2018年01月19日

違法とは知らなかった をどう見るか


佐賀県のニュースで、無許可で接待(報道では「接客」とありましたが)していた飲食店が風営法違反で摘発されていました。

「事実に間違いはないが、許可がいるとは知らなかった」

と話されているそうですが、取り締まりが頻繁でない地域ではよくあること。

でも、行政側から事前になんらかのアクションがあったのかどうか、よくわかりません。

背景にはいろいろありえますから。

さて、一方では、フグの肝を販売していたとして、販売していたスーパーさんに家宅捜索がはいったというニュースがありました。

「長年売っていたんだけど・・・」

悪気はなく、昔からそうしていただけのこと。

そう。そういうことってあるんです。

なので、心情的には責めにくいのですが、ちゃんと情報を入手して、法令を守ろうとしていた人もいたわけです。

このあたりがコンプライアンスの難しいところ。

単純にルールを守ればよいと言うことでは済まないし、かと言って、問題ないならいいじゃん、とも言い切れない。

そのあたりの総合的な目線が問われてしまうのです。

コンプライアンスで重要なのは、知識ではなく、感覚です。

私の研修では、いかにして感覚を身につけていただくか、にこだわっています。

皆さんが後悔しない人生を過ごせますように。

posted by 風営法担当 at 12:28 | コンプライアンス総合

アレを貸したあなたも風営法違反で逮捕

違法性風俗店の営業ほう助容疑 ビル所有者を書類送検 黙認し賃貸借契約



禁止地域営業における店舗型性風俗特殊営業を行ったという違反行為の摘発。


性風俗では最近よく起こる摘発パターンですが、これに「ほう助罪」がついています。


違法風俗店に店舗を貸していた不動産会社と、そこで働いていた派遣社員逮捕されているのですが、これも最近は珍しいことではありません。


しかし、これは性風俗店だけの問題ではないということは、おわかりでしょうか。


この場所は禁止地域だから性風俗店は出店できない。

それを知っていて店舗を貸した。


すなわち、違法営業を容易にする行動をした。

だから、ほう助だ。逮捕→書類送検→おそらく罰金→つまり前科者


さて、ホール営業の場合ならどうでしょう。

犯罪行為であることを知っていながら貸しました。


何を?

アレですよ。アレ。


風営法に限ったことではなく、ほう助罪の適用が頻繁な状勢では、いろいろなリスクが想定されます。

社会が変われば、今まで放置されていた部分も取り締まりを受けます。


どこの業界・業種でも、弱点がありますよね。

そのあたりのことを社会情勢の変化にあわせてかぎ取っていないと。。。


法令を勉強すればするほど、チェックをすればするほど、何が法令違反なのか、がわかってしまいます。


そういうことを真正面から行うことが「すばらしいこと」だと思っている経営幹部の皆さん。

ごもっともですが、その一方で、現実的な経営理論もおっしゃる。


そこに矛盾がありませんか?

その矛盾に現場も気が付いていないのか、気が付いてもあなたには本音を言わないのか。


どうせ放っておいても、知る人は知る。

それでも、知らせなければよかったのか。

知らせたうえで対処させるのか。


これがコンプライアンスの現実なのです。

といっても、この話の意味がおわかりでしょうか。

これに対応できる人材が会社に最低一人は必要ですよ。
posted by 風営法担当 at 11:45 | 風営法一般

2018年01月15日

クレーンゲームで4号許可なんて





「トレバ」というオンラインゲームがテレビCMで宣伝されていました。


タレントのヒロシさんが出演してます。


クレーン式ゲーム機をオンラインで遠隔操作して獲得していただくシステム。


これは風営法の規制を受けないことが、警察庁の回答で今や明らかになっています。


客が店舗で遊技していない場合は風俗営業に該当しないのです。


まあ、当然と言えば当然なのですが、これがパチンコ店であっても法的には同じ。


つまり、オンラインに風営法の許可は不要ということです。


風営法的には、提供される賞品の価格制限もなし。年少者がやっても違法ではない。


しかし、賭博罪は別ものとして存在していますから注意が必要です。


ところで、今パチンコ店に設置中の遊技機をオンラインで。。。


これは事実上無理でしょうが、店舗型ゲームセンターのクレーンゲームなら可能かなと思います。


お客さんが店にいないときはオンラインゲーム用で使われている。


誰かがオンラインで操作しているクレーンゲーム機を店のお客さんが眺めているのも、面白いかもしれません。


さらに。クレーンゲーム機で獲得された景品を客から買い取る業者が現れたら。。。


すでにそういうことが起きていそうですねえ。


先日、大阪ではクレーンゲーム機を使った詐欺事件がありましたが、クレーンゲームがそんなに人気なら、実機のクレーンゲームを店舗に設置して、パチンコ店と同じく風営4号許可を取得するというのはどうでしょう。


