提供いたしますが、ご契約ID等をお持ちでない企業様には、別途弊社担当者にお問合せいただければメール添付で提供いたします。

ダウンロードされたファイルが無事に開けない等の不具合がある場合も弊社にお問合せください。

いずれ「風営法関係資料集」(いわゆる法令集)も改訂します。


posted by 風営担当 at 09:43 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年07月28日

ハラスメントはリスクの温床 ハラスメント研修実施してます(のぞみ総研)

ホール営業のリスク対策は社内のコミュニケーションと密接にかかわります。

法令の理解度は個々人ごとに異なるうえ、現場のささいな現象や業界の最新情報、店舗特有の弱点なども適切に共有していただかないと、重大な法的リスクを抱えることになります。

立ち入りの際に、お役人のちょとしたセリフを聞き逃したり、聞いたけど店長に伝わっていなかったり。

問題があると思っていたけど、言い出しにくくて黙っているうちに、通報されて警察が来たとか。

各人がそれなりに法令を理解しているつもりでも、それだけでは法的トラブルを回避できないのです。

こういった話は、ハラスメント問題と密接にかかわっています。
ハラスメントが横行している職場というのは、要するにコミュニケーションが不十分なのです。

一件本音を話し合っているようでも、実態は上司へのご機嫌取りにすぎなかったり、否定的な発言がNGな雰囲気だったりして、ハラスメントが起きても表面化しなかったり、適切な対策を講じないまま巨大なリスクを発生させたりします。

ハラスメントの有無は法的リスクのバロメーターです。
ならば、ハラスメント問題の解決もコンプライアンスとセットで解決するべきでしょう。

ということで、弊社ではかねてより「ハラスメント対策研修」も行っています。
90分から2時間程度でおねがいしていますが、実施後のご相談にも対応しています。

なお、ハラスメント対策は経営トップの方々から率先してスタートしていただきたいです。


posted by 風営担当 at 13:17 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年07月24日

風営法の条文を読ませない人々

「風営法の研修」と言ったら、どんな内容をイメージされるでしょうか。

一般的には、「風営法のルールの解説」をイメージされるでしょう。
風営法はこうなっています。という条文の解説をよろしく、とよく言われます。

しかしながら、そんなことはネットで調べればわかるでしょうし、関係資料はお店に備えていますよね。

「いや、うちの社員はそんなの読んだりしてませんよ。やっぱり専門家に教えてもらわないと・・・」

なるほど確かに、研修の際、参加者の皆さんに共通するのは、<ほとんど全員が条文を見たことがない>と答えること。

「難しい文章なんて読めませんよ。」と。

そうですか。それで解説書というものが必要で、もっとたくさんの文章を読ませてしまうんですね。

条文のほかに解説書も読まなければならない。。。
で、読んで理解できましたか? そもそも、読みました?

これやっていいですか?ダメですか?
それだけは刷り込まれています。

そして、違法ではないのに恐れたり、本当は違法なのに堂々とやっていたり。

行政は法令を見て指導しています。
解説書なんて見てません。そして、「解説書どおり」ではなかったりします。

権力は法令で動くのです。
だから、こっちも法令を条文で見ておかないと、イザ、というときに失敗します。

条文を中心に理解した方が、目に映る文字数は少なくて済みます。
必要な時に確認すればよいのです。暗記はやめましょう。

その代わり、私が言いたいことをきちんと理解してもらいたい。
それは暗記ではなく、コンプライアンスの現実と、それへの接し方。

これをご理解いただくには、それなりに時間がかかりますが、意味はあります。

私が言いたいことはたくさんありますが、それらは次のことを前提にしています。

 <人はルールを完璧に守ることはできない。>

 <ルールの解釈はいろいろあるし誤解もされる。>

 <ルールを守るだけでは自分を守れない。>


このような現実を踏まえて、「ならばどうする?」という話をしています。

ただし、一般公開のセミナーでは本音を言いにくいので、なるべく閉鎖された空間でお話ししたいです。




posted by 風営担当 at 11:47 | 風営法一般

2017年07月13日

規則改正案について思う

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=120170011

上記のとおりで、風営法施行規則と検定規則を改正します。
これらはパチンコ業界にのみ関わる問題なので、それ以外の業界の方々には影響しません。

当初推測されていた「賞品の価格上限の改正」は無くなりまして、遊技機の性能規制の強化と、管理者業務が一つ増えたということ。

遊技機の設定といわゆる管理遊技機(出玉情報等を容易に確認できる遊技機)については、文言の定義づけとルール設定が追加されたりしました。

そして肝心の経過措置(付則部分)については詳細が不明です。
改正概要のうち、経過措置に関する部分を以下に抜粋します。

経過措置
現行基準による認定を受けた遊技機又は検定を受けた型式に属する遊技機(経過措置により、施行日後、現行基準での認定又は検定を受けるものを含む。)について、附則で定める各起算日から3年間は、引き続き営業所への設置を認めることなどを規定する。
以上

施行日は来年2月1日です。
どの型式までが、認定申請による設置延長が可能なのか。

都合よく解釈すると、かなり広範囲で適用できそうな気もしますが、そうなると年末年始は申請事務が多忙になりそうです。

それはさておき。
現在設置中の機械は全部撤去だ、というノリになっているようですが、果たして実際にそうなのか、私は法的な論点として確認できていません。これについては余計なお世話かもしれないので、ブログ上でのこの話はここでやめておきます。

契約者の皆様へはこういった規則改正の場合、弊社から速報で情報発信するところですが、今回は事前に情報が流れていたし、パブコメで公開された規則改正案にはいまだ整理のつかない部分があるので、今回はまだお知らせをしておりません。

さらに余談ですが、検定認定期間中につき施行日以降も設置が認められた機械の部品変更については承認が得られるようです(たぶん)。







posted by 風営担当 at 10:13 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場