2016年11月01日

介護職で在留資格がとれることに

介護の仕事を目的とした外国人の在留を認める法改正案が可決されそうです。
高齢化社会に対応し、介護分野でのサービスの向上と人手不足解消を目指したものです。

法案はこちら(法務省)
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri05_00011.html

弊社では企業の在留法務の包括支援も行っているため、外国人雇用についてはホール業界周辺の方々からもよく問い合わせを受けております。

ホールでの外国人材の活用は今のところ定住者に限られており、今後もこの状況は基本的に変わらないでしょうが、介護分野の開放を皮切りとして変化が見込めるのかどうか。ホール営業はかなり難しいとは思いますが、全般的に、徐々に、外国人の活用が増えてゆくとは思います。

介護職での在留には介護福祉士の資格が必要なので、介護職を目指す留学生が増加していました。
介護職を目的とする技能実習制度も拡充され、外国人技能実習機構とかいう機関が設立されます。

法案はこちら(厚労省)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/189.html

外国人技能実習機構は技能実習生を受け入れる企業を監理する機関。
「監理」は「管理」よりも厳格にチェックすることを意味します。

介護職の外国人を受け入れる企業の在留管理は簡単なことではありません。
いろいろな問題が発生することでしょうが、こちらも総合的に支援してゆくつもりです。

のぞみ合同事務所
外国人の雇用・在留手続・国籍帰化
http://thefirm.jp/visa.html


posted by 風営担当 at 10:48 | コンプライアンス総合

2016年10月25日

違反処分の噂について思う(後半)

警察庁の方からメッセージ(H28.10.12)として語られた内容が伝えられてきています。

気になる部分のみ抜粋します。

「これから述べる内容は本年6月の行政講話でお伝えしたことですが、極めて重要なことである・・・」

「・・・一部の営業者が入替に躊躇している状況があることも把握しています・・・」

「警察としては、現在、業界をあげた撤去の進捗状況等を注視しているところであり、その状況等に応じて必要があれば所要の措置を講じることとなります。・・・」

抜粋おわり


第一次と第二次でさえ、「ほぼ撤去」の状態です。
本番である第三次の撤去が「ほぼ」となることを避けられない以上、「所要の措置」が講じられます。

それが「撤去済みホールだけの問題」だとは思わない方がよいです。
立ち入る以上は総合的にチェックされます。それは「過去」にも関係するかもしれません。

兆しはすでに表れています。
ですので、「いま噂になっている違反事例」だけに注目しても、あまり意味がありません。

弱点は各店舗によって異なるのに、遠くの見たこともない店舗で起きた事例(しかも噂)だけを教訓になさいますか。

今重要なことは、遊技機の性能変更であり、賞品規制問題であり、それらを背景とした広告宣伝等であって、変更届出義務違反などはオマケ程度の問題です。

そのオマケの背景に別の何かが潜んでいたらエライことになります。
これについては、ここではこれ以上説明しにくいです。

とりあえず、本震が徐々に近づいていると感じます。



posted by 風営担当 at 11:46 | コンプライアンス総合

違反処分の噂について思う(前半)

最近、立ち入りが増えているからでしょうが、「違反処分を受けたホールがいるからウチも危ないのでないか」という話が多数舞い込んでおります。

ハンドル固定、構造設備の変更、その他の変更の無届け、等がキーワードですが、広告規制違反以外での違反事例には、新鮮さが感じられるためか、注目されやすいようです。

でもですね、それらの噂が「法的にありえないストーリー」になっていることが多いです。
皆さん、風営法はわかっているおつもりでしょうが、ありえないストーリーを信じて右往左往するのは、やはり<問題あり>だと思います。

「三つのギョウ」は重要です。

つまり、法令を使う人たちの立場や状況をふまえて、その人たちの心情を想像して対応することが、特に現場の責任者にとっては重要なのですが、

「たしかにこう言われた」

というだけで、それのみを信じて、疑いを持たないで、情報を次々に伝達してゆくから、ときに奇妙な物語へと変換されてゆきます。

その伝達に関わった人たちは、いちいち法令を確認していないし、その噂の背景を想像できるところまでには理解が至っていないということでしょうが、確かに難しい課題ではあります。

私がセミナーでチョコっと話したことが、巡り巡って正反対の解釈になって私の耳に戻ってきたことはよくあります。つまり、私のセミナーも1回や2回聞いてもらったくらいでは、私の意図は伝わらないし、誤解もされるということです。

