2021年10月18日

ホール業界の問題点を再確認

パチンコ店のコロナ風評被害を、最大手マルハン社長が激白「店長全員に電話した」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae24cca08bd3051f3f83b8acd7aad870abed0889?page=1

こんな記事が出ていたので、興味深く読みました。
ホール業界のみなさんも大変なご苦労を味わいましたが、思えばついに、ホール内でのクラスターは発生しませんでしたね。

当初は、いかにもパチンコ店が危険な場所であるかのような報道をされましたが、結果的にはそれほどのリスクはなかったということだと思います。

<結果を見てみないとわからない>ということはありますが、少なくとも、カラオケスナックとの違いは明瞭でした。

結論から考えると、飲食業に対する長期にわたる休業時短要請は、業種の範囲に関して網を広げ過ぎたのではないかと思います。

カラオケ設備と酒類提供に絞れば充分だった。
途中からそういう路線変更はできたんじゃないかな。

パチンコ店ではカラオケはないし、店内で飲酒をさせてはならないという条例の制限もありました。

また変異型なんかが出現した際に、また同じことにならなければよいですね。

ともあれ、厳しい時期をどうにか乗り切ったホール業界。
課題は山積していますが、改めてホール業界の法的問題点を思い出していただきたいです。

以下はさきほどの記事に対するコメントですが、一般の感覚を知るうえでは参考になると思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae24cca08bd3051f3f83b8acd7aad870abed0889/comments
posted by 風営法担当 at 17:50 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2021年10月11日

ホール業界のコンプライアンスはどうなってゆきますか?(法務相談カルテ2016年1月号)

 日本社会は完璧な法令遵守に向かって着実に変化してきました。その流れは変わらないので、今後もよりいっそう法令順守が徹底されることになりますが、ホール業界もその流れに逆らうことは出来ません。

 どこの業界でも、完璧なコンプライアンスを実現することは難しいことですが、完璧な状態に向かって常に変化しています。業界としてのコンプライアンスには波があり、その業界が置かれた環境の変化や、ちょっとしたきっかけによって、コンプライアンスの状況も劇的に変化することがあるものです。

たとえば建設業界であれば、2005年に建物の耐震強度構造計算書の偽装が発覚して、耐久性に問題のある建物の存在や、建築確認制度の形骸化等が社会問題となり、建築基準法の改正などの影響もあって建設着工戸数が減少し、倒産する企業が増加しました。

 ホール業界においても、昨年は法的に問題のある遊技機の存在や、遊技機の性能に関連する諸制度の形骸化が懸念される事態となり、業界全体で混乱が見られました。
 これらは全て、業界が「本来あるべき姿」に改善されてゆく過程で起きていることであって、改善が進めばいずれ安定に向かいますが、もし不完全な、又は形だけで意味の薄い改善で終わらせてしまえば、時間が経過するにつれて矛盾が表面化し、再び「本来あるべき姿」に近づくための混乱が生まれることになります。

 建設業界では昨年(2015年)に杭打ちデータの改ざんが発覚し、傾斜するおそれのあるマンション等の実態が懸念される事態となりました。問題を根本から改善しないで、見せ掛けだけの改善で終わらせても、「見せ掛け」のコストばかりが膨らんだ上、根本的な解決策を見出せなくなって消費者から信頼を失ってしまい、さらに大きな負担を重ねる結果となります。

 ホール業界はこれまで法令順守に向かって着実に成果を積み重ねて来ましたが、今はとても大きな課題の解決に取り組んでいるところであり、当然ながらその変化の影響を受けて、企業経営上の混乱が避けがたい状況となっていますが、これらの問題を積極的に解決してゆくことは、業界の発展のために意味があることであり、これを乗り切れば安定した営業を行える状況が待っているものと思います。

 ホール営業を規制している風営法は、ぱちんこ営業が社会にとって存在価値のある営業として存続してゆくうえで必要なルールを定めています。もし風営法が無くなれば、ぱちんこ業界は無秩序となって、社会からの期待を無視して利益を追求するだけの無価値な業界へと変貌し、やがて社会の支持と理解を失って存続できなくなります。

