2016年10月20日

変更届出における虚偽記載

<広告宣伝で営業停止>という話を耳にして、「やっとか」と感じるとともに、広告の違反処分の面倒くささをボヤっと思い浮かべました。原則指示ですから。

都内では、ライター系イベントが自粛されています。
それが広告規制違反かどうか、という点を気にするだけなら、「まだ行ける」と思えるでしょう。

しかし、「広告だけの問題ではない」という目線だったらどうでしょう。

足踏みか、一歩踏み出すか。
ホール企業のリスク対策は両極端に流れつつあります。

潮は常に変化しています。
「法令に書いてあること」だけを見ていては大失敗になりかねません。

常々、研修やセミナーで強調してきましたが、重要なのは「3つのギョウ」であります。
思い出してください。私の失敗事例をいくつも紹介しましたね。

「今までは大丈夫だった。」
これも危険です。すでに、かつて無かったことが起きているのですから。

パチンコ機の撤去問題は、来年どうなるか、につながってゆきます。
ホール企業にとって憤懣やるかたない出来事ばかりですが、それはそれとして、現実的な対応とはどういったものなのか。

収益優先も結構ですが、今度ばかりはどうも引っかかるのです。
往生際の悪さが、吉とでるか、兇とでるか。地域性と運とタイミングもかかわります。

ところで、弊社で配っている行政処分の量定表には、「変更届出内容の虚偽」という違反行為について明記していません。
量定としては、変更届け出義務違反と同じF量定なので、とりたてて明記する必要もないと思っていたのですが、ふと、気になって調べてしまいました。

第五十五条  次の各号のいずれかに該当する者は、三十万円以下の罰金に処する。
三  第九条第三項(第二十条第十項及び第三十一条の二十三において準用する場合を含む。以下この号において同じ。)又は第三十三条第二項の規定に違反して、届出書を提出せず、又は第九条第三項若しくは第三十三条第二項の届出書若しくはこれらの届出書に係る第九条第三項若しくは第三十三条第三項の添付書類であつて虚偽の記載のあるものを提出した者

私がなぜ、この規定が気になったのか。
それはご想像に任せます。

posted by 風営担当 at 00:00 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年10月19日

メルマガ「P店法務チェック」訂正のお知らせ(のぞみ総研)

毎週火曜日に配信しているP店法務チェックにつきまして。
http://thefirm.jp/P-check.html
(無料配信中)

昨日配信設定の手違いで、前週と同じ内容で配信してしまいまして、その直後にあわてて本来の内容で再送信いたしました。

前週:<届出が必要な構造設備の軽微な変更についてご存知ですか?> ×
 ↓
今週:<景品類は適切に提供していますか?> 〇


皆様にご不便をかけてしまい申し訳ありませんでした。

受信先の会社様から間違いを早急にお知らせいただいて、とてもありがたかったです。

毎週ご覧になっている方がいらっしゃるということは、とても励みになります。

今後もどうか、よろしくご利用くださいませ。



(のぞみ総研風営担当者)

posted by 風営担当 at 10:07 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年10月12日

パチンコの営業時間を制限する条例(山口県)

山口県のパチンコ営業の営業時間は風営法の規定に従って原則午前6時から深夜0時まで可能です。

それを今後は午前9時から午後11時までに制限する条例の改正案について、パブリックコメントが募集されています。

http://www.police.pref.yamaguchi.jp/kurashi/page_b001_000078.html

改正の理由として、深夜の強盗事犯の発生傾向や風俗環境への影響等へ配慮したとのことです。

パチンコ店の営業時間を規制していない条例は他の若干の県でも散見されます。

このとおり山口県では営業時間が制限されることになるでしょうが、もとより実際には9時から23時までの営業が主流だったそうで、営業への影響は少ないのだと思います。

posted by 風営担当 at 11:50 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年09月29日

風営法テキスト差し上げます

正式には「ホール営業のための風営法関係資料集」というタイトルです。

2011年頃に制作し、その後は法改正のほか通達や業界ルールの追加に合わせて改訂を重ねてきました。

法令通達を確認することは重要だと、行政講話の中でかねてより指摘されてきました。

行政職員による指導や処分はすべて法令通達を根拠にしているわけです。

英語で話すときに英語の辞書が必要なように、法令について意思疎通するためには法令通達の確認が必要なのです。

そのために必要な情報を集めたものが、冒頭のテキストでありまして、弊社が過去実施してきた風営法セミナーでは参加者の皆様に配布することがよくありました。

そして今年は風営法改正がありまして、テキストの内容も改正に合わせて改訂しました。

弊社サイト「ホールの法務」の中の「お役立ちデータ」のコーナーでテキストの東京版をPDFでダウンロードできるように設定しましたが、こちらは会員向けなのでアクセス制限がかかっております。