18歳未満は入店できませんが、遊技結果に応じて賞品を提供できます。


価格上限はどうでしょう。少なくとも、800円ということはないでしょうね。ゲーセンですらOKなのですから。


技術介入性は高いし、机上の論理としてはありえるだろうと。。。


あとは風営4号の「その他遊技場」の許可が取れればよいのですが、底が知れない話になりそうなので、このあたりでやめておきます。
posted by 風営法担当 at 11:27 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2018年01月07日

法律について考えるための童話

年末年始は久しぶりに、これまで作ってはほったらかしにしてきたコンテンツどもを整理する作業に没頭しておりました。

ここ数年は風営法、特にパチンコ業界の問題に専念していましたが、もともと私は知的財産の講師をしておりました。しかも、一般社会人向けの。

いつか風営法のセミナーを担当したいという夢がかない、いつの間にか知的財産のことを忘れておりました。

ところがです。よくよく考えてみると、コンプライアンス研修では著作権のネタをよく使いますし、著作権という身近な権利について考えることは、実は風営法の前提となる法制度を理解するうえで、とてもよい材料であります。

というわけで、もう一度、著作権関係のコンテンツを使っていただこうと思った結果、ここで皆様にお知らせです。

実は私、童話作家でもありました。いや、たいしたことはないのですが、100%オリジナルで以下のような童話を作りました。

童話で考える著作権 〜 絵は誰のもの?
http://cozylaw.com/copyright/douwa/

とまあ、子どもにも著作権制度を考えてもらえるような物語なのですが、大人の方が読みがいがあるとも言われます。

学校や企業で教材として使っていただいているようでもあります。

ホール業界の方々には関係が薄いかな。。。。いや、著作権は社会人として必須の知識ですし、風営法の理解にも役に立つはずです。

というわけで、もしお時間がありましたらご覧いただきたいですし、教材として使っていただけたらなおうれしいです。

いずれ「童話で考える風営法」を作ろうか。。。などとは考えておりませんけれど。
posted by 風営法担当 at 01:02 | コンプライアンス総合

2018年01月02日

2018年 ホール業界の風営法リスクは?

明けましておめでとうございます。<(_ _)>

これまでいろいろありましたが、なんとかやってこれました。
弊社とお付き合いくださる皆様に心より御礼申し上げます。

このブログ掲載は2008に開始したので、今年で10年目になります。
10年前のその当時。

遊技機の無承認変更はいずれ大変なことになりますよ。
というセミナーを矢野経済さんにやらせてもらったとき。

「風営法なんて知らなくていい。」
ホール業界はまだそんな雰囲気でした。

風営法を知らなくても稼げたし。行政ともうまくやってるし。。。
その後、情勢は逆転しました。

今や、風営法は知っていて当然。処分が怖いから。
それでもまだ、<人手が足りないから風営法は後回し>になってしまうのは仕方ありません。

しかし、、全員が風営法の全てを知る必要はありません。
知るべき人が、知るべきことをわかっていて、準備と覚悟をなさっていればよいのです。

そして風営法を知るうえでは、風営法以外の重要なこと、をわかっていなければなりません。

まだまだ認知されていない「重要なこと」を伝えなければならない。
これが私どもの今年の抱負であります。

まるで布教活動のようです。
表立っては言えないことを伝えます。迫害は怖いですけど。。。

一体何を言っているのか?と思われるかもしれません。
コンプライアンスはある種の思想なのです。

きれいごとでは済まない現実を経営者の皆さんにもわかってほしい。

「いざとなったら正々堂々法律知識で戦えばいい」と思っている人。

「ルールを勉強させれば店長がルールを守るはず」と思っている人。

「行政とうまく付き合っているからウチは大丈夫」と思っている人。

「わからないことは何でも聞いちゃえ」と思っている人。

「営業停止なんてアホなホールだけの問題だ」と思っている人。

それが「違う」ということを、どうやってご理解いただければよいのか。

今年も最大の焦点は遊技機の無承認変更です。
釘も気になりますが、部品変更は去年よりもかなり危険と予想しています。

なぜか。それは、店長さんがご存知でしょう。
口には出さないでしょうけれど。

北海道、茨城、東京、神奈川、長野、静岡、愛知、岐阜、滋賀、京都、福井、石川、大阪、兵庫、島根、広島、愛媛、福岡、佐賀。

注目エリアです。

「注目エリア」についてはいろいろ思うことがありますので、後日触れます。
posted by 風営法担当 at 11:16 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年12月27日

景品が取れない 設定変更の詐欺で逮捕

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201712/CK2017122402000120.html