風営法だけでなく、行政側の状況や世論などもふまえた総合的な理解が必要ですが、それは容易なことではありません。

まさか、「3時間程度の風営法研修で大丈夫だ。」なんて思ってはいませんよね。




posted by 風営担当 at 11:17 | コンプライアンス総合

2016年10月20日

変更届出における虚偽記載

<広告宣伝で営業停止>という話を耳にして、「やっとか」と感じるとともに、広告の違反処分の面倒くささをボヤっと思い浮かべました。原則指示ですから。

都内では、ライター系イベントが自粛されています。
それが広告規制違反かどうか、という点を気にするだけなら、「まだ行ける」と思えるでしょう。

しかし、「広告だけの問題ではない」という目線だったらどうでしょう。

足踏みか、一歩踏み出すか。
ホール企業のリスク対策は両極端に流れつつあります。

潮は常に変化しています。
「法令に書いてあること」だけを見ていては大失敗になりかねません。

常々、研修やセミナーで強調してきましたが、重要なのは「3つのギョウ」であります。
思い出してください。私の失敗事例をいくつも紹介しましたね。

「今までは大丈夫だった。」
これも危険です。すでに、かつて無かったことが起きているのですから。

パチンコ機の撤去問題は、来年どうなるか、につながってゆきます。
ホール企業にとって憤懣やるかたない出来事ばかりですが、それはそれとして、現実的な対応とはどういったものなのか。

収益優先も結構ですが、今度ばかりはどうも引っかかるのです。
往生際の悪さが、吉とでるか、兇とでるか。地域性と運とタイミングもかかわります。

ところで、弊社で配っている行政処分の量定表には、「変更届出内容の虚偽」という違反行為について明記していません。
量定としては、変更届け出義務違反と同じF量定なので、とりたてて明記する必要もないと思っていたのですが、ふと、気になって調べてしまいました。

第五十五条  次の各号のいずれかに該当する者は、三十万円以下の罰金に処する。
三  第九条第三項(第二十条第十項及び第三十一条の二十三において準用する場合を含む。以下この号において同じ。)又は第三十三条第二項の規定に違反して、届出書を提出せず、又は第九条第三項若しくは第三十三条第二項の届出書若しくはこれらの届出書に係る第九条第三項若しくは第三十三条第三項の添付書類であつて虚偽の記載のあるものを提出した者

私がなぜ、この規定が気になったのか。
それはご想像に任せます。

posted by 風営担当 at 00:00 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年10月19日

メルマガ「P店法務チェック」訂正のお知らせ(のぞみ総研)

毎週火曜日に配信しているP店法務チェックにつきまして。
http://thefirm.jp/P-check.html
(無料配信中)

昨日配信設定の手違いで、前週と同じ内容で配信してしまいまして、その直後にあわてて本来の内容で再送信いたしました。

前週:<届出が必要な構造設備の軽微な変更についてご存知ですか?> ×
 ↓
今週:<景品類は適切に提供していますか?> 〇


皆様にご不便をかけてしまい申し訳ありませんでした。

受信先の会社様から間違いを早急にお知らせいただいて、とてもありがたかったです。

毎週ご覧になっている方がいらっしゃるということは、とても励みになります。

今後もどうか、よろしくご利用くださいませ。



(のぞみ総研風営担当者)

posted by 風営担当 at 10:07 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年10月12日

パチンコの営業時間を制限する条例(山口県)

山口県のパチンコ営業の営業時間は風営法の規定に従って原則午前6時から深夜0時まで可能です。

それを今後は午前9時から午後11時までに制限する条例の改正案について、パブリックコメントが募集されています。

http://www.police.pref.yamaguchi.jp/kurashi/page_b001_000078.html

改正の理由として、深夜の強盗事犯の発生傾向や風俗環境への影響等へ配慮したとのことです。

パチンコ店の営業時間を規制していない条例は他の若干の県でも散見されます。

このとおり山口県では営業時間が制限されることになるでしょうが、もとより実際には9時から23時までの営業が主流だったそうで、営業への影響は少ないのだと思います。

posted by 風営担当 at 11:50 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年09月29日