「お役立ちデータ」のコーナー
http://nozomi-soken.jp/benri.html

とは言え、過去に弊社セミナーにご参加くださって「ホール営業のための風営法関係資料集」をお持ち帰りくださった方々には、なるべく最新版をお持ちいただきたいと考えております。

そこで、過去に弊社セミナーにご参加された企業さまには、「ホール営業のための風営法関係資料集」のPDFファイルをメール添付で差し上げますので、弊社担当者までメールでご要望ください。

メールアドレスは hino@thefirm.jp.gif  となります。(アドレスはコピペできません)

企業名
ご担当者の部署、お名前、お電話番号、メールアドレス

をお知らせください。

東京版ならすぐ準備できますし、大阪、兵庫、福岡、愛知、茨城、群馬、栃木、神奈川に対応したものも用意できますが、それ以外の都道府県に対応したテキストについては、しばらくお時間をいただきたいです。

こういったものは、現場に一冊は備えておいていただきたいです。

これは解説書ではなく関係法令や通達などを集めた資料集ですから、お間違えのないよう。

A4両面印刷でお願いします。およそ100ページ弱です。

posted by 風営担当 at 18:52 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年09月22日

アカバネデンキについて思う

NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」で出てくる家電メーカーの話。

ドラマでは、古田新太さん演じるアカバネデンキの社長さんに、いろいろ言わせていました。

「1円でも安く商品を消費者の元へ届ける」
がアカバネデンキのモットーだそうで。

性能に問題があろうとも、消費者が求める安い製品を作って何が悪いのだ。
などと主張してたりします。

もちろんドラマですから、こういうセリフが一般視聴者の反感を買うことが想定されています。

消費者が求めるものなら、たとえ不良品でも、違法品でも、売れるから作る。
工業規格に適合しているように誤魔化す。
それが悪いというなら、それを買う消費者も悪いのだ。
だって、消費者は安いのを承知で買ったのだから、それで利益を得たのだろう。


まさか、こういう経営姿勢の企業が株式上場されているなんてことはありえないと思うのですが、もし仮にこういう企業があったとしたら、それを社会は排除するのか、受け入れるのか。

もし、その製造業に関る監督官庁があるならば、どうあるべきかをはっきりさせるのがスジでしょう。

「はっきりさせる」とは、ケジメをつけさせる。
つまり何らかの不利益を受けさせるということで、もし法的な処罰の権限があるなら、適正に執行されなければならない。

商品テストを実施するうえで、暮らしの手帖社が配慮していたこと。
たくさんあったでしょうが、特定の企業と関係を持たないこと。これはドラマでも出てきました。

さらに重要なことは、

不良品を作る企業が商品テストの結果として倒産しようとも、一切考慮しない。
その代わり、まともな企業にとっては成功のチャンスが与えられます。


公正な立場というものは、形骸化してはならないのです。
外面的な風景がルールに違反していないか、ではなくて、実体と結果がどうであったか、が検証されなくてはならない。

製品の性能を試験する制度があるのに、ウソをついたら処罰する法制度もあるのに、まともな製品が流通していなかった。ならば、メーカーはもちろん、制度に関った人々も責任を問われるべきだ。

少なくとも、原因を解明して、問題点を無くさなければならない。

そういう意見もあるのですが、これは少数派なのかな。
皆さんはどう思われるでしょう。

広い意味のコンプライアンスの問題として考えてみました。




posted by 風営担当 at 10:43 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年09月08日

新入社員の切なる訴えの黙殺 について思う

「ある新入社員は三菱自動車の燃費データの測定方法が法令と異なることを指摘した。不正の舞台となった性能実験部の新人研修の課題だったが、性能実験部の幹部ら20人は事実上黙殺した。その後、改善策がとられなかったばかりか、特別調査委のヒアリングに対し、幹部らは「記憶にない」と口をそろえている。」