「景品取れない!クレーンゲーム 設定変更の6人、詐欺容疑で逮捕」

という珍しいニュース。大阪府警がゲームせんったーの経営者らを詐欺容疑で逮捕しました。

20代の女性4人から47万円をだまし取ったとされますが、そんなにだまし取るためにはよほど高額の景品でないと、できないような気がします。

なお、クレーンゲームの景品は市場価格で800円が上限です(警察庁解釈運用基準により)。
よって、一応風営法違反ではなかろうかと思います。

どう違反なのか?
遊技機の結果に応じて賞品を提供するなら、本来はパチンコ営業と同じ4号です。
つまり、無許可4号(その他遊技場営業)という理屈もありえますが、それよりも詐欺の方が立件しやすいということでしょう。

最初からとれるはずがないのに、いかにも取れるように嘘をついて遊技料金を支払わせた。

確かに詐欺罪であり、確かに悪質ですから、摘発は当然でしょうが、こういう商売がほかでもあったのでしょうか。見たことないですけれど。。。

ホール業界では、いずれパチンコ遊技機にもスロットと同様に設定機能がつくでしょうが、高設定を匂わせての低設定が詐欺だと言われたら面倒な話です。

このサイトでは何度も語っておりますが、法律知識よりも重要なことは、「法律がどのように使われているか」ということ。それは時代と共に変化しています。

ですから、弊社のようなサービスも必要ということです。
もちろん、法律の抜け穴みたいことを指導するわけではありません。

私どもは心地よい無駄のないコンプライアンスを目指しておりますもの。
ルールだけに頼った、外見だけにこだわった、ぎこちないコンプライアンスでは、結局幸せになれませんよ。

そういう考えで来年も続けて参ります。。




posted by 風営法担当 at 00:00 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年12月26日

前倒し認定申請の前倒し通知

な、なんと!

平成30年2月1日認定日とする認定通知書が平成29年11月の日付で交付されている。

なるほど、合理的。ごもっともであります。

前倒し認定申請の認定通知も前倒しなんですね。。

というわけで、皆様のお手元にも、前倒しの認定通知書が送られてくるのかもしれません。

では、撤去はしてもいいのでしょうか。いいのですよね。そうですかね。。あれれ。

では、認定を受けた遊技機の部品変更はどうなるのでしょうね。

来年2月1日までは認定機ではないということ?
しかし、認定通知はでています。

ならば、認定機として前倒し変更承認申請 はアリなのでしょうか。
それとも、保証書で普通に変更承認申請でしょうか。

さらには。撤去して倉庫に置いた後、部品故障を発見。
さて、どうしましょう。。。

すみません。
うかつなことは言えません。。

ヘタをすると無承認変更で許可取り消しですからね。。。



posted by 風営法担当 at 18:16 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2017年12月21日

大宮ソープ火災と既得権営業について思う

大宮のソープランドの火災で死傷者がでたニュースのことで、マスコミさんからのお問い合わせがありまして、関係法令や風営法の制度上の経緯などについてお話ししました。

ホール業以外のことを考えるのは久しぶりだったので、ここで一つ。

店舗型性風俗営業のほとんどは既得権営業です。
条例で全国のほとんどが出店禁止区域になっており、もともと営業していたお店だけが、届出された営業の方法でのみ営業が許されている状況です。

営業所建物の増改築をしてしまうと既得権を失ってしまうので、事業者さんは原則としていじれないということです。
公安委員会に営業所内の精密な図面を提出しているので、いじると立入の際にはバレてしまいます。
私も一時期、いろんなソープやストリップ劇場などの図面作成をしてました。

個室の客室面積をちょっと増加してもNGだし、一度客室を撤去してから元通り、という方法もNG。

この状況下で耐震対火災補強工事ができる技術を持ったスーパー建設会社がこの世にはあるのでしょうが、それを頼むほどの経済的余裕が今どきの店舗型事業者にあるでしょうか。

今回は火災が問題になっていますけれど、そもそもそういう小さな話ではないですよ。
今の風営法の制度では、「店舗型性風俗はなくなってしまえばいい」という前提のもと、既得権事業者が徐々に消滅してゆくのをじっくり待つ戦略です。

「徐々に消滅」というのは、事実上「建物の老朽化」とイコールです。
事業者としては貴重な既得権を最大限生かそうとしますから、建物が使えなくなるギリギリまで使いたい。

ですから火災はもちろん、自然崩壊もありうるし、地震が来たら一斉にペチャンコということにもなります。当然、死人もでるでしょうが、それは「予定されていること」です。

だから、今回の火災の死傷者も、これから続くであろう犠牲のほんの一部分にすぎないわけです。
人口減少により建物の老朽化は社会全体の問題ですが、人の出入りが激しい風俗店の老朽化のリスクがとりわけ高いことは、過去の類似火災の件数から見て明白です。