風営法テキスト差し上げます

正式には「ホール営業のための風営法関係資料集」というタイトルです。

2011年頃に制作し、その後は法改正のほか通達や業界ルールの追加に合わせて改訂を重ねてきました。

法令通達を確認することは重要だと、行政講話の中でかねてより指摘されてきました。

行政職員による指導や処分はすべて法令通達を根拠にしているわけです。

英語で話すときに英語の辞書が必要なように、法令について意思疎通するためには法令通達の確認が必要なのです。

そのために必要な情報を集めたものが、冒頭のテキストでありまして、弊社が過去実施してきた風営法セミナーでは参加者の皆様に配布することがよくありました。

そして今年は風営法改正がありまして、テキストの内容も改正に合わせて改訂しました。

弊社サイト「ホールの法務」の中の「お役立ちデータ」のコーナーでテキストの東京版をPDFでダウンロードできるように設定しましたが、こちらは会員向けなのでアクセス制限がかかっております。

「お役立ちデータ」のコーナー
http://nozomi-soken.jp/benri.html

とは言え、過去に弊社セミナーにご参加くださって「ホール営業のための風営法関係資料集」をお持ち帰りくださった方々には、なるべく最新版をお持ちいただきたいと考えております。

そこで、過去に弊社セミナーにご参加された企業さまには、「ホール営業のための風営法関係資料集」のPDFファイルをメール添付で差し上げますので、弊社担当者までメールでご要望ください。

メールアドレスは hino@thefirm.jp.gif  となります。(アドレスはコピペできません)

企業名
ご担当者の部署、お名前、お電話番号、メールアドレス

をお知らせください。

東京版ならすぐ準備できますし、大阪、兵庫、福岡、愛知、茨城、群馬、栃木、神奈川に対応したものも用意できますが、それ以外の都道府県に対応したテキストについては、しばらくお時間をいただきたいです。

こういったものは、現場に一冊は備えておいていただきたいです。

これは解説書ではなく関係法令や通達などを集めた資料集ですから、お間違えのないよう。

A4両面印刷でお願いします。およそ100ページ弱です。

posted by 風営担当 at 18:52 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年09月22日

アカバネデンキについて思う

NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」で出てくる家電メーカーの話。

ドラマでは、古田新太さん演じるアカバネデンキの社長さんに、いろいろ言わせていました。

「1円でも安く商品を消費者の元へ届ける」
がアカバネデンキのモットーだそうで。

性能に問題があろうとも、消費者が求める安い製品を作って何が悪いのだ。
などと主張してたりします。

もちろんドラマですから、こういうセリフが一般視聴者の反感を買うことが想定されています。

消費者が求めるものなら、たとえ不良品でも、違法品でも、売れるから作る。
工業規格に適合しているように誤魔化す。
それが悪いというなら、それを買う消費者も悪いのだ。
だって、消費者は安いのを承知で買ったのだから、それで利益を得たのだろう。


まさか、こういう経営姿勢の企業が株式上場されているなんてことはありえないと思うのですが、もし仮にこういう企業があったとしたら、それを社会は排除するのか、受け入れるのか。

もし、その製造業に関る監督官庁があるならば、どうあるべきかをはっきりさせるのがスジでしょう。

「はっきりさせる」とは、ケジメをつけさせる。
つまり何らかの不利益を受けさせるということで、もし法的な処罰の権限があるなら、適正に執行されなければならない。

商品テストを実施するうえで、暮らしの手帖社が配慮していたこと。
たくさんあったでしょうが、特定の企業と関係を持たないこと。これはドラマでも出てきました。

さらに重要なことは、

不良品を作る企業が商品テストの結果として倒産しようとも、一切考慮しない。
その代わり、まともな企業にとっては成功のチャンスが与えられます。


公正な立場というものは、形骸化してはならないのです。
外面的な風景がルールに違反していないか、ではなくて、実体と結果がどうであったか、が検証されなくてはならない。

製品の性能を試験する制度があるのに、ウソをついたら処罰する法制度もあるのに、まともな製品が流通していなかった。ならば、メーカーはもちろん、制度に関った人々も責任を問われるべきだ。

少なくとも、原因を解明して、問題点を無くさなければならない。

そういう意見もあるのですが、これは少数派なのかな。
皆さんはどう思われるでしょう。

広い意味のコンプライアンスの問題として考えてみました。




posted by 風営担当 at 10:43 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年09月08日

新入社員の切なる訴えの黙殺 について思う

「ある新入社員は三菱自動車の燃費データの測定方法が法令と異なることを指摘した。不正の舞台となった性能実験部の新人研修の課題だったが、性能実験部の幹部ら20人は事実上黙殺した。その後、改善策がとられなかったばかりか、特別調査委のヒアリングに対し、幹部らは「記憶にない」と口をそろえている。」