三菱自動車の燃費不正問題に関するニュース記事の一部です。

産経ニュース
http://www.sankei.com/premium/news/160820/prm1608200028-n1.html

法的な問題が取り上げられると、結果としてこうなったりするわけです。
業界人たるもの、業界の問題点は常に意識されていますよね、たぶん。

全てを今すぐ完璧にすることはできませんが、業界は徐々に、部分的に、「完璧」に向かって近づいてゆく。
その過程を肌身で感じながら働くのがプロの責任感というものでしょう。

新入社員にとっての「風景」と、古参業界人にとっての「風景」はぜんぜん違う。
ということを念頭に置かないで、いつまでも現状を維持したり、安易に研修をするのは危険だと思っています。

己が抱えた常識のみを信じて組織にのぞむ人たち。
古参の方々の経験を後代に生かすなら、時代の変化を読んだうえでなされたらよろしい。

時代が変化しても変わらないものが何なのか。
その考えは若い世代を説得できるほどの根拠や材料や魅力をともなっているのか。

私自身も含めて、「常識」を信じる自分自身が危険なのです。
「常識に説明はいらない」からです。いや、「常識は説明できない。」といった方がよいでしょう。

常識の土台が、実は幻想かもしれないし、実は岩盤かもしれません。
価値観が多様化しているこの時代においては、常識を常に問い直す努力が必要です。

自分自身に問い直していない人が、その職場内での優越した地位を利用して、大勢の人に「わかった風な顔」をさせたとしても、自己満足で終わってしまったりする。

それでよいという人もいるかもしれませんが、私は嫌です。
でも、これは私自身にとっても困難な課題です。私自身が自己に陶酔しているかもしれません。

私はどのようにして問い直してゆくべきなのか。
それはまたいずれ。。。





posted by 風営担当 at 10:57 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年08月29日

「台無し」で店が台無しになりませんよう

撤去対象機がすべて回収されるまでは保証書を出さないでいいですよ、と。
回収責任があるとされるメーカーにとって、これは許可なのか命令なのか。

ホールとしては、撤去はするとして、代わりの台が確保できなければ、その台の撤去箇所は「台無し」状態になってしまいます。

「台無し」という言葉は一般では、「物事がすっかりだめになること。」という意味で使われますが、ホール営業の島の「台無し」の場合には、ベニヤ板などを張ってふさぐ措置をとったりします。

ちなみに「ベニヤ」とは合板の意味ですが、元は英語の「veneer」だそうで、英語なら化粧張りとか薄板という意味だとか。
要するに、構造を支える板ではなく、表面的な見せかけの板ということでしょう。

「台無し」になった箇所については、そこにあった遊技機が撤去又は移動されたということなので、風営法としては一月以内に変更の届出をしてください。原則はそうなっていますが、実際は入れ替え手続に含めてしまっています。

遊技機の撤去については手続をするわけですが、島設備に板を張ったという構造設備の変更について届出はいらないのか。

実務上の常識としては「いらない」と言いたいので、業界誌の原稿でもそう書きましたが、変更手続きに関する風営法の条文があいまいなので、どうとでも言える、という怖さがあります。

これについて語ると長くなるのでやめますが、それより気になる問題は「客室の範囲」です。

「台無し」が発生した結果として客室の範囲に変化が生じるのであれば、あらかじめ公安委員会の承認を受けてください。ということになっています。

つまり、「台無し」によって、ある空間がパチンコ遊技のために使用されない空間になってしまうなら、それは客室変更に該当する恐れがあります。

たとえば、端っこの列の島一列全部から遊技機がなくなった場合には、その撤去(又は移動)によって、その島が構成する客室空間の用途が「客室ではなくなってしまう」ということがありえます。

新台が確保できないから急きょ一列が「台無し」になってしまいました。
その瞬間に客室床面積が変わるような構造設備の変更が生じました。

となると、無承認変更になってしまいます。
私は何を言いたいのか。

「台無し」が生じる前に、構造設備の手続が必要であるかもしれないことを、あらかじめ検討し覚悟しておいたください。ということです。
「台無し」部分の配置には、営業が台無しになるリスクをはらんでいますので。

posted by 風営担当 at 09:55 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年08月17日

公正取引委員会について思う

たまたま公正取引委員会に関する手続を行っていて思ったのですが、いつ見ても、根本的に雰囲気が違うなと。

事前にメールで書面のやりとりができるし、事業者側の都合にそこそこ配慮してくれる。
対応はとてもわからかく、威圧的な雰囲気は一切無し。
手続で訪問した際には、帰り際にエレベーターまで見送りに来てくださる。

そこまでお気遣い無用ですよ、と、つい言いたくなってしまうほどです。
自由で公正な企業活動を重んじる行政機関としての意識というものがあるのでしょう。

普段、風営関係の仕事ばかりしていると、ついこの程度のことで感激してしまうのですね。

以下消失。

posted by 風営担当 at 23:49 | コンプライアンス総合

2016年08月06日

無店舗型遊技場営業!?