最近、地震予想のニュースが多いですね。
この年末は消防警察合同の立ち入りが増えるでしょうけれど、行政の立ち入りだけで済む問題ではないと思うのです。

ズバリ申しますと、一定の要件で改築を認めたらどうか。
又は、どこかでスッパリと廃業させる法律を作るか。だと思います。

なお、既得権営業は風俗営業でもあります。
パチンコ店の既得権営業については、またいずれ。




posted by 風営法担当 at 12:07 | コンプライアンス総合

2017年12月20日

ホール業界の皆さんが知らない ホールの外の風営法

私ども、かけだしの頃は社交飲食店(キャバクラなど)やデリ(無店舗型性風俗)やら店舗型(。・ω・。)ノ♡なども扱っておりました。

というわけで、ホール業界の外の世界での風営法の取り扱いを体験して参りましたし、今でも無縁ではありません。

私は趣味が「歴史研究」でもありますから、風営法の歴史的な経緯なども詳しい方です。

風営法は面白いですよ。とても面白い。
どう面白いかは私の話を聞いていただくほかありません。

が。。。ただ面白い、というだけではありません。
皆さんが日夜接している、あの風営法。

実はこういう法律だったのか。。。
こういう過去、こういう一面、こういう実態があったのか。。。

今後も業界の行く末を左右する法律ですから、ホール業界の皆様には知っておいていただいて損はありません。

例えば、ホールの客室内の「見通し規制」で「床面からの高さ100p」。
なんで、ああいう制限があるのでしょうね。不思議ですね。。。

というわけで、当面はご商売に直接関係ないのですが、そういう「おもしろ話」もネタがたくさんありますから、呼んでいただけたらパワポとともに説明いたしますし、たまに見えないところでやっております。

そう言えば、日遊協さんのどこかで風営法の歴史について話したら、けっこう受けました。。。

いずれ一般公開セミナーでやるかもしれません。
いつになるかわかりませんけれど。

ともあれ、どうぞよろしくお願いします。<(_ _)>








posted by 風営法担当 at 12:00 | 法務コンシェルジュサービス

2017年12月18日

パチンコ店駐車場の無断駐車対策 調査と内容証明請求やってます

パチンコ店が優しいからって、駐車場に長期間無断駐車する人。いますね。

いやこの私も、まれにごく<短時間>ですが失敬することがあります。トイレを借りることもあります。ごめんなさい。そして、ありがとうございます。<(_ _)>

とは言え、長期間置きっぱなしで迷惑されているとのご相談がホールさんから定期的にあるわけで、いざ、ホールさんの側で撤去するとなると、これがまた面倒な話になります。

このネタで業界誌のコラムに書こうと思ったりもしましたが、正攻法でやるとなると莫大な手間ヒマがかかるものですから、実際は・・・・。

そう。つまりですね、一般公開では書けないネタなのです。
法的に問題があれども、気合で乗り切るときもあるわけです。

ともあれホール側としては、車両の所有者を特定して車両の撤去を要請し、さらには損害賠償請求もしていただく。

それで、もし相手が文句を言ってくるなら裁判ですよ。
え?弁護士に頼んでられない?

何を言っているんですか!?
店長さん自身が裁判所に行くのです。

大丈夫、ちゃんとやれますよ。
この程度の民事のもめごとで、裁判所で堂々と戦えないで、どうするんです???

自分で裁判する覚悟があってこそ、相手に「本気度」が伝わるのです。
ちゃんと「内容証明郵便」で所有者に法的措置を行う決意を伝えるのです。

「自分は本気だ」ということをです。
その気合でもって車両を撤去させれば、余計なコストをかけないで済むのです。

え? 郵便ごときで本気度は伝わらないだろうと?
でもですね、相手の立場になってみて考えてみましょう。

普通の人は内容証明で堂々請求されたら、いい気持ちはしないですよ。
それに、やられっぱなし、というわけにはゆかないでしょう。

さて、以上の前提をもとに弊社サービスの宣伝です。
所有者登録情報の調査と電子内容証明書の送付手続きを代行します。

まずはこれをしないことには話が進まないのです。

これで車両の所有者に正々堂々と撤去を要求でき、その要求した事実を公的に証明できるようになります。
やれるだけのことはやったんだよ。と後で言えるわけです。

それで無視されるようなら、そのあとは強制的にやりますよ。

ということです。。。
詳しくはこちらをご覧ください。

http://thefirm.jp/p-e-shoumei.html




posted by 風営法担当 at 18:53 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場