三菱自動車の燃費不正問題に関するニュース記事の一部です。

産経ニュース
http://www.sankei.com/premium/news/160820/prm1608200028-n1.html

法的な問題が取り上げられると、結果としてこうなったりするわけです。
業界人たるもの、業界の問題点は常に意識されていますよね、たぶん。

全てを今すぐ完璧にすることはできませんが、業界は徐々に、部分的に、「完璧」に向かって近づいてゆく。
その過程を肌身で感じながら働くのがプロの責任感というものでしょう。

新入社員にとっての「風景」と、古参業界人にとっての「風景」はぜんぜん違う。
ということを念頭に置かないで、いつまでも現状を維持したり、安易に研修をするのは危険だと思っています。

己が抱えた常識のみを信じて組織にのぞむ人たち。
古参の方々の経験を後代に生かすなら、時代の変化を読んだうえでなされたらよろしい。

時代が変化しても変わらないものが何なのか。
その考えは若い世代を説得できるほどの根拠や材料や魅力をともなっているのか。

私自身も含めて、「常識」を信じる自分自身が危険なのです。
「常識に説明はいらない」からです。いや、「常識は説明できない。」といった方がよいでしょう。

常識の土台が、実は幻想かもしれないし、実は岩盤かもしれません。
価値観が多様化しているこの時代においては、常識を常に問い直す努力が必要です。

自分自身に問い直していない人が、その職場内での優越した地位を利用して、大勢の人に「わかった風な顔」をさせたとしても、自己満足で終わってしまったりする。

それでよいという人もいるかもしれませんが、私は嫌です。
でも、これは私自身にとっても困難な課題です。私自身が自己に陶酔しているかもしれません。

私はどのようにして問い直してゆくべきなのか。
それはまたいずれ。。。





posted by 風営担当 at 10:57 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場

2016年08月29日

「台無し」で店が台無しになりませんよう

撤去対象機がすべて回収されるまでは保証書を出さないでいいですよ、と。
回収責任があるとされるメーカーにとって、これは許可なのか命令なのか。

ホールとしては、撤去はするとして、代わりの台が確保できなければ、その台の撤去箇所は「台無し」状態になってしまいます。

「台無し」という言葉は一般では、「物事がすっかりだめになること。」という意味で使われますが、ホール営業の島の「台無し」の場合には、ベニヤ板などを張ってふさぐ措置をとったりします。

ちなみに「ベニヤ」とは合板の意味ですが、元は英語の「veneer」だそうで、英語なら化粧張りとか薄板という意味だとか。
要するに、構造を支える板ではなく、表面的な見せかけの板ということでしょう。

「台無し」になった箇所については、そこにあった遊技機が撤去又は移動されたということなので、風営法としては一月以内に変更の届出をしてください。原則はそうなっていますが、実際は入れ替え手続に含めてしまっています。

遊技機の撤去については手続をするわけですが、島設備に板を張ったという構造設備の変更について届出はいらないのか。

実務上の常識としては「いらない」と言いたいので、業界誌の原稿でもそう書きましたが、変更手続きに関する風営法の条文があいまいなので、どうとでも言える、という怖さがあります。

これについて語ると長くなるのでやめますが、それより気になる問題は「客室の範囲」です。

「台無し」が発生した結果として客室の範囲に変化が生じるのであれば、あらかじめ公安委員会の承認を受けてください。ということになっています。

つまり、「台無し」によって、ある空間がパチンコ遊技のために使用されない空間になってしまうなら、それは客室変更に該当する恐れがあります。

たとえば、端っこの列の島一列全部から遊技機がなくなった場合には、その撤去(又は移動)によって、その島が構成する客室空間の用途が「客室ではなくなってしまう」ということがありえます。

新台が確保できないから急きょ一列が「台無し」になってしまいました。
その瞬間に客室床面積が変わるような構造設備の変更が生じました。

となると、無承認変更になってしまいます。
私は何を言いたいのか。

「台無し」が生じる前に、構造設備の手続が必要であるかもしれないことを、あらかじめ検討し覚悟しておいたください。ということです。
「台無し」部分の配置には、営業が台無しになるリスクをはらんでいますので。

posted by 風営担当 at 09:55 | パチンコ・ゲームセンター・遊技場