改正後の風営法では4号が麻雀、パチンコ店など、5号がゲームセンターとなります。

クレーン式ゲーム機で800円以上の賞品を遊技結果に応じて提供するのは5号営業にあたりますが、本来、遊技結果に応じて賞品を提供する営業は4号営業です。

前回のグレーゾーン解消制度の回答では、ネット経由で遊技機を操作させる営業は「店舗内において客に遊技をさせることが想定されない」という理由で風営法の規制を受けないことが明らかになりました。

ならば、ネット経由でパチンコ遊技をさせ、その遊技結果に応じて賞品を提供したとしたらどうなるのか。

当然ながら風営法の規制は受けないので、10万円相当の賞品を提供しようが、深夜に営業しようが、18歳未満の者に遊技をさせようが、風営法には関係ないということです。

しかし、風営法には関係しなくとも、他の法令には関係する可能性があります。重要なのは賭博罪です。

さて、賭博罪にならない範囲で営業するのは、どの部分に注意したらよいのか。
最近はこの手の問題が増えていますが、なかなか難しいところです。

この分野は今後どうなってゆくのでしょう。
ネット経由なら、子供でも深夜でも高額賞品がゲットできるサービスを、誰でも行えるということでよいのか?

性風俗営業では「無店舗型」という営業が届出制になっています。
店舗を構えない遊技場営業ならば「無店舗型遊技場営業」とも言えそうです。

将来、風営法で規制が盛り込まれる可能性はあるのでしょうか。
無店舗型性風俗特殊営業が規制を受けているので、ありえないことではないと思いますが、いかがでしょう。


posted by 風営担当 at 08:00 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年08月03日

風営法のグレーゾーンが一つ解消された

経済産業省のニュースリリース一覧より
http://www.meti.go.jp/press/2016/07/20160729005/20160729005.pdf

オンラインクレーンゲームのサービス提供に係る風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の取扱いが明確になりました〜産業競争力強化法の「グレーゾーン解消制度」の活用〜

・・・・・・・・・・・・・・・

産業競争力強化法では「グレーゾーン解消制度」があります。
事業に対する規制の適用の有無を政府に照会して回答をもらえるという、とてもありがたい制度です。

そして、風営法のグレーゾーンに関して、どなたかが照会して、それについて経済産業省(実際は警察庁の判断でしょう)からの回答が公表されました。

照会された内容をざっくり表現すると次のとおり。

インターネットを通じてクレーンゲームを操作する「オンラインクレーンゲーム」という営業方法があります。

クレーンゲーム機はどこかの店舗か倉庫などに設置されていて、その稼働状況は映像でインターネットを通じてユーザーの端末に中継され、それを見ながらユーザーが端末を操作してネット経由で、遠隔地にあるクレーンゲームを動かすという方法です。

一例をあげると、こちらのリンク先のような営業です。
http://www.toreba.net/play

遊技結果に応じて800円以下の賞品を提供する分にはゲームセンター営業の範囲内ですが、ネットを経由してゲーム機を操作している場合に風俗営業許可が必要な「ゲームセンター等」にあたるのかどうか。

もし許可が必要ならば、営業時間ほかの各種規制を受けることになります。

そして回答は、

「店舗内において客に遊技をさせることが想定されないことから、風営法第 2 条第 1 項第 5 号に規定する営業に該当せず、同法の規定による規制を受けない」

ということでした。

風俗営業5号の営業であるためには「店舗内において客に遊技をさせること」が要件となるという判断です。

私もそのように考えておりました。
つまり、オンラインで遊技機を操作させる営業は、客がその店舗内で遊技しているわけではないので風営法の規制を受けません。

ならば、ネット経由でパチンコ機やスロット機の遊技をさせても、風営法の規制は受けないということでしょうか。

続きは次回にて・・・



posted by 風営担当 at 14:07 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場