 ホール業界に所属している皆さんは、風営法の存在意義をよく理解しておかなければなりません。そして、法令や通達をよく確認し、規制の趣旨やその背景にある世論の動向にも配慮することが重要です。
法令には必ず、その法令が達成しようとする目的があります。業界の健全化や合理性の面で、法令が現実にそぐわない部分があれば、その目的を効率よく達成できるよう法令改正の提言を行うことも重要です。利益を追求するだけで、社会から納得を得るための工夫をしないような業界になってしまえば、ぱちんこ業界の存続は難しいと思います。

パチンコ営業は射幸心をそそる営業ですが、その「そそる」ということの程度が社会にとって適度で許容できる範囲であることが絶対に維持されなければなりません。
 そのための諸制度が形骸化し、規制が充分に守られないような状況となれば、法に基づいて処罰を受けたり、法規制が強化されたりすることによって、営業が困難になってしまうのもやむをえないことです。
そのようなことにならないよう今も努力が重ねられており、今後の変化に期待したいところですが、その結果がどうであれ、影響はホール営業の現場に及びます。

 皆さんには、今起きている様々の変化を前向きに捉えて、遅れを取らないようにしていただきたいです。
娯楽は人間にとって必要不可欠なものです。今年は、社会に本当の楽しみを与える娯楽産業となる道筋を模索する一年になってほしいと期待しています。
posted by 風営法担当 at 14:02 | 法務相談カルテ

2021年09月30日

10月25日から営業再開

緊急事態宣言は9月いっぱいで解除されますが、地域によりますけれど、10月以降も段階的に時短要請が続きます。

つまり、10月24日までは、引き続き要請に応じて協力すると、継続して協力金が支給される。

とはいっても、年末を前にして感染者が急増なんてことになると困りますね。

営業再開しても、コロナ対策はしっかり行うことになります。

最近はこんな感染対策設備が人気です。↓

空気除菌清浄機
https://www.careerconsult.net/jiafil/

室内をただようウィルスを除去してくれるし、消臭効果も抜群なので、クラブやバーにはちょうどよいです。

これまで休業していたお店も10月25日の再開に向けて、もう準備は済んでいますか。

私の関係先のお店では、けっこう置かれています。あ、つまり、それらのお店はすでに営業していたということですけどね。でも、対策はこうしてしっかりやりながら営業しているわけです。

このまま感染者が減少してくれればありがたいことです。
ウチの事務所もそろそろ年末に向けて飲食店の相談が増えてきています。

騒がしい年末になりますように。。。

ちなみに。わが事務所ではすでに空気除菌清浄機を使っていますし、私は次亜塩素酸水でうがいもやっていますからバッチリです。たぶん。。。
posted by 風営法担当 at 18:06 | 飲食店業界

2021年09月27日

命取りになりうるカギ

<カラオケの音聞こえているのに 県職員からの呼びかけに応じず 初の通報>
https://news.yahoo.co.jp/articles/16ac98097c2b77c8c69cb237daaa65b26ecf14aa

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沖縄県は24日、那覇市松山のスナックなど14店舗が施錠したまま営業し、外からの呼び掛けに応じなかったため、風営法の施行条例違反の疑いがあるとして、県警本部に通報した。
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以上はニュース記事の抜粋でした。

沖縄県の職員が感染対策としての休業要請か、又は休業命令を無視している店舗を対象に夜間巡回をしている中で、営業中なのに出入口に鍵をかけている店があり、職員が中に入らせてもらえないと。

特措法の休業要請を受けた店舗に対し、都道府県職員は特措法に基づく立ち入りが認められています。

特措法の立ち入りを拒否することは罰金刑となりうるのですが、相手が県職員だと店の人は怖がらないのでしょうかね。

そこで、風営法施行条例違反の疑いがあるので県警に通報したと。

歌舞伎町で機動隊の突入を受けたお店は、警察職員の立ち入りを拒んだという話だったと思いますが、これは風営法違反の問題。

県の職員は警察職員と違って風営法にもとづく立ち入りはできませんから、これを拒んでも特措法違反であるとは言え、風営法違反とはならないのです。

が。

営業中に出入口に施錠をしたら、それは「条例の違反」だということです。

通報にもとづいて警察職員がお店に急行し、内部で営業しているのに鍵がかかっていたら風営法施行条例違反です。そして、要求してもドアを開けなかったら、風営法違反事件になってしまいます。

条例違反は一般的に指示処分相当ですが、立ち入り拒否は重罪です。

風俗営業者の皆さんにとって、カギの取り扱いは重要ですよ。
posted by 風営法担当 at 16:35 | 風営法一般